国土交通省と自動車事故対策機構は23日、衝突被害軽減ブレーキなど自動車の予防安全性能について初めて評価した。国土交通省とNASVA(自動車事故対策機構)が初めて予防安全性能を評価。いわゆる衝突被害を軽減させる自動ブレーキ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141023-00000564-san-bus_all
その安全評価で軒並み点数がトップクラスだったのが、もちろんあのメーカーの自動ブレーキ。
スバル アイサイトは国交省もお墨付き
富士重工業のワゴン「レヴォーグ」-の3車種が40点満点で最高点を獲得した。(中略)満点の3車種に続き2位は「フォレスター」(39・9点)、3位は「XVハイブリッド」(39・3点)言うまでもなく、それはスバルのアイサイト。URLにもEyeSightって書いちゃってるんで、別に出し惜しみしてもしょうがなかったんですが。
最新のEyeSight3が搭載されたレヴォーグとWRXがともに脅威の満点。EyeSight2のフォレスターやXVハイブリッドなどのSUVもほぼ満点に近い。つまりスバル車が上位を占める結果。
スバル レヴォーグとWRX以外だと、満点はレクサス・LSと日産・スカイラインのみ。スカイラインはセレナやノートと同じ「エマージェンシーブレーキ」が搭載されてるんですが、微妙に異なる。セレナの自動ブレーキはステレオカメラタイプのところ、スカイラインはミリ波レーダータイプ。全方位に対応してて、それが評価されたのか。
レクサスLSに至っては、ミリ波+カメラの混合タイプ。高級車だけあって文句なし。おそらく、こういうそれぞれの特性を活かした混合自動ブレーキが増えていくはず。
軽自動車の自動ブレーキはワゴンRとハスラーが高評価
ちなみに軽自動車の自動ブレーキの性能も試験されていて、スズキのワゴンRとハスラー(いずれも32点満点中8.9点)が共にトップ。要するに、スズキの自動ブレーキ(レーダーブレーキサポート)の性能が良い。
ダイハツやホンダよりも差が付いた理由は、おそらく赤外線レーザーを発射する位置。ダイハツやホンダはフロントバンパーにあるんですが、スズキの場合は、ルームミラー付近にある。だから天候に左右されず、ほぼどういう条件でも自動ブレーキが作動する。
ただダイハツ・ムーヴが7.4点、ホンダ・N-WGNが8.0点(ちなみにヴェゼルは6.7点とかなり寂しい数値)。どんぐりの背比べと言えば、どんぐりの背比べ。
果たして、どのメーカーが、どの車種が、自動ブレーキ市場で一歩抜きん出るかはこれからの見所。
自動ブレーキ搭載車は自動車保険料が安くなる?
そして、気になるのが自動車保険。国土交通省が自動ブレーキの格付けを始めたってことは、「自動車保険料割引」の一種の布石かなと思います。昨年、某損保会社が自動ブレーキを搭載した車種の割引サービスを始めたんですが、金融庁が邪魔をして早々に頓挫。自動ブレーキは実は多種多様だから、自動車保険に組み込もうとすると結構面倒くさいのかも。
ただ今回の国土交通省が自動ブレーキを客観的に評価したことで、そこら辺の問題がクリアされつつある兆し…のはず。自動車保険料、もっと安くなってくれー!(´;ω;`)ウッ…
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