富士重工業は、スバル「レガシィ アウトバック/B4」をフルモデルチェンジし10月24日より発売を開始した。スバル新型レガシィがフルモデルチェンジ。今回でレガシィは6代目。アメリカでは新型レガシィは既に6月から発売されていて、バカ売れで長い納車待ちが当たり前らしい。確かに外見もカッコ良くなってる。
http://autoc-one.jp/news/1935182/
そこで新型レガシィはフルモデルチェンジして、どこが具体的に変わったかを軽くまとめてみた。
ラインナップはB4とアウトバックのみ
新型レガシィで用意されるモデルは、セダン車のB4とSUVのアウトバックのみ。先代レガシィにはあったツーリングワゴンは消滅。ただ、そのレガシィ ツーリングワゴンはレヴォーグとして発売されて、今や大人気。でもオートックワンの記事を読むと、それでもレガシィ ツーリングワゴンの復活を望む声があった。レヴォーグの快進撃を見る限り、ステーションワゴン車の秘めたポテンシャルは高そう。
新型レガシィの内装の質感の高さ、開放感を見ると、確かにレヴォーグよりもう少し大型のステーションワゴンがあっても良いのかも知れない。
新型レガシィの車体サイズは再び大型化
そしてレガシィと言えば、車体の拡大化。それは、この6代目の新型レガシィでも同様。初代レガシィが発売された当時は日本仕様コンパクトな車体だった。でも2000年以降、北米で売り出すために、レガシィはどんどんアメリカナイズされていった。ただその結果、日本のユーザーは離れていった…。例えば、先代レガシィがフルモデルチェンジした時は、全長で95mm(9.5cm)、全幅で50mm(5.0cm)アップ。ホイールベースでも80mm(8.0cm)。軽自動車やコンパクトカーでもあるまいし、このクラスの車で5.0cm以上も拡大させるのは相当。
そして、今回の6代目新型レガシィ。まずはセダン車・B4を見てみると、全長がその先代から50mmアップの4,795mm、全幅が先代比60mmアップの1,840mm。
続いて、SUVのアウトバックでは全長が先代比25mmアップの4,815mm、全幅が先代比で20mmアップの1,840mm。B4より拡大幅は抑えめなものの、新型レガシィの大型化は健在。
そして、レガシィB4とアウトバックを比較して気付くのが、どちらも「全幅が1,840mm」という点。先代以前ではアウトバックの方が横幅が広かったけど、それが統一・共通されたカタチ。だから、新型レガシィの今回のフルモデルチェンジでは「B4の進化」が若干見て取れる。
パワーユニットは2.5Lエンジンのみ
そしてレガシィと言えば、スバルと言えば、エンジンのパワーユニット。ただ残念ながら、B4もアウトバックも用意されてるのは4気筒の2.5L水平対向エンジンのみ。先代までは用意されていた、2Lターボエンジン(B4)と6気筒の3.6Lエンジン(アウトバック)は消滅した模様。モデルだけではなく、グレードも絞りこまれたカタチ。
ちなみに、新型レガシィに搭載される2.5Lエンジン(FB25型)は80%近くが新設計らしいですが、動力性能も燃費性能も小幅アップ止まり。最高出力で2馬力アップ、燃費はJC08モードでアウトバックがリッター1km、B4でリッター0.4kmほどの上昇。
最新アイサイト3が標準装備
レヴォーグWRXに続いて、今回の新型レガシィB4・アウトバックでも、最新のEyeSight3が標準装備。国土交通省とNASVAが行った自動ブレーキの格付けでは満点評価でしたから、新型レガシィB4・アウトバックでもアイサイト3はかなり高い訴求力になりそう。
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