2016年8月28日日曜日

【2017】ベンツ次期Gクラスがついに初めてのフルモデルチェンジへ!!!【最新情報まとめ】

メルセデスベンツ・Gクラス(通称ゲレンデヴァーゲン)といえば、世界が誇る最強のSUV。芸能人や有名人の愛車にも多い。元々は軍用車両だった「ゲレンデヴァーゲン」を市販化させたことから、頭文字を取って「Gクラス」としたのが命名の由来。

Gクラスは見た目のゴツさもさながら、しっかり中身もゴッツゴツ。1979年の発売開始以来、Gクラスは今までに何度も4WDのシステムが変更されたり、形式番号も変わったりしました。

でもあくまでマイナーチェンジや一部改良の範疇だったらしく、プラットフォームは一切変わってないので現状としてはGクラス(ゲレンデヴァーゲン)は未だかつてフルモデルチェンジが行われたことが無かったんだそう(少なくともそういう建前)。

次期ゲレンデヴァーゲン(W464) フルモデルチェンジ最新情報
autoevolution
しかし、このたび2017年中頃にメルセデスベンツ・Gクラスがついに初めてフルモデルチェンジされます。現行Gクラスの型番がW463型ですので、次期ゲレンデヴァーゲンでは「W464型」へ進化。

そこで現時点で判明している次期Gクラスのフルモデルチェンジ最新情報を簡単にまとめてみた。果たして今回のフルモデルチェンジで何が変更されるのか?

ちなみに新車最新情報サイト「カーギーク」では既にベンツ新型Gクラス試乗インプレッションはレビュー済みなのでご参照。



次期Gクラスはボディーが更に拡幅!!


まず次期Gクラスの見た目。リーク画像を見ても分かるように、いわゆるキープコンセプト。引き続きフロントやサイドのガラスに「平面ガラス」が採用されます。ここまで定着した「ゲレンデヴァーゲン」のブランドを変えるメリットはありません。

そして車体サイズはフルモデルチェンジで更にデカくなります。具体的には全幅が+100mmほど拡幅されます。現行ゲレンデヴァーゲンの全幅が1860mmですから、フルモデルチェンジ後は全幅が2メートル近くなる計算。

その分だけ次期Gクラスの室内空間が拡大されるだけではなく、側面からの衝突安全性を高めることが狙い。元々は軍用車ということも踏まえると、これ以上Gクラスの衝突安全性を高める意味があるのかは分かりませんが(笑)

一方で次期Gクラスはトレッド(左右の車輪距離)も同時に拡大されるので、若干程度は小回り性が増す可能性もあります。

また車体の拡幅に伴って、フルモデルチェンジ後はサスペンションが大幅に改良。リーフスプリングからコイルスプリングに変更されて乗り心地がしなやかになるなど、次期Gクラスはシャシー性能などがアップするらしい。



フルモデルチェンジでラダーフレームは消滅へ?


最近の自動車は国産車に限らず、外車や輸入車でも骨格プラットフォームにはモノコック構造が採用されています。メルセデスベンツに負けず劣らず、高級車メーカーとして有名なランドローバーのレンジローバーもモノコックを採用して話題になったぐらい。

でもベンツGクラスはフルモデルチェンジしたことがないことも手伝って、未だにラダーフレームを採用してる。じゃあ次期Gクラスは次代の流れに負けて、ラダーフレームからモノコックフレームに変更されるのか?

結論から書くと、おそらくノー。 自動車雑誌ではそこら辺の言及が曖昧なんですが、キープコンセプトということで引き続き次期Gクラスはラダーフレームが採用されるはず。

ただメルセデスベンツのSUV「GLS」の全幅が1980mmと、現行Gクラスより幅広。またトレッドもGクラスより広いことなど「次期Gクラスは全幅+100mm」という情報を合わせて考えると、もしかすると次期GクラスはGLSと同じプラットフォームを使うのではないか?とも予想できます。

ただGクラスは5人乗り、GLSは7人乗り。この違いはやはり大きいか。とりあえず無骨なGクラスを確実に買っておくなら今のうちか。



次期Gクラスは200kg以上軽量化!!


