2016年8月25日木曜日

【車検費用】軽自動車の相場目安とは?約10万円も節約できるおすすめ手続きまとめ【2017・2018・2019・2020】

軽自動車といえば税金の負担が安いなど「維持費が安い」ことがメリット。でも軽自動車も車検に合格する必要があります。でもこの費用がやはりバカになりません。色んな意味で安い軽自動車を買ったのに車検費用が高いのであれば、結局のところ意味がありません。

そこで軽自動車にかかる車検に必要な値段や料金の相場をまとめてみた。車検費用の目安は一体いくらかかるのか?いくらくらいの金額が目安なのか?初めての車は軽自動車という若者も多いと思うので、初心者でも分かりやすくすごーく簡単にまとめてみました。



軽自動車も原付バイクも車検は必要

まず軽自動車の車検に関する基礎知識をざっくりおさらいしておきます。すぐ読み終えることが可能ですので、ご存じの方も改めてチェックしてみてください。

そもそも軽自動車に車検を受ける必要があるのか?

結論から書くと軽自動車に車検を受ける必要があります。50cc以下の原動機付自転車(原付きバイク)やミニカーでも車検を通る義務があります。当然交通事故を起こすと人が死に至る危険性がある乗り物なので、国が設けた保安基準以上に適合してない状態で運転することは許されません。


車検を受けるタイミングはいつ?中古車も同じ?

続いて軽自動車の車検を行うタイミング。基本的に普通車の車検と大差はありません。

もし新車で軽自動車を購入した場合、初年度のみ3年後に車検を受ける必要があります。それ以降は「2年ごと」のタイミングに変わります。

だから新車の軽自動車は若干優遇されているんですが、逆に言うと中古の軽自動車を購入する場合は基本的に2年ごとのタイミングで車検を受けると考えて下さい。車体も経年劣化するため、検査のタイミングが早まるってこと。

ただ最近の軽自動車の作りはしっかりしてるので、こんなに頻繁に車検を受ける必要があるのかって話ですが。自民党さん、もう軽自動車をイジメないでください( TДT)


車検が切れた後はどうなるのか?

軽自動車だろうがなかろうが、たまに車検の手続きを忘れて車検が切れてしまったドライバーさんもいるはず。金額面で不安になりますが、その場合でも車検費用は変わりません。基本的に価格が高くなる理由がありません。

ただし車検切れの軽自動車で走行するのは違法なので注意。自分で軽自動車をディーラーや整備工場、軽自動車検査協会に持ち込めないので、結果的に車検料金が高くなる可能性はあります。

また車検が切れた状態を3年続けると、勝手に運輸支局から職権で完全に抹消登録されてしまいます。


車検を受ける場所はどこ?

軽自動車の車検を取得できる場所が主に2つあります。

一つ目は軽自動車を購入したカーディーラー・自動車販売店。二つ目は、お近くの整備工場やカー用品店などで車検の手続きをお願いすることが可能。最近どんどん減少していますが、ガソリンスタンドでも車検を受けることが可能です。

珍しい方法としては、自分で車検を取ることも可能だったりします。いわゆる「ユーザー車検」と呼ばれるもので軽自動車検査協会で受けることが可能です。ちなみに普通車などのユーザー車検は陸運局で行います。

だから軽自動車が車検を受けることが可能な場所は、正確には「ディーラー」「カー用品店など」「軽自動車検査協会」の3つと言えそうです。


車検に必要な書類一覧

軽自動車が車検を受けるために必要な書類は割りと多い。

具体的には「車検証」「定期点検整備記録簿」「軽自動車納税証明書」「自賠責保険証明書(自賠責共済証明書)」「保安基準適合証」が基本的には必要になってきます。他には印鑑や車検費用のためのお金なども必要ですから、車検前には事前に準備しておくのをおすすめします。

また軽自動車でユーザー車検を受ける場合は、「自動車重量税納付書」「継続検査申請書軽第3号様式(または軽専用第2号様式)」「軽自動車検査票」を自分で用意する必要があるので注意。


法定費用にかかる金額は約3万円前後

ここからがようやく本題。車検費用の内訳を見ていきたいと思います。軽自動車に限らず普通車でも、主に二種類の負担に大別されます。それが「法定費用」と「点検整備費用」。まずは法定費用にかかる金額の目安を書いていきます。

法定費用はいわゆる「税金」などに関する金額。具体的には「自賠責保険料」「自動車重量税」「検査手数料(印紙代)」。だから結論から書いておくと、この法定費用で節約することは不可能です。でもおさらいも兼ねて、軽自動車ヘビーユーザーの方もチェックしてみてください。

最初は「自賠責保険」。軽自動車の自賠責保険料は「26370円」。自賠責保険は12ヶ月払いや37ヶ月払いも可能ですが、基本的に車検のタイミングと同じ「24ヶ月」払いを選択する方が多いはずですから、自賠責保険料はその金額になります。

