この記事のURLでは「canvas」としましたが、正確には「canbus」。某自動車雑誌さんでは「なんでもできる(can)バス(bus)」という意味があるのではないかと、名前の由来を想像されていました。
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1470316792/ |
あと最初見た時はトヨタからも発売するソリオのライバル車かと思った。何故なら良く見れば分かりますが両側スライドドアタイプ。ムーヴコンテがまさかの大進化!www
ムーヴキャンバスのスライドドアを開くとこんな感じ。タントに負けないぐらいのスライド量。残念ながらピラーレスではないのか。
ムーヴキャンバスの室内空間はこんな感じ。ダイハツお得意のセンターメーター。ただ全体的な印象はやや質素。ちなみに先代ムーブコンテも現行ムーヴもセンターメーターではないので、あくまでムーヴとは言いつつも「ベースはタント」なんでしょう。ムーブコンテならぬ「タントコンテ」みたいなところか(笑)
こちらのムーヴキャンバスと思しき画像はエンブレムが変わっているので、もしかするとカスタムグレードなんかも用意されているのかも。もしくはスバルへのOEM供給もありうるのか。
ただフォグランプのところが気になりますが、軽自動車で初の「AFS」が採用されることが決定済み。スバル・フォレスターで国産車で初めてステアリング操作に応じてヘッドランプの光軸が動く仕組みが採用されましたが、軽自動車ではムーヴキャンバスが初ということ。
このムーヴキャンバスはどっかで見たことがあるなーと既視感に襲われるんですが、2015年に開催された東京モーターショーに出品されたHINATA(ヒナタ)そのもの。当時一部ではヒナタはムーヴコンテのフルモデルチェンジ版と言われてましたが似ても似つかわしくない上、スライドドアだったので自分の中ではナシでした。
既にダイハツはキャストを発売するなどしましたが、それでもハスラーの販売台数に後塵を拝することも多い。どうしても可愛い軽自動車路線を続けても勝ち目がないとダイハツが判断したのかも。とはいえ、ダイハツにはタントとウェイクが存在する以上、ムーヴキャンバスはますます自社内で競合するだけのような心配も。
ムーヴキャンバスの車体室内スペック
新型ムーヴ キャンバスを見ておくと3395×1475×1655mm(全長×全幅×全高)。だから全高は本家ムーヴから+25mm高くなっただけ。タントの全高が1750mmであることを考えたら、かなり全高が低いと言えます。室内スペックを見てみると2115×1345×1285mm(室内長×室内幅×室内高)。実はムーヴキャンバスのコンセプトが「使いやすいスモールサイズのスライドドア軽」なんだそう。ウェイクの極大化路線の失敗もあってこその路線だと思いますが、確かに「ありそうでなかった選択」であることに違いありません。
例えばムーヴキャンバスのカタログ燃費も30km/L。タントのカタログ燃費よりも2km/Lほど上回って、スズキ・スペーシアにも迫ります。使い勝手という点では魅力的。ちなみにムーヴキャンバスのエンジンスペックは本家ムーブと同じ。最高出力が52PS/6800rpm。最大トルクが6.1kgm/5200rpm。本家ムーブが31.0km/Lなので、車重が増えた分だけカタログ燃費も下がります。
価格は据え置き
ムーブキャンバスの価格は、結論から書いておくと先代ムーブコンテより据え置きになります。スマアシ2は標準装備なので、グレード名では「SAⅡ」は省略します。「L」が125万円。「X」が136万円、「Xメイクアップ」が141万円、「Xリミテッド」は142万円、「Xリミテッドメイクアップ」は147万円。「G」が149万円、「Gメイクアップ」が154万円。ムーヴキャンバスの価格は、ムーブカスタムやキャストとほぼ同価格帯と言えます。
メイクアップが何を意味してるか不明ですが、おそらく2トンカラー(ツートンカラー)仕様的な位置づけだと想像してみる。内装は車体カラーに応じて、ファインミントやミストピンクに変えることが可能らしい。テールランプのカラーも変わるとか。
背低スライドドア軽自動車が流行るかもしれんぞ
ここまで書いておいて真偽は不明なものの、新型ムーヴコンテはなかなか面白い路線に生まれ変わりそうです。これまで背高路線ばかりを自動車メーカーは求めてきましたが、この新型ムーヴコンテの路線が受けると「背低スライドドア」が流行る可能性がありそう。…というかムーヴ然りワゴンR然り、本家そのものも今後のフルモデルチェンジ後に「スライドドア化」だってあり得ます。それぐらいスライドドアの軽自動車が隆盛を誇っている背景がムーブキャンバス登場として大きそうです。
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