おさらいも含めて、改めて見直し点をまとめてみた。
軽自動車税の減税幅は最大50%どまり
延長する前の、現行のエコカー減税では対象ではなかった「軽自動車税」も減税対象になった。現行だと普通車の「自動車税」のみが減税されてた。それが軽自動車税にも拡大。もうほとんどの人は知ってると思いますが、ただ注意点が一つがあった。現行のエコカー減税では、普通ガソリン車は自動車税が最大で75%減税されてる。延長するエコカー減税でも同じく最大で75%減税。
ただ軽自動車でも同じように適用されるかと思いきや、実は軽自動車税は最大で50%減税止まり。75%減税は電気自動車(三菱iなど)のみの適用。ややガッカリ。
2020年度燃費基準値はかなり厳しい
そして延長エコカー減税では燃費基準が2020年度版に新調されて、対象車になるためには更なる低燃費が求められるようになった。国交省 |
じゃあ、具体的にどれだけ燃費基準値が厳しくなったかと言えば、こちら。
①の車両重量741kg未満(アルトやミライースetc)だとリッター24.6キロ。
②の車両重量856kg未満(ワゴンRやハスラー、ムーヴetc)だとリッター24.5キロ。
③④の車両重量900kg以上(タントやスペーシア、コンパクトカー)だとリッター23.5キロ前後。
この数字だけ見るとエコカー減税が延長されても、おそらく新しい2020年度版の燃費基準を満たさない車種の方が少ないはず。ただこの燃費基準を×1.1倍、1.2倍すると、①②ではリッター30キロ近い数値が必要になる。
①と②の差があまりないのは意外でしたが、個人的にはホンダのNシリーズや日産の軽自動車はヤバそう。日産は古いコンパクトカーが多いのでしんどいと思う。
車重が1800~2000kg以上あるミニバンに至っては、トヨタのヴォクシーやエスクァイアといったハイブリッドミニバン以外は…Ω\ζ°)チーン
古い燃費基準に合わせた適用区分が増えた
個人的に延長エコカー減税で一番注目したいのが、減税率の区分が新たに増えたこと。具体的に言うと、自動車重量税だと25%減税、自動車取得税で20%減税と40%減税が新設。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141229-00000049-san-bus_all
産経新聞がまとめた詳しい表を見ると、それは現行の「2015年度版燃費基準」に合わせた減税区分であることが分かる。
前述の通り、新しい2020年度版の燃費基準はかなり厳しい。だから、どうしても減税の恩恵からこぼれる車種が増える。それを救済するための緩やかな措置。
だから現行のエコカー減税で対象となってる車種だったら、延長された以降も同じように減税自体はされる可能性が高い。ただ極端にカタログ燃費が良くないと、軽自動車税が1.5倍されることを考慮すると、トータルでは損をする可能性も。
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