2017年9月5日火曜日

【スズキ】新型エスクード 試乗インプレッションまとめ【感想・評価・口コミ】

ここ近年は世界的にSUVが人気。【人気】国産SUVおすすめランキングまとめも作るほど、こぞって各自動車メーカーが参入してる。

そこで「スズキが誇るSUV車」と聞いて最初に多くの人が思い浮かぶのが、おそらくジムニー。最近だとコンパクトSUVのイグニスあたりもスズキのSUVとして有名か。【比較】ジムニー vsジムニーシエラ【比較】ジムニー vs ハスラーなども参照。

ただスズキが何十年も前からひっそりと発売してるSUVがあります。

それが「エスクード(ESCUDO)」。初めて登場したのが1988年と意外と古い。2015年にフルモデルチェンジした現行エスクードは、2017年7月26日に「1.4L直4ターボエンジン」が追加されて外観も一新されました。

スズキ新型エスクード 1.4lターボ 試乗感想まとめ
そこで今回は新型エスクードの主に1.4Lターボの走りをメインに試乗インプレッションをまとめたいと思います。新型エスクードの購入に迷っている方は、今回の試乗記事を参考にして下さい。またスズキエスクードは来年2018年にマイナーチェンジを早速控えてるという情報も。




エスクード1.4Lターボの加速感が想像以上に素晴らしい!


まずはさっそく新型エスクードに新しく追加された「1.4Lターボ」の評価からチェック。

結論から書くと、新型エスクードの1.4Lターボエンジンの加速感は素晴らしいという評価が目立ちます。

ベストカーの試乗記事では「ほとんどアクセルを踏まなくても速度が乗っていく感じでなんとも気持ちがいい」という感想。1.4Lターボエンジンの「トルク感はさすが」と評価するのはカートップの試乗記事。

この1.4Lターボのスペックは「136PS/21.4kgm」とおよそトルク感は2.0LNAエンジン並。2.0L並と聞くとややもすると最近では平凡なスペックかも知れませんが、それでも変速比幅を広げた6速ATと相まって、新型エスクードの吹け上がりは自然で力強い

新型エスクードに搭載されている「パドルシフトも積極的に変速させたい場面で重宝する」と評価するのはマガジンXの試乗記事。それだけ新型エスクードの6速ATの変速速度が速やかで自然。

スズキは徐々にCVTから撤退するのではないかという情報もあるのも頷けます。

○新型エスクードの走りや加速感は「猛然」そのもの


例えば上り坂といった場面では、新型エスクードの分厚いトルク感に魅了されそう。でも新型エスクードの走りは、いわゆるダウンサイジングターボにありがちな高回転域での加速感の伸びの弱さも見られない

ベストカーの試乗記事ではエスクードターボの加速感を「猛然」とまで表現されるなど、車重が1200kg台とSUVの中では比較的軽量なことも貢献。この胸のすく加速感は新型エスクードを購入する時の要素になりそう。

もちろん新型エスクードが高級スポーツカー並の加速感が得られてるとは思えませんが、それでも日本の道路事情を考えると「1.4Lターボ」ぐらいのエンジン性能がベターなのかも知れない。例えば、トヨタ・C-HRの1.2Lターボだと力不足感はあるか。



オールグリップという4WDシステムとの組み合わせが最高


新型エスクードは1.4Lターボも含めて、グレードは全て「4WD」。

ただこの4WDシステムが意外と優秀。「オールグリップ」と呼ばれるそれは、本格派のフルタイム4WDシステム。複数のモードに切り替えることも可能なんですが、車両の走行状況を常時制御してくれるスグレモノ。

この4WDシステムが新型エスクードの走りの直進安定性も高めてくれてる。確かに新型エスクードは他車のプラットフォームなどと比較すると剛性感などはどうしても落ちるものの、それでも旋回はスムーズでありワインディングロードなどでの走りは楽しそう。

カートップの試乗記事では「日本車のソレとは一味違う」「コンパクトクラスにしては、大人びた走りの質感を与えてくれる」と新型エスクードの走りを高評価。路面状況が的確につかめるということは、それだけ雪道や濡れた路面状況における走りも安定するということ。

「軽快な操舵性」とSUV特有の「見晴らしの良さ」というまさにイイ所取りで、新型エスクードは安全性にも寄与した楽しい走りを提供してくれそうです。



結局、新型エスクードターボはおすすめ?お買い得?


以上、新型エスクードの試乗記事ですが、じゃあスズキ新型エスクードは買いなのか?おすすめなのか?

確かに新型エスクード 1.4Lターボの価格が260万円前後と、スズキ車の中ではそれなりのお値段がする。およそトヨタ・C-HRの1.2Lターボとほぼ同価格帯。

エスクード 1.4Lターボ 内装インパネ
そう考えると新型エスクードの内装の質感はやや平凡さは否めないか。価格帯を考えると、外観デザインでもプレスラインの彫込を深くするなどもっと見た目の質感も高められそう。

それでも1.6L版のエスクードとは違って、シートやメーター周りには赤いガーニッシュが施されています。内装以外にもプロジェクターヘッドライトにも差し色として赤を使ったり、ホイールは逆にブラック塗装化するなど地味にブラッシュアップ。

またエスクード1.6L NAエンジンと比べると、カタログ燃費が大差ない。.4Lターボの燃料もレギュラー仕様(スイフトスポーツはハイオク仕様)のため、新型エスクードの経済性も上々。

新型エスクードの室内は他のコンパクトSUVと比べても大きい部類。日常での使い勝手の良さは必要にして十分。ミリ波レーダータイプの自動ブレーキも標準搭載し、ACC(追従クルーズコントロール)も完備。

だから1.6L搭載のエスクードと比較するのであれば、見た目の違い(フロントグリル等)も含めて、基本的に1.4Lターボの新型エスクードはお買い得だと思います。新型エスクードの中身は意外とスキがなく、実は商品力は高い。

ベストカーの試乗記事ではトヨタ・C-HRと比較して「あんがい賢い選択かもと思わされた」と新型エスクードの商品力の高さが評価されているのも頷けます。



スズキ新型エスクードターボ 試乗評価・口コミ評判まとめ


以上、新型エスクードターボの試乗インプレッションまとめでした。

結論をまとめると、エスクードの評判は意外と悪くはない。ブランド力や知名度はイマイチですが、それでも商品力の高さは堅実そのもの。取り立てて大きな武器はないですが、買って損はしないSUV。

新型エスクードのコンセプトモデル・ヴィターラから個人的に好きでしたが、1.4Lターボの投入でエスクードの本領がようやく発揮されてきたのかなーと思わせる試乗の評判・口コミでした。

個人的にはエスクードは伸びしろを感じてるので、現状の価格帯を維持しつつ、今後も質感をしっかり高めていければもっと売れそうだと思います。

ちなみに新型エスクードと同じ1.4Lターボを搭載した【評判】新型スイフトスポーツの試乗評価も併せて是非御覧ください。

他にも【評判】トヨタ新型ハリアーターボの試乗評価【評判】マツダ新型CX-5の試乗インプレッションまとめ【評価】スズキ新型イグニス試乗レビュー【評価】スズキ新型スイフトハイブリッド試乗感想【評価】トヨタ新型C-HRの試乗感想なども既にレビュー済み。

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