2017年5月19日金曜日

【2017】新型ミライース vs アルト 徹底比較まとめ【どっちが買い?】

つい先日、ダイハツ新型ミライースが初めてのフルモデルチェンジを行いました。ミライースのテコ入れ情報は出ては消えの繰り返しで、実際にモデルチェンジするかは直前まで疑わしいと感じてたのは内緒。

このミライースのライバル車種は、言うまでもなくスズキ・アルト。1980年前後に発売されてから、両者はずっとライバル関係を維持してる。というか、軽自動車という存在を確立したのが両者。ちなみに歴代アルトとミラの新車販売台数比較(ドル漫)も気になる方は参照。

新型ミライース アルト 車体 写真比較
そこで今回は発売されたばかりのダイハツ新型ミライースとスズキ・アルトを徹底比較してみました。果たしてどっちの軽自動車がお買い得なのか。もしミライースとアルトの購入に悩んでいる方は、この比較記事を参考に使ってください。

ちなみに長文注意。


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見た目やエクステリアの違いを比較


まずは内外装を比較したいと思います。アルトもミラも軽自動車の中でも一番小さく and 価格が安い部類に入るものの、あまりに安っぽいクルマは購入したくありません。

上:ミライース 下:アルト
まず改めて冒頭に貼った画像を比較しておくと、ミライースもアルトもデザインが割りと両極端。

つい先日のフルモデルチェンジ情報でも触れましたが、新型ミライースはトヨタ・アクアとパッソを取り込んだような無難デザイン。逆にアルトのデザインは良くも悪くも個性的。アルトのプラスチック感を遊び心と捉えるか、質感の低さと捉えるかによって評価が変わりそう。

新型ミライース アルト サイド画像 比較
上:ミライース 下:アルト
そこで更にサイドから新型ミライースとアルトを比較すると、全体的なフォルムこそあまり違いは見えませんが細かい違いが見て取れます。

例えばヘッドライト。新型ミライースはサイドまで流れているのに対して、アルトは前方のみ。昔ながらのクルマを思い出させます。他にも全高は数cmほどアルトが低いものの、ホイールベースはアルトが新型ミライースより長かったりします。

特に「質感」という点で決定的な違いが出る部分はドアノブ。新型ミライースは上下から掴める形状なのに対して、アルトは昔ながらの下からのみ。ちなみに今回のモデルチェンジからではなく、先代ミライースの最初からドアノブはこの形状。

アルトは角ばった箱型感のデザインをアピールしたかったのかも知れませんが、それでも「さすがに今時これはないよなぁ…」という感想は否めません。逆にアルトはヘッドライト周辺をオプションで加飾できたりするものの、そういう試みとは相反するようなギャップ感があります。

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内装の質感はミライースもアルトも変わらないが…


続いて内装やインパネ周りの質感を比較したいと思います。見た目では新型ミライースに軍配を上げたわけですが、これは内装の比較でも同じなのか。

新型ミライース アルト 内装写真 比較
上:ミライース 下:アルトターボRS
結論から書くと、質感という点では内装はミライースもアルトもそこまで変わらないような印象を受けます。下はアルトターボRSの内装画像を使ってるので少し赤色など加飾部分もチート感もありますが、基本的な部分ではノーマルアルトと大きな違いはありません。

先代ミライースのステアリングは細くて非力感があったものの、今回のモデルチェンジでステアリング径を太くしたり、グリップ部分に革シボ素材を採用するなど軽自動車感が薄まりました。

他にも自発光式デジタルメーターは先代ミライースから継承されてるものの、新型ミライースではデジタル部分に白色LEDに変更したり、発光部分を増やすなど質感がアップした印象を与えます。

それでもアルトもミライースも同じ割安な価格帯だけあってか、どっちかがどっちかを質感で大きく凌駕することはないと思います。強いて言えば、ミライースの方が落ち着いてて、アルトの方がポップ。

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収納性の高さはミライースもアルトも互角?


