グレイスのカタログ燃費を見ると、リッター34.4km。かなりの低燃費ですが、同じくホンダが発売してるフィットハイブリッドより実は優れてる。
フィットハイブリッドの燃料タンクは軽自動車並み?
フィットハイブリッドの燃費といえば、リッター36.4kmという数字を思い出す人も多そう。ただこれは「HYBRID」グレードのみで、燃料タンク容量が32Lと軽自動車並み。色んなパッケージが省略されてて車重が軽いというのも大きい。じゃあ売れ筋グレードの「HYBRID・Fパッケージ(Lパッケージ)」グレードを見てると、燃料タンク容量が40Lとコンパクトカーとしては多い方。ただ燃費がリッター33.6kmまで目減り。だからフィットハイブリッドの燃費は『リッター33.6km』と思っておいた方が良い。
グレイスの燃料タンク容量は40L
そこでグレイスに話を戻すと、こちらは冒頭でも書いたように燃費はリッター34.4km。じゃあ燃料タンク容量がどうなってるかと言えば、全てのグレードでタンク容量は40L(画像一番下)。ということは、新型グレイスはフィットハイブリッドのHYBRID・Fパッケージよりも実は低燃費。
しかも車両重量を見てみると、グレイス「HYBRID DX」は1170kg。一方、フィットハイブリッドの「HYBRID・Fパッケージ」は1150kg。グレイスの方が20kg程度重いにも関わらず、燃費が良い。またハイブリッドエンジンはフィットと同じ「SPORT HYBRID i-DCD」を採用してるので、ちょっと不可思議ではある。
乗り心地や走り心地が犠牲になってるグレイス?
じゃあグレイスは燃費を優先させて、走行性能や動力性能を犠牲にしてるかといえば、そんなこともない。
動力性能は体感的には1.8リッタークラスだ。エンジンは少し高回転指向で、4200回転付近から加速力が活発化するが、低い回転域でもモーターの駆動力が効果的に作用してボリューム不足を感じない。
http://autoc-one.jp/honda/grace/report-1992491/0003.html
前席は座面の長さに余裕があり、座り心地は柔軟だ。セダンらしいリラックス感覚を演出している。自動車評論家の渡辺陽一郎さんの試乗レビューによると、グレイスはセダン車らしい乗り心地。フィットの新車販売台数が落ち込んでますが、もしかすると早くもグレイスに流れてる可能性も。
http://autoc-one.jp/honda/grace/report-1992491/0002.html
老後のためにそこまで浪費はできないけど、子育ても落ち着いた定年を迎えた方や、ちょっとイイ車に乗りたい20代30代の若者世代には、ホンダ新型グレイスがまさにピッタリかも知れない。
ホンダの本気?
ちなみに産経新聞を取ってるんですが、先週末に入っていたホンダ新型グレイスの広告チラシで驚いた。なんと同じ広告が三枚も入ってた!
それだけホンダがハイブリッドセダン・グレイスに力を入れてるってことなんでしょうが、思わず「意味あるッ!?」と叫んでしまった。
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