2017年5月29日月曜日

【2017】C-HR vs CX-5 徹底比較まとめ【違い】

最近はSUVが世界的に人気。日本車メーカーに限らず、ランボルギーニあたりの超高級輸入車メーカーもこぞってSUVを投入してるのが現状。前に「国産おすすめSUVランキング」というランキングも作ったことがあります。そこで今回は日本でも人気のSUV同士を比較したいと思います。

トヨタ新型C-HR マツダ新型CX-5 車体エクステリア 比較写真
それがトヨタ新型C-HRとマツダ新型CX-5の両車。C-HRは2016年12月に発売されたばかりですが、2017年4月の新車販売ランキングでは一位に輝きました。一方、CX-5は2017年2月にフルモデルチェンジされ、マツダ車の中ではデミオについで売れてる人気SUV。

見た目からも分かるように都会派な奇抜SUVと本格派の王道SUV。果たしてどっちのSUVが買いなのか徹底的に比較・考察してみました。実際にどの程度両者が競合しているのかは知りませんが、是非クルマ選びの参考にしてください。



エクステリアや見た目の違いを比較


まずは内外装から比較したいと思います。

トヨタC-HR マツダCX-5 車体エクステリア 比較画像
左:トヨタ・C-HR 右:マツダ・CX-5
改めて先程の比較画像を見ると両者の違いは顕著で、まさに両極端のデザイン。

CX-5の見た目は清潭にまとまっているのに対して、C-HRはポップだけど良い意味でどこかトゲトゲしい斬新さがあります。CX-5はドイツの高級SUVと比較しても質感は負けてない。C-HRはまさに唯一無二の個性ゆえに好みは分かれるデザインですが、きっとハマる人はハマる。かなり大きめのタイヤを装着してることが見た目の存在感の強さに奏功。

ついでに車体スペックも比較したいと思います。C-HRは4360×1795×1565mm(全長×全幅×全高)に対して、CX-5は4545×1840×1690mm(全長×全幅×全高)。パっと見はそこまでサイズ感の違いは見て取れませんが、CX-5の方が一回りほど大きめ。ただ果たして室内の広さはどっちに軍配があがるのか?

また最低地上高もC-HRが155mmに対してCX-5は210mmという違いがあります。C-HRはバンパーに黒いガーニッシュで覆われてるので見た目こそSUVっぽいですが、あくまで基本的にはオンロード仕様。よりSUVらしいのはCX-5であることが伺えます。この違いがどう走りや走破性にも影響するのか?

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内装の質感ではどっちがおすすめ


続いては内装を比較したいと思います。

C-HRの価格帯は251万~290万円に対して、CX-5の価格帯は246万~352万円。一見するとC-HRの方が割安に見えますが、CX-5はクリーンディーゼル+4WDモデルが特に割高というだけ。

またC-HRのグレード構成は少ないこともあって、基本的にはほぼ同じぐらいの価格帯と考えて良さそう。でも価格帯が同じだからといって、果たして内装の質感では何か違いが出るんでしょうか?

トヨタ新型C-HR マツダ新型CX-5 内装インテリア 比較画像
上:C-HR 下:CX-5
正直なかなか甲乙は付けがたいと思いますが、僅差ではあるもののCX-5の内装の方が質感は高い気がします。先程書いたようにCX-5の全幅が5cm程度広いこともあって、運転席や助手席のゆったり感や余裕感があり、快適性でもC-HRをやや上回るか。

それでもC-HRの内装の質感は決して低くはありません。他のコンパクトSUVと同士で比較すると価格が価格なだけあって上質な部類に入ります。運転席側にグイッと傾けたインパネは操作性の良さを確保するだけではなく、一方で水平基調のデザインがアンバランスに成立してて良い。

ちなみにC-HRとほぼ同車格のCX-3とCX-5の違いも良かったら参照。どちらも質感が高く、価格帯も同程度のマツダ車ですが意外と違いも多い?

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室内の広さならやはりCX-5がおすすめ


内装を比べたので、続いては室内の広さを比較したいと思います。車体サイズはCX5の方が大きかったわけですが、果たして後席シートといった部分に影響してくるんでしょうか?

