2016年8月3日水曜日

初めて車を購入する前に知りたい7つの維持費と負担とは?

夏休みの季節に入ると、高校生や大学生、社会人などがそろそろ自動車運転免許を取得し始める or 取得し終えた時期のはず。既に自動車教習所で習っているはずですが、そこで初めて車を購入する前に知りたい「負担」や「維持費」についてまとめてみた。




自賠責保険

まずは自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)。自動車を保有する全ての運転者に義務付けられた強制保険。自分だけ加入しないってワガママは通りません。

自賠責保険は万が一自分が交通事故を起こしても、被害者に対して保険金を支払ってくれます。逆に自賠責保険に加入してなかったら、莫大な損害賠償金を負担する必要があります。初めてクルマを買う若者は当然お金がないでしょうから、もし無免許運転して事故を起こしたら一生を棒を振ることになります。

普通車は24ヶ月で27840円、36ヶ月で39120円軽自動車は24ヶ月で26370円、36ヶ月で36920円。一ヶ月ごとではなくまとめて一括で支払います。


自動車保険料

自賠責保険は義務ですが、任意で加入する自動車保険もあります。何故なら自賠責保険が必ずしも全ての損害を保障してくれるわけではないから。また賠償金額も限度がある。そこで無制限で保障してくれる「対人賠償」に加入している運転者が多いはず。

ただ任意保険料(自動車保険料)は初めて車を購入する時は割高に設定されがち。何故なら車を初めて購入し始める年代(10代20代)の事故率が高いから。事故が多く発生すればおれだけ損害保険会社は多額の保険金を支払うハメになる。結果として、その負担は運転者に跳ね返ってくるということ。

ご両親が既に自動車保険に加入していたら、その等級を利用してお得に加入する方法や、インターネット経由で契約するとお得なダイレクト自動車保険なんかがありますので、運転技術や経験が未熟だからこそ、初めて車を購入する若者でも加入しておきたいです。

初めて車を購入するような若者にとっては、特に負担が大きい維持費の一つかも知れません。


自動車税・軽自動車税

続いて自動車のエンジンの排気量に掛かる税金。そのまんまの名前ですが「自動車税」。軽自動車だと「軽自動車税」。毎年かかる税金で4月から5月末に課税されます。

1000cc以下の普通車は自動車税が29500円。500ccが増えるごとに5000円加算されていきます。最近の自動車は3000ccを超える自動車はスポーツカーでも少ないので、高くても毎年51000円程度。軽自動車税は10800円になります。クソッタレに高いです。

また自動車を購入するときには消費税とは別に「自動車取得税」という税金もあります。普通車は2%、軽自動車は1%。消費税10%アップ時に自動車取得税はなくなるそうですが、結果的にドライバーの負担が減ることはありません。まさに自民党クソッタレ。


自動車重量税

自動車に掛かる税金は他にもあります。それが「自動車重量税」。その名の通り、自動車の車重に対してかかる税金。

普通車の自動車重量税は500~1000kg未満で1万2300円。1000~1500kg未満で2万4600円。500kgごとに1万2300円が加算されていきます。初めて車を購入する場合、そこまで巨大な自動車を買うとは思えないので、自動車重量税は高くても4万9200円程度。軽自動車は一律で9900円

要するに車体が軽いコンパクトカーや軽自動車ほど負担は軽い。 維持費という点では、初めてクルマを購入するような若者がそういった車を選択するのも頷けます。


車検代

自動車は登録をしないと乗れません。法律で決められた保安基準に適合しているか、ディーラーなどに頼んで検査をしてもらうのが「自動車検査登録制度」。いわゆる車検。基本的に初回の車検は3年後、それ以降は2年ごとに行います。250cc以上のバイクも車検で合格しないと乗ってはいけません。

古くなった部品を替えることで、この車検費用が意外と出費になります。またこの時に重量税と自賠責保険料を一括で支払うので、どうしてもドライバーには相当な「負担感」があります。もちろん初めてではなくても、いや車を長年愛用している人こそ相当凹みます。


駐車場代やガソリン代など維持費用

車の部品交換するのは車検時に限った話ではなく、オイルやタイヤは消耗品なので時期を見て自分で交換する必要があります。ずっと新車で購入した当時のままって人もいますが、理想は数年に一回は買い換えたいところ。

また自動車はガソリンがなければ走りません。最近は原油価格が下落して一昔前より下がった感がありますが、毎日車を乗る場合は負担は相当なものになります。

そして自動車は買うには「駐車場」が必要。いわゆる車庫証明と呼ばれるもの。だから初めて車を購入するために「やること」があるとしたら「駐車場の確保」が絶対

軽自動車は車庫証明は不要ですが、地域によっては車庫証明が必要。どのみち車を停めておく場所がなかったらダメなので、やはり駐車場の確保は必須。田舎だと駐車場の確保にはまず困らないと思いますが、それでも毎月最低でも数千円はかかります。都会だと更に割高の駐車場代が必要になってくるはず。

こういった細かい維持費用もバカになりません。


自動車ローン

あと一括で自動車を購入すれば問題ありませんが、おそらく初めて車を購入するのであれば特にローンを組む必要があります。最近は残価設定型ローンなどがありますが、それでも金利は1%を超えるローンも少なくありません。毎月の負担額は数万円単位になってくるでので維持費としてはそれなりの負担感があります。

ここまで読んでもらえれば、自動車を購入すると色んな負担や維持費が肩にのしかかることが分かります。少し買う気がなくなった若者もいるかも知れません。最近になってようやく18歳の選挙権が解禁されましたが、それは政府自民党に文句や抗議…もとい陳情しましょう(笑)

だから最後にまとめると初めて車を購入するために「やること」があるとしたら、ひとえに「お金を稼ぐこと」と言えます( TДT)

【スポンサーリンク】