2017年5月31日水曜日

【2017】新型XV vs エクストレイル 徹底比較まとめ【違い】

随分前におすすめコンパクトSUVランキングという記事も書きましたが、今は世界的にもSUVが大人気。見た目がカッコ良いのは言うまでもなく、意外に広い室内空間など実用性も高いのがSUV。つまり割りと商品としてのバランス力が高いので、コンパクトSUVから大きめのラグジュアリーSUVまで幅広く売れています。

例えば、スバル新型XVだと剛性感の高いプラットフォームからもたらされる「走り」が絶賛されているSUVも中にはあります。そこで先日、新型XVとトヨタ・C-HRマツダ・CX-3といったコンパクトSUV同士の比較記事も書いたことがあります。ただ今回は少し趣向を変えて、XVと更にサイズが大きいSUVを比較してみたいと思います。

スバル・XV 日産・エクストレイル 見た目 比較写真
それが日産・エクストレイル。果たしてスバル・XVと日産・エクストレイルはどっちが優れたSUVなのか?どっちがおすすめなんでしょうか?両者が競合するかはさておき、是非クルマ選びの参考に使ってください。



エクステリアや見た目の違いを比較


まずは内外装の比較から入りたいと思います。

XV エクストレイル 見た目エクステリア 比較画像
上:スバル・XV 下:日産・エクストレイル(ローグ)
改めて先程の比較画像を貼っておくと、パット見はエクストレイルのカッコ良さに惹かれますが、XVはXVで落ち着いたデザインで大人向けの渋さがあります。また意外と見れば見るほど飽きさせない。

ちなみにXVの画像はやや全体的にのっぺりしてるように見えますが、実際はもっと立体感があってシャープな顔立ちに見えるのでご安心を。

そこで車体サイズを確認しておくと、XVが4465×1800×1550mm(全長×全幅×全高)に対して、エクストレイルが4640×1820×1715mm(全長×全幅×全高)。全幅こそほぼ同じですが、エクストレイルの方が全長と全高が一回りほどXVより大きめ。

だから、エクストレイルの方がよりSUVらしいデザインをしてると言えます。逆にXVは車両ベースがインプレッサということもあって、ややもすると車高を高くしただけのハッチバックテイスト。ここらへんは人それぞれの好みによる部分なので評価は割愛。

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内装の質感ならXVがおすすめ


続いては内装やインパネ周りを比べたいと思います。

XVの価格帯が213万~267万円に対して、エクストレイルの価格帯は223万~306万円。エクストレイルが全体的にやや割高ですが、売れ筋モデルに限れば価格帯に大きな違いは無いと考えて良いと思います。

果たしてこの価格帯がXVの内装とエクストレイルの内装の質感にどう影響してるのか?

スバルXV 日産エクストレイル 内装インパネ 比較画像
上:スバル・XV 下:日産・エクストレイル(ローグ)
結論から書くと、XVの内装の方が質感は高いような印象を持ちます。

インプレッサベースではあるものの、その内装の質感の高さは「Dセグメントカー並」と評されるほど。ダッシュボードはシボ加工されていて触り心地も上質。しかもXVの内装はオレンジステッチなどインプレッサから更に質感はほんの少しだけ高められてることもプラス要因。XVの内装は「価格以上の質感」を確保してると言えます。

一方、エクストレイルの内装は2017年初夏のマイナーチェンジで質感はアップ(D型ステアリングなどが新たに採用された)したものの、基本的なプラスチッキーな部分は変わらないか。良くも悪くも、エクストレイルの内装は「価格相応の質感」といったところ。

ということで内装の比較ではスバル新型XVに軍配を上げたいと思います。


室内の広さならエクストレイルがおすすめ


内装を比べたので、続いては室内空間や後席シートの広さを比較したいと思います。

スバルXV 日産エクストレイル 室内の広さ 比較画像
ベストカー6月10日号 小宮岩男 講談社
結論から書くと、室内の広さだとエクストレイルに軍配が上がります。

ベストカーさんの比較写真を見ると、足元周りやニースペースはエクストレイルの方が余裕があるように見えます。特に天井はXVの方が明らかに低い。後席同乗者の圧迫感や居住性ではエクストレイルがやや有利。やはり前述の車体サイズの違いが、そのまま室内空間に比例している印象です。さすがに致し方なし。

