ビー・エム・ダブリュー株式会社は、新型「2シリーズ アクティブツアラー」を2014年10月1日より受注開始すると発表した。納車は2014年12月からが予定されている。日本では今年6月ぐらいにお披露目された、BMW「2シリーズアクティブツアラー」がようやく受注開始。納期は今年後半ぐらいだそう。BMWの「偶数シリーズはクーペ」という法則がありますが、この2シリーズアクティブツアラーは5ドアのハッチバックタイプ。やや異端。
http://autoc-one.jp/bmw/launch-1918130/
そして一番の変化球が、FF(前輪駆動)。なんとBMW史上初。これには一長一短あるんでしょうが、理由はただ一つ。
FFは車内空間を広くできる
普通、エンジンの位置は前にある。だから後輪タイヤを回すためには、どうしても距離がある。そこで駆動を伝えるプロペラシャフトというモノが必要。でもプロペラシャフトがあるせいで、車内空間が奪われた。だからFF(前輪駆動)にすることで、車内空間がそれだけ確保できる。実用性を考えると、後輪駆動(FR)を存続するのは今の時代難しくなってるのかも。実際、日本車でもFF(前輪駆動)が大半を占めてるし、アメ車でも…。
2シリーズアクティブツアラーの車体サイズは、4350×1800×1550mm(全長×全幅×全高)。ちょうどトヨタ・プリウス程度。日本市場では、十分すぎる車内空間を確保できてるレベル。
だから5ドアにした点も含めて、2シリーズアクティブツアラーは家族向け・ファミリー向けのプレミアムコンパクトカーに仕上がってると言える。
「コレは、BMWではないなぁ…。」という往年のファンの方の意見をネットで見かけましたが、ある意味、それこそがBMWの狙いなんだと思う。新しい顧客層を開拓するぞ!というBMWの意図が読み取れる。
新型GLAクラスやCクラスの投入で、メルセデスベンツが好調
例えば先月9月の輸入車の新車販売を見てみると、メルセデスベンツが8010台で首位を快走。前年同月比で10%増。増税で新車が売れないと言われてる中、高級車でこの数字はスゴい。この理由が新型GLAクラスや新型Cクラスなど、ややコンパクトカーよりの新型車をベンツは投入してきてる。CMの上手さも含めてだと思いますが、このコンパクトというジャンルは日本の消費者に対してそれだけ訴求力が高い。2位のフォルクスワーゲンも新型ポロが好調なことからもそれが伺える。
だから2シリーズアクティブツアラーとしては、そこに割って入っていきたいんだと思う。価格も含めて色々言いたいこともありますが、頑張って欲しいなー。
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