トヨタ新型C-HR マツダ新型CX-5 室内の広さ 比較画像
ベストカー6月10日号 小宮岩男 講談社
結論から書くと、やはり室内空間の広さはマツダ新型CX5に軍配が上がります。

ミドルクラスSUVの中ではCX-5は標準的な広さをそつなく確保しているのに対して、C-HRはニースペースこそ最低限は確保してるものの、特に後ろ下がりのルーフの影響もあって天井が低い。いわゆる頭上空間がCX-5より少ないことがC-HRの乗降性の悪さにも繋がってるのは痛い。

またC-HRはサイドウィンドウもかなり小さく、後席同乗者は圧迫感を感じないと言えばウソになるでしょう。他にもアームレストの有無からも分かるように、両者の室内幅もかなり違うことが伝わります。

決してC-HRのシートのかけ心地が悪いってことではありませんが、シートの座り心地もゆったりとしてCX-5は快適というのもおすすめ。後席シートの居住性という点で更に比較しても、室内の広さはCX-5の圧勝といったところ。さすがにC-HRは奇抜なデザインと車体の小ささがネック。


荷室ラゲッジの大きさもやはりCX5に軍配


続いて荷室ラゲッジスペースの大きさを比べたいと思います。

さっさと結論から書くと、やはり荷室の大きさはCX-5の方がおすすめ。CX-5はミドルクラスSUVの中でも荷室容量が大きい部類に入るんですが、逆にC-HRの荷室は同クラスSUVの中では荷室容量が小さい部類に入る。それだけ違いは歴然。これでは勝負にならないぐらいの差があります。

また特筆したいのが、CX-5は荷室開口部がスクエア状に広く確保されていること。開口部地上高も低いため、CX-5は荷物の積載性という点でも優れてる。まさに例えるなら「弱点がゼロのCX5」と「弱点だらけのCHR」といったところか。

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走りや乗り心地の比較ではどっちがおすすめ?


続いては走りや乗り心地で比較したいと思います。ディーゼルターボの新型CX-5なのか?剛性感はゴルフをも超えるというTNGAプラットフォームを搭載した新型C-HRなのか?

走りで比較すると、基本的にはCX-5の方がおすすめです。やはりエンジン排気量がCX-5が2000cc台に対して、C-HRは1000cc台という差はどっちも良いクルマだからこそ埋められない差か。

CX-5に搭載の2.2Lディーゼルターボエンジンはトルクフル。ドッカンターボではないものの、速度の加減速は自由自在。自分の意志通りにエンジンの鼓動が上がっていく様は思わずテンションもあがる。2WDモデルであっても直進安定性は高く、操舵性も的確で優秀。CX5はレーンチェンジでも正確に反応し、ムダに車体が揺れることも少ない。

またCX-5はブレーキ制御も的確で安心感がある。電子制御カップリング4WDの駆動制御は緻密。最低地上高の余裕分も手伝って、CX-5の悪路走破性はCHRを凌駕。CHRの4WDモデルはあくまでなんちゃってSUV止まりの域を超えてないか。

乗り心地もCX-5がおすすめ。どういう路面状況であっても小さな凹凸でも、大きな凸凹でも上質に吸収してくれる。ただ凹に関しては、ややリア周りの剛性感が弱いのか硬さを感じると言った指摘も。

一方、C-HRはザックス製ダンパーも装着していることで、細かい凸凹は滑らかにいなしてくれる。基本的に路面追従性やホールド性が高く、C-HRの乗り心地は車格以上。ただ荒れた路面状況ではやや硬さが顔を覗かせることも。

まさにCX-5の乗り味そのものはしっとりと上質。車内の遮音性も高く、ロードノイズ対策もバッチリ。本革シートの座り心地の良さも手伝って、CX-5は長距離ドライブでも疲労感は少ない。アクセルの踏み込み量が少ないディーゼルターボエンジンであれば、なおさら。

とはいえ、C-HRの走りも基本的におすすめです。ボディー剛性が高いTNGAプラットフォームのおかげで、走りは1クラス上の高級さを思わせてくれる。大径スタビライザーはロール感を抑えてくれ、ハイブリッドモデルは静粛性も高い。

ハンドリング性能は軽めに設定されてることもあって、ややタイヤの接地感が鈍いものの全体的にスポーティーで軽快。電動パーキングブレーキ(オートホールド機能付き)も完備のため、日常で使う分にも疲労度は軽減。

強いて言えば、CX-5の走りは2WDモデルではスピードを出す場面などでは急にハンドルが重たくなり、操作性に不安感が生じることも。ディーゼルエンジンはややもするとフロント部分が更に重くなるため、前後重量配分が悪化し操舵性の点では不利なる一面も。

一方、C-HRだと1.2Lターボエンジンはトルクフルではあるものの、高回転域からの伸びはやはり弱めでエンジン音がややもすると耳障り。またパドルシフトが用意されていないため、走りの楽しさではやや減点か。

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実燃費や維持費ならやはりC-HRがおすすめ


走りや動力性能・乗り心地を比較したので、続いては実燃費や燃費性能の差を比べたいと思います。CX-5のディーゼルターボエンジンとC-HRのハイブリッドエンジンはどっちが優秀なのか?

