2017年3月11日土曜日

【自動車ローン】ボルボのカーローン「スマボ」はお得なのか考察した

輸入車メーカー・ボルボがつい先日新しい自動車ローンを発表。その名も「スマボ(smavo)」。もちろんスマホとは一切関係ありません。割りと広告を出稿されているので目にした人も多そうです。

明らかに奇をてらったような名前なので、かえって警戒心が芽生えてしまうのは自分だけか。そこでボルボのカーローン「スマボ」は果たして本当にお得なのか考察してみました。割りと販売が好調なボルボ車の購入を考えてる方は参考にしてみてください。




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そもそもスマボとは一体どういう自動車ローンなのか?


まずはスマボとは何なのか?

ある程度想像はつくと思いますが、スマボの意味を簡単に説明すると「スマートにボルボに乗られる」という略語(愛称)だそう。だから何度も言うようにスマートフォンの略ではありません。このスマボの信販会社はジャックスによって運営されているらしい。

ただ何故あえて似せた名前にしてるかというと、スマホ購入時のように「定額制でボルボ車を使える自動車ローン」だから。つまりスマボはカーローン・オートローンというよりも、実質的にはカーリース・オートリースに近い内容。というかカーリースそのもの。

だから実際にスマボを利用して支払うのは車両代金ではなく、リース料金ということになります。そこには車両価格の他に、自動車重量税といった各種税金や自賠責保険料が含まれた金額。ややこしい記事タイトルを書いてしまって申し訳ありません。

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スマボとワンサードプランはどっちがおすすめか?


カーリースのメリットとデメリットも随分前に考察しました。ただ幸福の科学に出家した女優さんもCMにも出てましたが、やはり現実的にそこまでリースは浸透していないのが事実です。実際には自動車ローン(更に言うと残価設定型ローン)を利用して新車を購入してる人が多いハズ。

でもここで終わっても面白くない。ボルボには残価設定型プラン「ワンサードプラン」という自動車ローンもしっかり用意されてる。そこでスマボとワンサードプランのどっちがおすすめなのか簡単に比較してみました。

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ただボルボの中の人曰く、基本的に「個人がボルボ車を購入する場合は残価設定型ローン(ワンサードプラン)」を利用するのがお得」らしい。せっかくボルボの中の人が大々的に売り出したカーリスにも関わらず、まさかのスマボ全否定(笑)

具体的な理由は、車両を3年後に返却する場合の「新たなコストの有無」。

例えばスマボだと3年後の車両返却時に車検費用相当額の21万6000円の負担を強いられる。一方、ワンサードプランでは車両返却時に新たな費用は基本的に不要。よっぽど車両にキズが付いてる場合などは別でしょうが。

もちろんワンサードプランでは自賠責保険料などは自己負担ですが、スマボだとカーリースだから最初から価格が決まってる。残価設定型ローンのように車体価格やディーラーオプションの値引きといったサービスを求めることができないのもデメリット。

確かにボルボの社員さんの口から説明されると、スマボを選択するメリットは少なそう。


スマボのメリットは税金対策にメリット?


でもスマボに全くメリットがないかと言えば、ノー。

例えばスマボのメリットは上級グレードを借りやすいこと。リースだからこそ価格差が数十万円あるグレード同士であっても、月々の支払額は数千円程度にしかならない。普通の自動車ローンであればこういうことはいかないはず。

また個人の自営業者だと税務処理が容易になる。納税や確定申告する場合、多少税務処理が簡素化される。とはいえ一長一短のスマボ。是非ボルボ車を購入する時の参考にしてみてください。

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