例えば、自動車を買う前に保管場所(駐車場)の確保が必要。そして、その場所を示す『車庫証明』を警察署から発行してもらう必要があります。それがないと道路で走るためのナンバープレートが陸運局からもらえない。
ただ軽自動車の場合は「車庫証明が必要ない」「車庫証明は不要」などの噂を見聞きします。果たして、これは本当なのか?ウソなのか?
県庁所在地や人口が多い地区では必要
さっそく結論から書いておくと、基本的に軽自動車を買うなら車庫証明は必要ないです。ただし、あくまで「基本的に」の話。実は地域によっては軽自動車でも車庫証明が必要な場所があります。この地域を「軽自動車適用地域」と呼ぶんですが、この簡単な見極め方はシンプル。
かなり大雑把にまとめてしまうと「田舎か都会か」ということ。もう少し詳しく解説すると「東京や大阪の中心から30km圏内にある市、県庁所在地の市、人口10万人以上の市など」。
要するに東京や大阪近辺や県庁所在地などの都会では軽自動車でも車庫証明の届け出が必要になってきます。
普通車の車庫証明との違いとは?
また軽自動車の車庫証明の申請は「普通車のときと方法が違う」ため注意。車庫証明そのものの取得方法については別記事を参照。例えば、普通車に必要な書類は「自動車保管場所証明書」と呼ばれるのに対して、軽自動車に必要な書類は「自動車保管場所届出書」と名称がやや異なります。
また車庫証明が必要になるタイミングも違います。
例えば、普通車だとナンバープレートを取得する前に必要なのに対して、軽自動車の車庫証明はナンバープレート取得後のタイミング。いわゆる登録の後から警察署に足を運ぶ必要があります。
しかも取得後から15日以内と期限が定められているので、軽自動車の車庫証明を申請するときには少し注意したいところ。
軽自動車で車庫証明が必要な地域一覧まとめ
そこで改めて軽自動車の車庫証明の届出の必要な地域は(https://www.zenkeijikyo.or.jp/formality/2_1.html)をチェックしてほしいんですが、例えば岩手県だと車庫証明が必要なのは県庁所在地の盛岡市だけ。ただ愛知県だと「名古屋市・豊橋市・岡崎市・豊田市・一宮市・春日井市・瀬戸市・半田市・豊川市・刈谷市・安城市・小牧市」など、これだけの地域で車庫証明が必要になります。
大学が多く立地している京都府では「京都市・長岡京市・宇治市」のみ。案外少ない?
じゃあ、一番大学が密集している東京都を見てみると、やはり車庫証明が必要な地域が多い。まず東京都の23区は問答無用で必要。
他の市町を見てみると、「八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・府中市・調布市・町田市・小金井市・小平市・日野市・東村山市・国分寺市・国立市・狛江市・東大和市・清瀬市・東久留米市・多摩市・稲城市・西東京市・青梅市・昭島市」など、これだけ。
東京の地理に詳しくないのでほぼ全ての市町かと思ったんですが、警視庁のサイト(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetuzuki/shako/q_a/q_a5.htm)を見ると、武蔵村山市やあきる野市、奥多摩町などは除外な模様。
ただ「軽自動車適用地域」でも除外される地域もあったりするので、詳しくは最寄りの警察署で訊くのがベターです。とにかく都会に住んでる新社会人や大学生の方は、軽自動車の買う場合でも車庫証明の存在は常に頭に入れておきたいところ。
ちなみに【おすすめ】はじめての車に買いたい人気車種一覧や【人気】スズキの軽自動車おすすめランキングまとめ、【人気】ダイハツの軽自動車おすすめランキングまとめなども併せてご覧ください。
【スポンサーリンク】