ただシートの座り心地に関しては、XVがやや有利か。エクストレイルのシートは他のミドルクラスSUVと比べるとややホールド感に劣るかも。


荷室ラゲッジの大きさもエクストレイルがおすすめだが…


室内の広さを比較したので、次は荷室ラゲッジスペースの大きさを確認したいと思います。

XV エクストレイル 荷室の大きさ 比較画像
左:XV(driver6月号 八重洲出版)右:エクストレイル(カートップ7月号 交通タイムス社)
結論から書くと、やはり荷室空間の大きさでもエクストレイルに軍配が上がります。比較写真からも明らかですが、数字上でもXVの荷室容量が385Lに対して、エクストレイルが550Lと歴然たる差。

ただエクストレイルハイブリッドの場合、バッテリーを荷室下に搭載することもあって床面が高くなってどうしてもその分だけやや荷室空間が犠牲になります。荷室高だけで比較すると、XVの方がやや余裕があるように写真からは見受けられます。

ちなみにどっちにもサブトランクや収納ボックスの類が用意されているため、荷室の付加価値勝負では五分五分。

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走りや乗り心地の比較


続いては走りや乗り心地を比較したいと思います。どっちも最低地上高が200mm近いSUV。悪路走破性という点では有利に働くものの、日常域で走る分には不利に働く面が強い。果たしてXVとエクストレイルはどっちの走りがおすすめなんでしょうか?

車格も少しだけ違うので一概には言えないものの、それでも敢えて甲乙付けるとしたらXVの走りの方がエクストレイルよりも洗練されていると思います。

XVはSGPプラットフォームを採用したことで、とにかくシャシー性能が高い。そのことからもたらされる乗り心地やハンドリング性能など、全てにおいて高いレベルで実現されてる。車高が高いSUVとは思えない走りと表現されることも多い。

XVに搭載されてるエンジンは変哲のないNAエンジンですが、加速感はCVT制御の改善もあって地味にトルクフルでパワフル。そして高速域からの速度の伸びはターボエンジン以上。速度の加減速も実に自然で、レスポンスが早いので扱いやすい。特に理由がないのであれば1.6Lより「2.0Lエンジンを選ぶ」のがおすすめ。

一方、エクストレイルの走り。エクストレイルで特筆すべき部分があるとしたら、ハイブリッドモデルのパワフルな加速感。出足の力強さはXVを寄せ付けない。ただエクストレイルは発売年が2013年と古いため、どうしてもプラットフォームやエンジンそのものの古さがちょいちょい顔を出す

エクストレイルNISMOであってもロードノイズが大きく、細かい凹凸を拾ってしまうことによる振動も気になる。ハンドリングはそこまでクセはないものの、エクストレイルはブレーキタッチがつかみにくいのが運転する上ではやや難。例えば下り坂で走る場合は気になるか。

4WDの性能に関しても、XVの「X-mode」の方がやや優秀。フォレスターのそれより若干見劣りするっぽいですが、それでもサマータイヤでもガンガン悪路を走行できる走破性は魅力。ただエクストレイルの「オールモード4×4」も性能としては優秀。日産がアピールしてるだけあって悪路走破性は高く、もしエクストレイルを買うなら是非にでも4WDグレード。

ということで基本的に走りの面ではXVの方がおすすめできる気がします。

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実燃費や維持費の比較


走りや乗り心地を比較したので、続いては実燃費。ランニングコストはどっちが優れているんでしょうか?結論から書くと、やはりハイブリッドモデルが設定されてるエクストレイルの実燃費がやや優れているのかなーと思います。

とは言っても、日産・エクストレイルハイブリッドのカタログ燃費は20.0km/L。車重も1.6㌧と非常に重く、前述のように胸のすく加速感があるからこそ実燃費もそこそこ止まり。エクストレイルハイブリッドの実燃費は良くて16.0km/Lを少し超える程度か。おそらく平均燃費は13~15km/L前後に落ち着くかなーと推察されるので、過度な期待は禁物。