続いて「自動車重量税」が少し複雑な価格料金。新車で軽自動車した場合、初回車検時の金額は一律9900円。2015年に自民党さんが増税したことは記憶に新しいです。それ以降は6600円の費用負担となります。

ただ最近の軽自動車は何かしらエコカー減税対象になっているので、25%減税だと5600円、75%減税だと1800円の負担まで下がります。このエコカー減税対象の軽自動車だと、2回目以降の車検では自動車重量税の金額負担は5000円で済みます。

もちろん免税対象車種に至っては0円の負担で済むこともありますが、最近自民党がエコカーのハードルが上げたので免税されてる軽自動車は少ないです。個人的な印象だと、スズキの軽自動車は免税対象車が多い印象。

また初回車検時から13年以上経過した軽自動車の自動車重量税は7600円、18年以上経過した軽自動車は8800円の負担は高くなります。

続いて「検査手数料」の値段は1400円。でも指定整備工場から「保安基準適合証」を持っている場合、手数料金は1100円まで下がります。せいぜい意図的に節約できるとしたら、この金額ぐらいか。

最後の法定費用の平均金額をまとめると「2.7万円から3.7万円」程度が相場と言えるでしょう。新車で軽自動車を購入する場合、エコカー免税対象車だったら最大1万円程度の節約につながりますが、金額的には知れてるといえば知れてます。少なくとも、中古の軽自動車では法定費用を大きく節約するのは厳しそう。


点検整備費用の料金を節約するべし!!!

続いて「点検整備費用」。軽自動車の車検を自動車の所有者に代わって、カーディーラやオートバックスといったカー用品店が車の整備や点検を行ってくれる代行費用のこと。だから車検費用を安く節約するとしたら「点検整備費用」になります。

何故なら、点検整備してくれる人の裁量に寄る部分が大きいから。車検を受かるためには最低限のチェック項目はあるものの、整備士の技術料(人件費)や部品の修理代といった領域んが実に千差万別。

例えば「ここの部品が劣化してるから修理してあげよう」とか「タイヤもこの程度の摩耗なら交換しなくていいか」とか「あまり修理しすぎるとオーナーさんの費用負担が大変だろう」と良くも悪くも配慮してくれたり、整備士さんによって様々ってこと。

また「劣化した部品に気付けるのか」といった個々の整備士さんの能力も様々。更には軽自動車本体の劣化具合も様々。初回車検時から年数が経過していなくても、走行距離が長かったら痛み具合も進みます。とりわけお子さんの送り迎えや老人ホームに入所してる両親に会いに行くなど、そういった使い方をしてる場合、軽自動車の痛み具合は相当なもの。

こういった検査料・検査手数料は時価と言えるので値段が大きく違ってくるのも当然という話。


点検整備費用に必要な金額の相場目安それぞれ

軽自動車の点検整備費用の相場目安はおおむね「1万円から10万円」が相場と言われています。中にはゼロ円で済むケースもあります。普通車と比較すると軽自動車のパーツは安いんですが、それでも車検費用はそこそこ高い。

ただ走行距離が長ければ長いほど整備費用はかかるものの、それでも軽自動車の車検費用は「最大10万円前後」が節約できる可能性があります。


◯ディーラーの車検費用がかかる理由

まずはディーラーさんによる車検費用の相場は法定費用+2万から10万円程度の金額が目安。

ディーラーは軽自動車を売った側ですので、良くも悪くもきめ細かく整備点検を行ってくれる。当然整備の出来不出来によって次の新車購入にも繋がってくるので、愛車の軽自動車が車検後に大きなトラブルは発生しにくいとは考えられます。

ただ、その反面として過剰なサービスが行われている可能性もあります。また交換部品もメーカー純正パーツであることも多く、どうしても修理費用がかさみがち。あくどい見方をしたら整備費用が水増しされている可能性もゼロではないですが、安心感という点ではおすすめ。


◯オートバックスなどの料金が安い理由と評判

続いてガソリンスタンドやオートバックスといった民間の整備工場による車検の値段の相場は、法定費用からプラス1万円から8万円程度が目安。安いところで1~2万円程度の点検整備費用。もちろん走行距離など軽自動車の状態によりますが、ディーラーの車検費用を意識して若干お安い価格設定。また気軽さや手軽さもおすすめ。

ただお店や整備士によってもピンきり。ガソリンスタンドや車検専門店などは費用は安いですが、「車検さえパスできたらいいやん」程度に整備がされている可能性が高いです。悪く解釈すれば「安い金額」や「車検の早さ」だけを意識して、整備そのものが疎かというパターンもなくはありません。

