先日13日、日産からデイズルークス(DAYZROOX)が発売。全部の超ハイト系ワゴンが出揃ったということで、ライバル車種と色々と燃費やエンジンスペックなど比較したいと思う。
今回は『ノーマルエンジン』の動力性能や燃費性能がどれだけ違うかを見ていきたい。既に【デザイン比較】N-BOX vs タント vs スペーシア、【車体サイズ比較】N-BOX vs タント vs スペーシア、【室内の広さ比較】N-BOX vs タント vs スペーシア、【ターボ燃費比較】N-BOX vs タント vs スペーシアは比較済み。
ちなみに人気おすすめ軽自動車ランキングもあとで参照。
デイズルークス(26.0km/L)
最高出力…36kW [49PS]/6,500rpm最大トルク…59N・m [6.0kg・m]/5000rpm。
車重…920kg
タント(28.0km/L)
最高出力…38kW [52PS]/6,800rpm最大トルク…60N・m [6.1kg・m]/5,200rpm
車重…940kg
スペーシア(29.0km/L)
最高出力…38kW [52PS]/6,000rpm最大トルク…63N・m [6.4kg・m]/4,000rpm
車重…840kg
エヌボックス(25.2km/L)
最高出力…43kW [58PS]/7300rpm最大トルク…65N・m [6.6kg・m]/4700rpm
車重…950kg
エンジンスペックまとめ
先日発売されたデイズルークスは26.0km/Lとやや平凡な数値。さすがに偽装しようもなかったんでしょう。ただタントより回転域において若干マシ。実燃費の点において、差はあまり出ないはず。車重もやや軽いため、走行性能でもタントより優位に立つはず。スペーシアがリッター29キロと、突出して低燃費。何が一番貢献してるのかと言うと、車体の圧倒的軽さ。タントやエヌボックスと比較して、100kg以上も軽い。タントやエヌボックスは、既に成人女性が二人が乗ってるような感じ。当然実燃費も他車種よりかなり良く、走行性能もかなり良いはず。
タントもカタログ燃費でそこそこ健闘してるが、その理由は『パワーのない』エンジン。
最高出力こそスペーシアと同じだが、最大トルクで劣る。そして重要な部分が「rpm(回転域)」。ここが少なければ少ないほど、早い時間で最高最大に達する。逆に高ければノロノロになっちゃう。結果、カタログ燃費は上がるが実用的ではないので、ムダにべた踏みが増えてしまって実燃費が却って悪くなる。それがタント。
エヌボックスは最高出力最大トルクこそかなり高いが、回転域の部分を見るとコチラも相当高い。つまりエヌボックスもタント同様、実はノロノロ系のエンジン。街乗り走行や実燃費ではさほど期待できない。
とは言え、その高回転型のエンジンにもメリットがあって、それは速度が速くなった後ではスピードの伸びが良い。つまり高速道路を多く利用する場合は、むしろコッチの方が良かったりもする。逆にスペーシアは時速60キロ80キロになってからの伸びは悪い。
とりあえずノーマルエンジンに限っては(車体の軽さも考慮すると)、実燃費・走行性能についてはスペーシアが他を圧倒。「女性のための」みたいに謳ってるが、むしろ男向けかも知れない。
4車種のランキング
敢えて順位をつけるなら、走行性能ではスペーシア>エヌボックス>デイズルークス>タント。一方、実燃費で比較すると、スペーシア>タント≒デイズルークス>エヌボックス。おそらくこんな順位。スペーシアは、他車種と比較して100kg近い軽量さのメリットがある。それを凌駕するエンジンは、残念ながら軽自動車のジャンルでは見当たらないだろう。
ちなみにさらなる比較の詳細は【比較】スペーシア vs エヌボックス、【比較】タント vs エヌボックスなども参照。今回の比較記事は2013年と情報が古いため、2018年2019年以降に情報をブラッシュアップしており評価が変わってる部分も。
他にも新車比較ブログ・カーギークではN-BOXなど以外にも様々な車種を比較しております。
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