続いて現時点で判明してるフルモデルチェンジ情報をまとめておくと、アルミ素材や高張力鋼板を多く採用することで次期Gクラスは200kg以上の軽量化が図られます。

とはいえ現行Gクラスの車重は2.5トンを超えてるので、そこまで大量に軽量素材は採用はされないのかも。だからフルモデルチェンジ後はそこまで大きく価格は値上がりされない可能性も。


フルモデルチェンジ後はメカニズムが先進的に進化!!


先程はキープコンセプトとお伝えしましたが、他にも次期Gクラスには先進装備が満載。

例えばEクラスと同等のドライバーアシストや予防安全技術が採用されたり、電子制御パワーステアリングが新たに搭載されます。フルモデルチェンジ後もフルタイム4WDと9Gトロニックは継承されるものの、先程のサスペンションの改良も含めて、次期Gクラスの中身はかなり先進的に進化する模様。

ベンツ次期Gクラス(W464) フルモデルチェンジ 最新画像
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また次期ゲレンデヴァーゲン(W464型)は日本でもっぱら流行っているイカリングヘッドライトを採用するのではないかという情報もあります。現行ゲレンデヴァーゲン(W463)にイカリングが採用されていないはずですから、見た目に関しても先進的な装備が取り入れられる模様。

他にもキープコンセプトの外観とは違って、フルモデルチェンジ後は内装やインパネが大幅に刷新されるという情報もあります。メルセデスベンツは安全技術に力を入れているので、EクラスやSクラスと同様に大型ディスプレイによるインフォテインメントシステムを採用してくるに違いない。

他のメルセデスベンツ車に追随してくる部分も多そう。最初は違和感こそ感じそうですが、きっと使い勝手の良さに慣れてしまえば違和感もすぐ消えてしまうか。




直列6気筒にダウンサイジングするも…


続いてエンジンラインナップを確認したいと思います。結論から書くと、今回の初めてのフルモデルチェンジで大幅に見直されます。

現行Gクラスのエンジンはエントリーグレード「G350d」に3.0リッターV6のディーゼルエンジンが設定されていますが、次期Gクラスでは「3.0リッターの直列6気筒エンジン」にダウンサイジング。またディーゼルだけではなくガソリン車も投入されます。

この3.0L直6エンジンの最高出力はガソリンで360PS、ディーゼルで300PSを発生。現行GクラスのV6ディーゼルの最高出力が245PSですから、性能的には申し分ないと考えられます。フルモデルチェンジ後は燃費性能も若干向上するはず。

ただ残念ながら、直6ディーゼルターボに関してはアメリカや中国市場などに限られるそう。日本国内ではG350dの売れ行きが芳しくなかったんでしょうか。ということで引き続き、次期Gクラスの売れ筋は4.0L V8ツインターボを搭載した「G550」の上級グレードが売れ筋になりそう。




メルセデスベンツ AMG G63も遅れてフルモデルチェンジ予定


ラストはAMGモデル。現行Gクラスと同じく、フルモデルチェンジ後も引き続きAMGモデルも設定されます。具体的には「メルセデスベンツ AMG G63」と「メルセデスベンツ AMG G65」。

まず「メルセデスベンツ AMG G63」の発売時期はと言うと2018年。ノーマルのGクラスのフルモデルチェンジから半年そこら遅れて発売されます。現行AMG G63と同じく、4.0L V8ツインターボと7速ATを搭載。現行の最高出力571PS・最大トルク77.5kgmから更にパワーアップされるという情報も。

そして 「メルセデスベンツ AMG G65」の発売時期は更にAMG G63の発売から遅れてフルモデルチェンジするとのこと。どっちも2018年のスイス・ジュネーブモーターショーで出品されるはず。

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