2017年9月3日日曜日

【感想】新型スイフトハイブリッド 試乗インプレッションまとめ!実燃費は大幅向上したか?

つい先日、2017年7月にスズキ新型スイフトハイブリッドが発売されました。新型スイフトは2017年2月頃にフルモデルチェンジしたばかり。既に【感想】新型スイフトの試乗評価まとめも作成済みなので後でチェックしてみて下さい。

そこで今回はスズキ新型スイフトハイブリッドの試乗を簡単にまとめたいと思います。

ハイブリッド化されて走りは改善されたのか。スイフトハイブリッドの実燃費も果たして向上しているのでしょうか。スイフト全般の試乗記事はまとめてるので、主にハイブリッドの加速感などに焦点を絞って評価してみました。



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スイフトハイブリッドの仕組み


既に別の記事でまとめた記憶もありますが試乗評価に入る前に、まずスイフトハイブリッドの仕組みを簡単に説明したいと思います。あくまで「試乗」がメインの内容だと思うので、興味がない方はズバッと下へスクロール推奨。

ざっくり仕組みを言ってしまうと、既に発売されていたマイルドハイブリッドの「駆動用モーターを強化」しただけになります。具体的に駆動用モーターの出力は13.6PS/3.1kgm(10kW/30Nm)と初代フィットハイブリッド並のパワーがあります。マイルドハイブリッド版のスイフトの駆動用モーターより10馬力ほど強化されています。

残念ながらスイフトハイブリッドもリチウムイオンバッテリーは12Vのまま。室内空間を犠牲にさせないための配慮か。

ただ変速機がCVTから5速AGSに変更されてるのが大きな特徴。この5速AGSはいわゆるセミオートマチック(AMT)や2ペダルMTなどと呼ばれるもの。スイフトハイブリッド(ソリオハイブリッドも同様)は、このセミオートマとハイブリッドを組み合わせてるのが特徴になります。

理由はよく分かりませんが、CVTよりAMTの方が割安かつコンパクトなサイズだからだと思います。ただ、どうしてもセミオートマチックは変速時に加速のタイムラグ(カックンカックン的なショック)が気になってしまうもの。

既に【評価】ソリオハイブリッド試乗まとめ【感想】でも触れましたが、そこでスイフトハイブリッドは変速時に速度が減少した瞬間、駆動用モーターが駆動輪を直接回転させて速度の穴を埋めてくれる。


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スイフトハイブリッドは変速ショックが減少し、加速がスムーズ


まずは5速AGSの仕上がり具合。

結論から書くと、変速の切り替えやシフトアップは俊敏に行われるため、スイフトハイブリッドの加速感は滑らかで吹け上がりもスムーズに仕上がってる。先程試乗記事のリンクも貼りましたが、ソリオハイブリッドから制御ソフトも改善。スイフトハイブリッドでは更に最適化され、より変速ショックが減少。

渡辺陽一郎や鈴木直也の試乗では「実際に乗ってみると、これが予想以上にイイ!」「熟成された足回りと軽いボディで安定性も優れ、5速AGSと相乗効果でスポーティー感覚が強い」といった好意的な感想や評価が目立ちました。他の試乗記事でも「ハイブリッドとは思えないスポーティーな走りが楽しめる」とスイフトハイブリッドの走りが高評価。

例えば高速道路など「アクセルをベタ踏みにしない高速クルーズはいい感じ」と小沢コージの試乗ではスイフトハイブリッドを評価。負荷がかからない場面やゆっくりした加速においては、しっかりハイブリッド感を感じさせる走りを提供してくれる。

別のベストカーの試乗記事では「CVTよりもダイレクト感があってワインディングなどもけっこう楽しい」と変速の自然さが評価。そのためノーマルのスイフトの操舵性や足回りの良さに、このハイブリッドがもたらすスムーズな加速感・ダイレクト感がしっかり加わったことで、スイフトハイブリッドは「クルマとしての付加価値」を高めてくれている模様。

ソリオハイブリッドの試乗ではネガティブな評価もチラホラありましたが、スイフトハイブリッドの試乗に関してはあまり見られず。ここ半年か一年でスズキ版ハイブリッドのネガな部分が、地味に解消されつつある模様。今後もスイフトハイブリッドに限らず、徐々に走りが改善されていくでしょう。