ただ内装の比較で強いて言えば、アルトとミライースの収納性に違いが見て取れます。

例えば、新型ミライースのダッシュボード周りだとスマホをポンと置ける「アッパートレイ」がありますが、アルトのダッシュボードのタイプではやや難しい。パッと目の前にスマホを置いておけるのは、今の時代重要か。ちなみにアルトラパンだとミライースのようなダッシュボードをしてるので可能です。

またドリンクホルダーの位置も異なります。

上:ミライース 下:アルトターボRS
比較画像からも分かるように、新型ミライースのドリンクホルダーはエアコンの吹き出し口前に設置されてますが一方、アルトはブレーキレバーの前にドリンクホルダーが2個設置されてる。位置的に飲み物が取り出しづらくないか?と思ったりするものの、アルトのドリンクホルダーは500ml紙パックドリンクも置くことも可能なぐらいデカい。

ドアの内側パネルに収納スペース(ドアポケット)が確保されているものの、新型ミライースもアルトも小さめでドリンクホルダーはなし。ただアルトはブレーキレバーの背後に後席同乗者向けのドリンクホルダーも2個設置される。逆に、新型ミライースは後席ドアポケットにドリンクホルダーが内蔵されてる。

だから収納性や実用性に関しては甲乙付けがたく、新型ミライースには新型ミライースの良さがあり、アルトにはアルトの良さがあるという無難な結論に至ります。

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室内の広さはミライースが有利?


続いては室内空間の広さを比較したいと思います。

結論から書くと、室内空間は新型ミライースが広いと思います。何故ならサイド比較画像を改めて確認するとアルトの全高が低い。特に運転席部分が顕著。それだけ新型ミライースは運転席の天井部分が高い。そのためドライバーの圧迫感という点ではアルトよりも少ないと考えられます。

またバックドアの形状もアルトは独特すぎる。デザインを重視しすぎた結果か、バックドアは「カックン」と角度が付いてる。やはりその分だけ荷室スペースでも新型ミライースに軍配が上がるはずです。

ただ荷室開口部はアルトの方が広いので、積載性はミライースより有利か。 また後席シートの足元空間もミライースよりも、アルトの方が若干程度余裕があります。シートの厚みは薄いものの、座り心地もアルトの方がおすすめ。

アルト 荷室床下アンダーラゲッジ
またアルトの荷室には床下ラゲッジアンダーボックスが用意されてる。あくまでちょっとした小物を収納できるレベルのようですが、トータルの荷室や室内の広さや使い勝手ではアルトもミライースも大差ないと思われます。


走りの比較ではどっち?


続いて走りの比較。新型ミライースもアルトも走りを重視するような軽自動車とは思えませんが、果たしてどっちが上回るのか。

結論から書くと、新型ミライースもアルトもそこまで走りでは大差ないと思います。

ミライースは先日のフルモデルチェンジでムーヴ譲りの「Dモノコック」を採用。サイドアウターパネルにハイテン材を採用して軽量化+剛性アップを図られた。でもアルトも2014年のモデルチェンジで、高剛性プラットフォーム「ハーテクト」を既に採用済み。

またアルトのエンジンスペックは最高出力が52PS/6500rpm、最大トルクが6.4kgm/4000rpm。一方、新型ミライースのエンジンスペックは最高出力が49PS/6800rpm、最大トルクが5.8kgm/5200rpm。

あくまで2WDグレード同士の比較に限ると、アルトの車重は610~650kg。一方、新型ミライースの車重は650~670kg。スペック上は今でもアルトが若干程度ではありますが、今でも新型ミライースを上回ってることが分かります。

とはいえプラットフォームは数字ではなかなか現れない部分。またダイハツさん曰く、今回のテコ入れで燃費よりも走りや乗り味の質感に割り振ったとのこと。例えば変速制御を見直すことでアクセル開度に伴う加速感を高めた点など、今回のテコ入れでアルトの走りに肉薄しているのではないか。

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燃費性能はやはりアルトが有利か?


続いては燃費性能や維持費を比較したいと思います。新型ミライースは燃料タンクに樹脂パーツを採用するなどして、先代ミライースと比較して80kgほど軽量化されました。果たして、そのことが実燃費にどう影響するのか?

結論から書くと、燃費性能ではアルトも新型ミライースも大差ないと思います。

カタログ燃費でこそアルトが未だに上回っているものの、新型ミライースの空力性能を重視したデザインは大きい。逆にアルトのデザインは「面」が主体。アルトにはアイストを補助するエネチャージシステムがあったりするので、ストップアンドゴーが多いと有利か。

ちなみに航続距離に影響するのが燃料タンク容量。いくら実燃費に優れていても、ガソリンを溜めるタンクが小さければ意味がありません。具体的に比較するとスズキ・アルトの燃料タンクが27Lに対して、新型ミライースの燃料タンクは28L。若干航続距離ではミライースが有利。

ただ新型ミライースは先代モデルと比較して2Lほど減少されてる。前述のように新型ミライースの車重は80kgも軽量化されてるにも関わらず、カタログ燃費が伸びないって相当アレ。

