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2015年7月12日日曜日

新型ステップワゴンの実燃費は意外に悪い?エスクァイア セレナとも比較

ホンダ新型ステップワゴンの実燃費とは?
月刊自家用車8月号にホンダ新型ステップワゴンの実燃費に関する記事が載ってました。新型ステップワゴンといえば1.5Lダウンサイジングターボが話題になってますが、果たして燃費面での実力は?トヨタ・エスクァイアハイブリッドや日産・セレナと比較してどうなのか?



条件

まず今回の実燃費検証で比較された各々のグレードを見てみると、ホンダ・ステップワゴンがスパーダクールスピリット(カタログ燃費15.4キロ)、日産・セレナがハイウェスターG Sハイブリッド アドバンスドセーフティP(カタログ燃費15.4キロ)、トヨタ・エスクァイアハイブリッドがGi(カタログ燃費23.8キロ)

どこで実燃費を計測されたかというと、伊豆半島。位置的には静岡県。その半島一周の合計距離が約430km。所要時間は9時間かかったらしく、まさにお疲れ様。

条件はドライバー以外に大人2人同乗。気温が21℃だったらしいですがエアコンはONの状態。「子供2人=大人1人分」と解釈すると【家族4人】という一般的なモデルケースに近く、リアルな日常的な使い方に近い環境で行われたと考えて良さそう。少なくとも決して低燃費が出やすい状況ではなく、数値としては信憑性が高い実燃費のはず。

ちなみに5人6人と大人数で乗車する場合は、後述する実燃費の数値からリッター2・3キロ減らして考えてみると良いと思われます。

どの車種もカタログ燃費通り

ステップワゴン エスクァイア セレナ 実燃費比較
総合的な実燃費を先に書いておくと、ステップワゴンがリッター17.07キロエスクァイアが実燃費22.29キロセレナが実燃費16.23キロ。つまりステップワゴンだけではなく、他の二車種もカタログ燃費と同等かそれ以上の実燃費を叩き出す結果。

ステップワゴン エスクァイア セレナ 実燃費比較 簡易版
月刊自家用車7月号
これは短い距離(合計30km)で測った簡易版よりも実燃費の差は低い。簡易測定ではステップワゴンの実燃費15.0キロエスクァイアの実燃費22.8キロセレナの実燃費15.5キロだったので走行距離が増すほど、ステップワゴンの実燃費がアップするという傾向。ただ高速道路など長距離運転をしない街乗り程度だったら、むしろこちらの実測値の方がリアルには近いかも?

言うまでもなく、ハイブリッドミニバンであるエスクァイアの実燃費が圧倒的に優れてます。どうしても下り坂などではバッテリーに回生エネルギーを充電しやすく、ストップアンドゴーの多い市街地ではモーターのみの走行でガソリン消費量はほぼ0に近づく。

あとで更に詳しく状況別の実燃費を見ていきますが、坂道が多い山道以外ではエスクァイアはリッター20キロ以上を安定的に確保してる。まさに驚異的なレベルで、ガソリン車とハイブリッド車を実燃費で比較すること自体がナンセンスに思わせるほど。

もちろん新型ステップワゴンの実燃費は決して悪くはなく、新型1.5Lダウンサイジングターボも優秀ですが、ハイブリッドの有無をガソリンエンジンだけで埋めるのはやはり困難ということ。

ステップワゴン 状況別の実燃費

とりあえず新型ステップワゴンをメインに各状況での実燃費を見ていきます。

ステップワゴン エスクァイア セレナ 市街地の実燃費
まずは市街地。新型ステップワゴンがリッター13.41キロ。エスクァイアがリッター20.29キロセレナがリッター12.54キロ。渋滞などがなく条件として良かったのも影響して、新型ステップワゴンの実燃費は13キロ超え。

ただ全距離30kmの短いバージョンでは実燃費12.3キロだったので、新型ステップワゴンの市街地での実燃費は、最終的にはリッター13キロ前後に落ち着いてくるんじゃないかと予想。ちなみに日産セレナのマイルドハイブリッド。ワゴンRのような軽自動車クラスだったら効果的でも、車重が2トン以上あるミニバン車だと実燃費面では効果は限定的。

ステップワゴン エスクァイア セレナ 高速道路の実燃費
続いて高速道路。新型ステップワゴンがリッター19.19キロエスクァイアがリッター23.0キロセレナがリッター18.6キロとのこと。記事では「意外にステップワゴンの実燃費が伸びず?」という評価。

後述しますがステップワゴンはダウンサイジングターボ。フラットトルクで回転数に依存せずトルクフルな走行が可能。だからムダなアクセルの踏み込みが少ないから実燃費でも優秀なはず…という期待があったからこその厳しい評価。ただ現実的には日産セレナよりやや上程度に留まってます。