また整備士の技量や能力もマチマチとされているので、良くも悪くも価格相応。だから車検後はやや不安が残りますが、それでも安い値段と車検の早さという点ではおすすめ。

またカー用品店大手の「オートバックス」での車検費用は安いですが、それなりのサービスを行ってくれると評判。店舗によって車検費用の料金体系が異なるので相場は不明ですが、それだけサービスが充実してるほど価格も高いんだと思います。選択肢が多いに越したことはありません。

あとオートバックスの車検は「クレジットカードでの支払い」が認められてるのも大きなメリットと言えるでしょう。


◯ユーザー車検がお得な理由

車検費用を最も節約できるのが「ユーザー車検」。日本経済新聞なども「半日で車検費用が1万円に節約できる」といった記事を書くなどおすすめしている人も多いです。だからこの記事タイトルにある「おすすめ手続き」とは、このユーザー車検のことです。

その名の通り、ディーラーや整備工場など第三者に任せずに、自分で車検を行ってしまおうというもの。だから不明瞭な技術料といった代行費用の金額は発生せず、せいぜい軽自動車検査協会へ赴くための移動費用ぐらいで、場合によっては「法定費用のみ」という可能性もあるので最大10万円前後を節約できるのではないか?ということ。

もちろんユーザー車検は違法行為ではありません。基本的に車検なんてものは「保安基準ギリギリの安全性能」を満たしていたら問題ない。新車時並みの最高の状態を維持しておく必要はないわけです。

ただユーザー車検のデメリットは、もちろん自動車の整備に関する知識に詳しくなかったらダメ。民間の整備工場に手伝ってもらう場合には、そこら辺の人脈やつても必要。自動車に無知で見ず知らずの第三者にニコニコと手伝ってくれる人はまずいないでしょう。

また軽自動車検査協会へ足を運ぶ手間などを考えたら、一般的にどこまでおすすめできるかは微妙なのが実際の所です。記事で煽っておきながらすいませんって感じですが、基本的にユーザー車検は既に自動車整備工場で働いている人などに限られてると言えます。


おすすめの節約方法はやっぱり見積もり

だからユーザー車検を利用しない場合、おすすめの節約方法があるとしたら「見積もり」。今はインターネットでは色々な会社から見積もりを出してもらうことが可能なので、それぞれを比較検討してみることをおすすめします。場合によっては、車検費用の値引きを交渉してもいいでしょう(さすがに自動車の安全に関わるのでオススメはしませんが)。

そして車検見積もりでチェックすべき項目を書いておくと、まずは「法定費用・点検費用」。法定費用は前述のようにほぼ固定価格ですが、点検費用はお店によってマチマチ。曖昧な技術料や代行手数料もお店によって値段が異なります。

また「部品交換」も重要なチェック項目。車検を通すために必要なチェック項目は「ブレーキやワイパー」など限られてる。だから「バッテリーやオイル」などは別に車検時に交換する必要はありません。見積もりにバッテリー代の部品交換費用が含まれていたら、本当に必要な金額か尋ねることをおすすめします。

他には安い・高いといった価格面以外のチェックも重要です。「代車の有無」「支払い方法」「車検にかかる日数や費用」などを見ておくと良いです。軽自動車ユーザーが、いきなり大きい普通車の代車に乗ったら運転が不安ですから。


車検の通し方・受け方・流れの手順まとめ

ラスト改めて簡単にまとめておくと、軽自動車の車検費用の相場はおよそ「3万円以上14万円以下」ぐらいの料金や価格に落ち着くと考えられます。もちろん軽自動車の状態など一概に言えませんが、大体6万~8万円程度の値段が軽の車検費用の平均的な金額の目安と言えます。逆にどれだけ節約しても最低でも車検費用は3~4万円は必要になります。

値段だけ見たら2年ごとに一回支払うので決して高いこともありませんが、別に軽自動車だからといって特別に安い料金ってわけではありません。将来的な金額的な負担を考えたら、エコカー免税対象の軽自動車を購入しておくことが最善かつ最短の節約方法か。

また車検の手続き先を大別しておくと、安心感やサービス性なら「ディーラー車検」がおすすめ。手頃な料金設定と手軽さなら「カー用品店やガソリンスタンドなどの車検」がおすすめ。自分でできるもんというDIYな方なら「ユーザー車検」がおすすめ。

だから軽自動車の初心者であれば基本はディーラー車検を選択しつつも、経験や知識が増えていけばインターネットで見積もり比較して…という流れをおすすめします。

ちなみに整備点検費用はクレジットカードやカーローンで分割払い可能な場合があります。車検費用は軽自動車に限らず一括払いが基本ですが、費用負担ができない方は一計の価値あり。ただローンの場合は金利が付くので、軽自動車の車検費用の支払い方法としてはあまりオススメはしません。

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