おそらく新型ミライースはカタログ燃費が一切向上してなかった理由は、そもそも先代ミライースがかなり無理して燃費を引き上げてた可能性が高そうです。そう考えると先代ミライースからどこまで新型で実燃費が向上するかは不透明か。少なくとも、先代ミライースの中古車を買うのは微妙でしょう。


自動ブレーキや安全性だとミライースがおすすめ


続いては自動ブレーキや安全性の比較。どっちもお手頃軽自動車とはいえ、やはり安全性は無視できません。

結論から書くと、新型ミライースの自動ブレーキが圧勝。いわゆるステレオタイプ式の自動ブレーキを採用してる。一方、アルトの自動ブレーキは赤外線センサータイプ。もうあからさまに性能差がありすぎます。

例えば、アルトの自動ブレーキは目の前の「止まった対象物」に対して、自車速度が時速30km/h以下でようやく緊急ブレーキが作動する。一方、新型ミライースの自動ブレーキは「動く歩行者」に自車速度が時速4~50km/hでブレーキが作動します。

他にも新型ミライースの自動ブレーキは車線はみ出し警告や自動でロービーム・ハイビームを切り替えてくれる機能も付いてる。まさに「最新 vs 最古」と表現してもいいぐらいの差。これぐらいの違いや差を見せつけられると、きっとスズキ・アルトの自動ブレーキも早々に改善されるはずです。

また新型ミライースにはフロントとリアにコーナーセンサーが標準で設置されてる。電波を飛ばして障害物が近づくと警報音を鳴らしてくれるというもの。安全性向上と表現すると大げさですが、縦列駐車などで役立つ機能も盛り沢山。

現状のダイハツ車の中でも、新型ミライースはムーヴやタントも寄せ付けないレベル。もちろんスズキ・アルトも最低限の安全性は確保されているものの、さすがに軽量化一辺倒だったアルトが勝てるはずがありません。

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社用車・営業車としてはどっちがおすすめ?


ラストは社用車・営業車としてはどっちがおすすめか比較したいと思います。個人需要だけではなく、法人需要(フリート需要)が意外と市場全体で多くを占めているのが現状。そこで新型ミライースとアルトはどちらがお買い得なのか。

結論から書くと、営業車としては新型ミライースがおすすめか。

やはりミライースの見た目が落ち着いてて無難。良い意味で悪目立ちしないデザインは、法人向けのクルマとしてはアルトより扱いやすいはず。どっちも燃費性能に大きな違いはないと思いますが、燃料タンク容量が1Lではあるもののアルトより大きい新型ミライースはそれだけ給油頻度を抑えて移動できる。

安全性能の高さも労災の関係を考えると、社員さんが交通事故を起こさない方が良い。特にコーナーセンサーなどがあれば、かすり傷程度の自損事故も減らせるはず。社員の安全や負担減を考えたら、営業車としては使いやすいか。たまにニュースでも仕事中の大きな交通事故も報道されます。

またドリンクホルダーに関しても、エアコンの吹き出し口前の方が飲みやすさの点で便利かなと思います。さすがに外回り中の営業マンがちょっとした休憩に500mlパックのドリンクを大量にガブガブと飲まないでしょうから(笑)

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アルトと新型ミライースの比較・評価・口コミまとめ


ということで今まで比較してきましたが、ぶっちゃけ新型ミライースはコストパフォーマンが高いというのが正直な感想。

廉価グレードこそ消滅して、全体的に割高になった新型ミライースですが、それでも安全性能の高さだけを考えたらコスパは抜群。アルトに用意されていない装備が盛り沢山で、価格帯がほぼ同じ。特に法人向けの需要に関しては訴求力が高いか。

ただあくまでノーマルグレード同士の比較の話。

一方、アルトはここ数年は「アルトワークス」や「アルトラパン」といった派生車種を頑張っている印象。新型ミライースよりかは、見た目やスポーティーさで勝負してる。だから本家のアルトはややおざなり気味になっているものの、逆に敢えて個人レベルで購入したいと思う軽自動車はアルト(派生の軽自動車)の方かも知れません。

そこで個人的な意見を最後に言わせてもらうと、ノーマルアルトのデザインは法人需要を意識して、もっと大人しく設計すべき。ノーマルワゴンRと共通させてもいいか。逆に可愛い系はアルトラパンに任せて、スポーティーなアルトワークスは現行アルトを更に角ばったデザインに仕上げて販売し続ければ減価償却もしやすいか。

以上、スズキ・アルトとダイハツ新型ミライースの比較でした。是非、新型ミライースとアルトを競合させるときにでも使ってください。

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