ちなみに燃料タンク容量はステップワゴンが52L、エスクァイアハイブリッドが55L、セレナが60L。航続距離(長距離移動)だけを考えたら、セレナはエスクァイア並と言えそう。新型ステップワゴンが航続距離ではやや不利。まあ一回の給油でどの車種も1000km近く走るはずだから、特に気にするレベルではありませんが。

ステップワゴン エスクァイア セレナ 山岳路の実燃費
続いて山岳路。新型ステップワゴンの実燃費が12.92キロエスクァイアが16.8キロセレナが12.21キロ。エスクァイアを除くと、前述の市街地での実燃費と大差は少ない。どういう状況でもトルクフルに走れる、ホンダのダウンサイジングターボが効果的に働いてると言えそう。

先程も書きましたがエスクァイアの実燃費はリッター20キロを安定して超えてたんですが、ここだけは大分落ちます。下り坂での回生充電が効いてるものの、トヨタのハイブリッド車はモーターが強力な分だけエンジンが実は非力。坂道だと想像以上にパワーを使って、極端に優れた低燃費は実現できなかった模様。

他にも有料道路と郊外路での実測もありますが、市街地や高速道路での実燃費とほぼ大差はないものの、その詳細は月刊自家用車8月号で確認してみてください。

例えば全距離30kmの短いバージョンだと、郊外での実燃費はステップワゴン(実燃費12.3キロ)とセレナ(実燃費12.2キロ)の数値が異常に悪かった。でも、それが今回の長距離でのケースではかなり改善されてる。計測地点が違うので一概に言えませんが、ステップワゴンは長期的に乗る分には実燃費が上がっていくのかも。

ステップワゴンは実燃費より走り心地?

まとめると新型ステップワゴンの実燃費は、日産セレナよりやや上。もしくはほぼ同程度。さすがに本格的なハイブリッドエンジンを搭載するエスクァイアハイブリッドには勝てません。

ホンダ新型ステップワゴンは走りやすいフラットトルク
ただ新型ステップワゴンの1.5Lターボエンジンの特筆すべき点は実燃費より、フラットトルク。どの回転域でも安定して力強い走行が可能。ざっくり言うと、アクセルをブイーンと強く踏み込まなくても軽快に走ることができるので、実燃費こそハイブリッド車に負けたものの、長距離運転しても疲れず楽しい。

他の車雑誌でもそうですが、新型ステップワゴンは楽しい運転や疲れないドライビングが評価される傾向にあります。エコモードで走行しても違和感がなく、ストレスの度合いはエスクァイアハイブリッド以上に少ない?この数値には現れない部分も含めると、エスクァイアハイブリッドと遜色ないらしい。逆に言うと、新型ステップワゴンの良さは試乗しないと伝わらないのが辛い所。

また高速道路での実燃費はセレナより少し上程度でしたが、ステップワゴンにはACC(アダプティブクルーズコントロール)が唯一装備されてる。エスクァイアにACCがないのはやや意外でしたが、高速道路ではそれだけ安全に快適な運転ができる。他にもサスペンションなどの剛性感を高めて足回りがしっかりしてて、細かな路面状況をコツコツと伝えることは少なく、エスクァイアに負けないぐらいの乗り心地だと評判。

価格差を考えるとステップワゴンは買い

エスクァイアハイブリッドとの価格差を考えると、ステップワゴンは十分買い。新型ステップワゴンは228万円から購入できるのに対して、エスクァイアハイブリッドは304万円から。エスクァイアのガソリン車でも260万円前後。

実燃費リッター5キロ程度の差であれば、この価格差を埋めるのは大変。ただし、今回の実燃費を検証した車種では価格差はそれほどありません(ステップワゴン・スパーダクールスピリットは288万円、エスクァイアハイブリッド・Giは320万円)。

さすがにエスクァイアorノアヴォクハイブリッドと比較すると、ステップワゴンの実燃費は目に見えて落ちるものの、普通のガソリン車と比較したら1.5Lターボエンジンは総合的に優れてる部類に入ります。

エスクァイアだってハイブリッドばかりが売れてるわけではないので、ホンダ的にはこれから新型ステップワゴンの「走行性能」や「走り心地」の良さをメインのファミリー層へどうやってアピールしていくか?がカギになりそう。

どうしてもステップワゴンの良さが「試乗してみないと分からない」のは痛いですが、個人的にはこの新型1.5Lターボエンジンの評判が広がると共にステップワゴンもジワジワと売れていくのかなーと思います。ちなみにステップワゴンのハイブリッド化は来年2016年の春以降だそう?

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