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スイフトハイブリッドのネガティブな試乗評価


ただスイフトハイブリッドのデメリットやネガティブな評価もあります。

結論から書いてしまうなら、言ってもハイブリッド感が薄いこと。どうしても駆動用電気モーターで走行するイメージがあるハイブリッドですが、所詮は14馬力程度のモーター。とてもモーター単独で走行することは不可能。

またリチウムイオンバッテリーの容量が3Ah(マイルドハイブリッド版スイフト)から4.4Ahに強化されてる。トヨタ・アクアのバッテリー容量が6.5Ahのため、そこまでスイフトHVもバッテリー容量は小さくない。

でもISGが作る発電量が知れてるのか、割りとバッテリーがすぐ無くなってしまう。だからスイフトハイブリッドでベタ踏みで試乗したり、坂道や高速道路で試乗すると、すぐ変速ショックが蘇って滑らかな加速感が減退します。

要するに、せっかくのスイフトハイブリッドの良さが長持ちしないのは難。

例えばカートップのスイフトハイブリッドの試乗記事でも「高負荷領域となる登りのワインディングでは(中略)、やや加速時のギクシャクしたところが見えてくる」といった感想が書かれています。小沢コージの試乗でも「パワーの切れ目でどうしてもクルマがひと呼吸休んじゃう」とスイフトハイブリッドの走りに対して不満感がある様子。

この試乗記事では制御がどうこう指摘されてるものの、やはりスイフトハイブリッドのバッテリー容量がそもそも不足気味。もちろん価格との兼ね合いもあったんだと思いますが、いささかスイフトハイブリッドの中途半端感につながっている印象。


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スイフトハイブリッドの実燃費はさほど伸びず


ラストはスイフトハイブリッドの実燃費。試乗記事では地味に忘れてはいけない部分。

スイフトハイブリッド 実燃費
カートップ10月号 交通タイムス社
結論から書くと、カートップさんの試乗記事では「スイフトハイブリッドの平均燃費は19.3km/L」だったらしい。一般道やワインディング、首都高速など様々な条件で試乗した上で、走行距離は合計150km程度とのこと。実燃費の数値としては信頼に足りうると思われます。

ただ個人的な感想を書くと、ぶっちゃけフツー。スイフトハイブリッドのカタログ燃費は27.4km/Lから32.0km/Lまで大幅アップしてるものの、正直実燃費はほとんど現状維持に近いです。詳しくはスズキ・スイフト vs ホンダ・フィットの比較記事 などもご覧ください。

スイフトそのものがかなり軽量なため+10馬力でもモーターのトルク感が加われば、もう少し実燃費が伸びるかなーと期待してたんですが、まあ結果はこんなもんでした。やはりモーターやバッテリーのスペックを考えると、言っても「スイフトハイブリッドもマイルドハイブリッド」の領域と考えるのが妥当かなーと思わせる実燃費でした。


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スズキ・スイフトハイブリッドの試乗口コミ・評価・評判まとめ


以上、スズキ新型スイフトハイブリッドの試乗インプレッションまとめでした。

スイフトハイブリッドの加速感や走りという点では、概ね高評価が目立ちます。なめらかな加速感などノーマルスイフトよりは進化してると言えそう。確かに走りを重視するならスイフトハイブリッドの選択も有りと思わせる試乗でした。

ただハイブリッド車の割に実燃費が特別向上するわけではないため、そもそもの「商品としての魅力」としてスイフトハイブリッドを考えると…。何故ならスイフトハイブリッド(HYBRID SL)の価格は200万円近くなるため、他にも色んな選択肢(コンパクトカー)が視野に入ってくる。

おすすめコンパクトカー国産ランキング【比較評価】スズキ・スイフトvs日産・ノート【比較評価】スズキ・スイフトvsマツダ・デミオなども参考にして欲しいんですが、敢えて「スイフトハイブリッドを選ぶ理由」を探すとそこまで強い動機も見当たらないのかも知れません。

あとスイフトは色んなグレードが増えすぎて、もう少し整理した方が良いかも。自分のような人間でもよく分からず、かえって「スイフトの個性」が見えづらくなっている印象です。余程のクルマ好きでもスイフトはどのグレードを買えばいいか難しい。

 ちなみにスイフトハイブリッドから少し遅れて発売された新型スイフトスポーツの1.4Lターボの走りはかなり評判が良い。新型スイフトスポーツの試乗評価記事も参考にして欲しいんですが、今回のスイフトハイブリッドと

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