結論から書くと、意外にも実燃費ならC-HRがおすすめ

ハイブリッドとディーゼルターボエンジンで互角かと思いきや、さすがにCX-5とC-HRとでは車格や車重が違いすぎる。おそらく両者でリッター5km/Lほど違いが発生するかも。具体的にはCX-5の平均実燃費が約15km/Lぐらいだとしたら、C-HRハイブリッドの平均実燃費は20km/L前後。

もちろん軽油はガソリンよりリッター10円から20円ほど割安なものの、例えば航続距離150kmを走行した場合を考えてみます。そうするとCX5の燃料費の負担が1000円ぐらいなのに対して、CHRの燃料費は900円ほど。トータルの出費でもC-HRハイブリッドの方がCX-5ディーゼルより若干有利に働くと思います。

他のグレードの実燃費も確認しておくと、ざっくりC-HRの1.2Lターボの燃費性能は、CX-5の2.2Lディーゼルターボとほぼ同じぐらいと考えると良いと思います。つまりCX-5の普通のガソリンエンジンが燃費性能では一番厳しいはず。

またランニングコストは燃料費だけじゃありません。例えば税金。車重はC-HRが1400kg台に対して、CX-5は1500kgを超えるので、自動車重量税はCX-5が一段階ほど負担が重くなる。前述のようにエンジン排気量もかなり違うため、自動車税もC-HRよりCX-5の方が年額5000~1万円ほど割高になります。

ということでトータルの維持費の比較でもトヨタ新型C-HRがおすすめ。

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自動ブレーキや安全性能の比較


ラストは自動ブレーキの比較。C-HRは「トヨタセーフティーセンスP」を標準装備、CX-5は「i-Activesense」を標準装備してます。どっちも仕組みは同じミリ波レーダー+単眼カメラの組み合わせ。

結論から書くと、自動ブレーキの性能はどっちもほぼ互角です。

対歩行者に対しても自動ブレーキが作動し、ACC(追従クルーズコントロール)やレーンキープアシストも設定されてるなど機能面でも変わらない。また一つ一つの性能差もほぼ同じ。作動速度やACC可能速度などスペック上は全く同じと言ってもいいぐらいです。

ただ強いて言えば、CX-5のACCはやや挙動が不安定

ACC作動中のスピードの加減速はスムーズそのものではあるものの、前走車が完全にストップした場合の判断がかなり際どい。割りとキワキワまで速度を減速させないので、基本的に最後は自分でブレーキを踏まざるを得ない。一方、C-HRのセーフティーセンスPだと最後まで確実に自動的に停止してくれる。

CX-5はヘッドアップディスプレイを搭載してACCの状況も伝わってC-HRより便利なんですが、敢えて自動ブレーキの項目で比較するならACCの性能差でC-HRの方に軍配を上げたいと思います。

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トヨタ・C-HRとマツダ・CX-5の評価・評判・口コミまとめ


以上、トヨタ新型C-HRとマツダ新型CX-5の比較でした。

やはり根本的にCX-5は大きいので、車格やエンジン排気量などの差がそのまま「クルマとしての性能差」として現れている印象です。C-HRもTNGAプラットフォームを採用して車体剛性は高いものの、それでもCX-5自体が良いクルマなのでなかなか…という結果。またC-HRは独特のデザインのために実用性が犠牲になってるのも痛い。

ただC-HRの価格と比較すると、CX-5はやや割高。特に「ディーゼルエンジン+4WD」という組み合わせを選ぼうとすると、最低でも300万円台からという価格設定になってしまう。下手したら乗り出し価格は400万円に迫る。コストパフォーマンスという点で考えると、C-HRも十分健闘します。

どっちも見た目以上に中身も個性的ですから、新車の買い方としてはそこまで難しい買い物ではないと思います。自分が一体何を求めてるか考えながら、是非クルマ選びを楽しんでください。

ちなみに「XVとCX-5」「C-HRとエクストレイル」「CX-5とエクストレイル」の比較記事は既にアップロード済みなので、もしご興味があればお暇な時にでもチェックしてみてください。

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