そこでアルトターボRSの注目点を6つ簡単にまとめてみた。
MTモデルは発売されない
既に2015年に購入できるMT車一覧の記事でも書きましたが、昨年から期待されていたMTモデルですが搭載されません。もしMTが用意されていたら、おそらく大々的にスズキはアピールしてたはずですから、「やはり」といった感じ。もっと言うとCVTもなくて、トランスミッションは5速AGSのみ。「MTチックな運転操作が可能」という点も考慮して、思い切って5速AGSに絞ったんだと思います。これが今月以降のアルトの発売台数にどれだけ好影響を与えるか。
でも、まだ期待は捨てなくてもいいかも知れない。何故なら、ワゴンRが前にフルモデルチェンジしたときにMTモデルをラインナップから外した。ただユーザーからMTを求める声が多くて、半年後ぐらいにMTモデルを復活させた経緯もある。
「アルトターボRSのMT車が本気で欲しい!」という方が今後増えたら、いずれMTモデルが新たに用意される可能性も少なからずありそう。
走行性能は軽自動車ナンバーワン?
続いて気になるのが走行性能。そこでエンジンを見ると、スズキ車が搭載してる従来のR06Aターボエンジンと同じ。
ただ最大トルクが最大トルクを95Nm(9.7kgm)から98Nm(10.0kgm)に引き上げられてる。ちなみに回転数は3000のまま。ダイハツ・コペンの最大トルクが92Nm(9.4kgm)をゆうに超えてる。しかも回転数は3200だから、それだけアルトターボRSは力強いエンジンであることがわかる。
メーター見てもタコメーターがちゃんとあって、三連式で質感も低くない。
そしてなんといっても車体重量。かなり車体が重くなるかと思いきや、2WDモデルの車重が670kg。コペンが最低でも850kgということを考えると、ものすごくザックリ言うと200kg近い差。4WDモデルでも720kgと軽量。車体のフレームもスポット溶接を増加させたことで剛性感もアップ。
おそらく走行性能は『軽自動車随一』と表現してもよさそう。
価格が安い
しかも、アルトターボRSの価格が安い。あくまでグレードは一つのみなんですが、2WDモデルの価格が「129万3840円」とかなり安い。
内装の質感を見たら、「これで130万円かー」という良い意味での驚きがある。
ライバルであるダイハツのオープンカー・コペンの価格が170~180万円前後したはずだから、相当お買得価格。4WDモデルでも140万5080円。ベースとなったアルトの最上級グレードXと比較しても、わずか約16万円ほどの値上がりで収まってる。
ルーフスポイラーやエアロパーツなど装備が豊富
それでも少し高くなったと思いがちですが、実はぜんぜん違う。何故なら、ルーフスポイラーやディスチャージヘッドランプなどが標準装備。
他にもメッキリアガーニッシュやエアロパーツ、パドルシフトも標準装備。
しかもタイヤは15インチ(165/55 R15 75V)。ブリヂストンの「ポテンザ RE050A」。
こういったもろもろの装備品の価格を考えると、16万円で元が取れるどころかお釣りが来るぐらい。フレームにも新たにスポット溶接が増えた人件費なども考慮すると、買わない理由がないぐらい。
安全性能
安全性能面を見てみると、レーダーブレーキサポートといった自動ブレーキが標準装備。誤発進抑制機能やエマージェンシーストップシグナルやESPは言うまでもなくもれなく。そこで新たに注目したいのが、バックアイカメラ。日産の軽自動車に搭載されてるそれ。ただしダイハツの軽自動車ムーブに搭載されてるのとは違い、後方に対する自動ブレーキまでは無理なもよう。
アルトRSターボは間違い
あと名前は「アルトRSターボ」ではないということ。「アルトターボRS」が正式名。自分だけかも知れませんが、結構ちょいちょい間違えちゃう。自戒も込めて「アルトターボRS」が正しい名前です。
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