一方、スバル・XVのカタログ燃費は16.0km/Lちょい。最悪一桁台というのも十分ありうると思いますが、それでもXVの平均燃費は10~13キロ程度に落ち着くのかなーと思います。だから言っても両者の燃費差は知れてます。

またエクストレイルのガソリン車もカタログ燃費は16km/Lですから、あくまで実燃費が良いのはハイブリッドだけ。ガソリン車同士で比較するなら特に気にする必要はないでしょう。

ちなみに一回の給油で走れる航続距離は、実はXV。燃料タンク容量がエクストレイルよりも3Lほど大きいため30km以上は長く走れます。

そして維持費は燃料費だけではなく、税金面の負担も大きいです。エンジン排気量はどっちも最高2000ccなので自動車税の違いはなし。ただエクストレイルの車重は余裕で1.5㌧を超えるため、XVよりも一段階ほど自動車重量税の負担は重くなります。

つまりトータルの維持費で比較するなら、XVとエクストレイルはどっこいどっこいかも知れない。

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自動ブレーキや安全性能ならXVがおすすめ


ラストは自動ブレーキを比較したいと思います。もはや「自動運転システム」が導入されてるレベルになってきました。5年後10年後は本当に無人運転も可能か。果たしてXVとエクストレイルはどっちの自動ブレーキが優秀なのか?

結論から書くと、XVの自動ブレーキが断然おすすめ。いわゆるアイサイトと呼ばれるそれは国産車の中では性能が高い。ACC(追従クルーズコントロール)や歩行者への対応、レーンキープアシストを国内で初めて(多分)対応したのも伊達じゃない。

一方、エクストレイルの自動ブレーキは安全性という点で、本当に機能としては自動ブレーキのみ(2017年5月末現在)。その作動速度もXVのアイサイトから見劣りします。またXVには歩行者エアバッグが標準装備されてる点も大きい。

だから正直現段階ではXVと勝負にならないと思います。ただ今後エクストレイルには日産に初搭載された「プロパイロット」がいずれ設定されるはず。そこでこの比較記事では先駆けて、アイサイトとプロパイロットの違いも簡単に比べておきます。

でも結論から書くと、やはりそれでもXVの「アイサイト」の方が日産の「プロパイロット」よりやや優秀。自動ブレーキの作動速度などは大きな違いはなく、どっちのレーンキープアシストもなかなか優秀。

ただことACCに関しては、日産の「プロパイロット」は半自動運転を謳う割に速度制御に不安が残る。車間制御もイマイチなことも手伝ってか、前方車両が進んでも加速しなかったり、逆に急に減速した前方車両だとブレーキングがかかるのが弱すぎる。調整不足感はありあり。

もちろんエクストレイルに搭載されるときには「プロパイロット」が更に熟成されてる可能性もあるので、一概には現段階では何とも言えませんが…。

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スバル・XVと日産・エクストレイルの評価・評判・口コミまとめ


以上、スバル・XVと日産・エクストレイルの比較になります。

車格的にはエクストレイルがXVよりも大きく、車両価格もやや割高ではあるものの、その分だけの価値を提供できているかというと?見た目や内装はテコ入れされて随分マシになりましたが、やはりエクストレイルの設計そのものの古さは如何ともしがたいです。最新SUV(XV)と比較するとどうしても粗さは目立つか。

一方、XVは全車4WD。また歩行者エアバッグと自動ブレーキが標準装備。XVはLEDヘッドライトや前席パワーシートが付いた最上級グレードでも267万円。XVは他の同車格のコンパクトSUVと比較すると価格は割高ですが、エクストレイル級のSUVと比べたら意外とコストパフォーマンスが高いことが分かります。

見た目や室内の広さ、ハイブリッドモデルを重視するならエクストレイル特に理由がないならXVがおすすめ…ってところでしょうか。さすがにこの言い方だとザックリすぎるか(笑)

ちなみに今回比較したスバル・XVと日産・エクストレイルは他の車種とも比較済み。例えば「XV vs CX-5」「C-HR vs エクストレイル」「CX-5 vs エクストレイル」など興味がお有りの方はお暇な時にでもご覧ください。

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