正直かなり今更ですが。
BMWは10年連続首位の181万台
BMWの新車販売台数は181万1719台。前年比で9.5%増。実はBMWは2004年から高級車メーカーでは首位を維持してるんですが、2014年も無事トップに輝く。ちなみに傘下のロールス・ロイスとMINIを含めると、BMWグループ全体では200万台を超えるそう。ちょうど国産メーカーだと、SUBARUとマツダを合算したぐらいの総数。だから高級車メーカーとは言え、めちゃめちゃ売れてる。
大型セダンの5シリーズが37万3053台(前年比1.7%増)、クーペの4シリーズが11万9580台。SUVのX5が14万7381台(37.4%増)。高級車の中でも高価格なモデルが堅実に売れてる印象。さすがにSUBARUを超える利益率の高さを誇るBMW。
アウディは過去最高の174万台
Audiは2014年の新車販売は過去最高。約11%増加して174万台1100台。メーカー問わずに好調なSUVであるQシリーズだけではなく、2013年にフルモデルチェンジしたA3が好調だった模様。前年比で53.2%増。A3はヨーロッパ全体の売上でもトップ10に入ったぐらい、本場でも人気(参照http://bestsellingcarsblog.com/2015/01/europe-full-year-2014-sales-up-for-the-first-time-in-7-years-volkswagen-golf-leads-skoda-octavia-audi-a3-break-into-top-10/)。
BMWとの販売台数差は2012年だと8万5000台、2013年だと7万9600台。そして2014年では70619台と着実に狭めてる。BMWの新車販売も好調ですが、それ以上に好調なのがAudi。
メルセデスベンツが実は3位
そして、最後はメルセデスベンツ。順番から推察されるように、実はメルセデスベンツが3位。どうしてもBMWやメルセデスベンツの両者よりも、アウディが一番販売台数で劣ると思ってた。でも実際は違ってて、この立場に異変が起きたのは2011年。この段階でメルセデスベンツを追い抜いて、アウディがここ3年は2位を堅持してる。
とは言え、メルセデスベンツの新車販売も好調で165万0010台。2013年度比で12.9%増。伸び率だけ見ると、BMWやアウディを凌駕。Cクラスなど主力車のフルモデルチェンジ、GLAクラスやCLAクラスといった新型車の投入が効いたんだと思います。
Aクラス、Bクラス、GLAクラス、CLAクラスは合計で46万3152台。でも前年比24.7%増だったとはいえ、価格帯を考えると物足りない数字かも知れない。利益率の高さを考えると、ここで台数を稼げないなら意味がないと言ってもいいぐらい。
Cクラスは31万6792台(4.4%増)、大型セダンのEクラスは過去最高で25万7571台(6.2%増)。でもBMW・5シリーズは37万台だったので、改めてBMWの強さも見て取れる。
BMWの新車販売を越せるか?
ただベンツとBMWの台数差は、2012年で22万台、2013年で19万3500台、そして2014年には16万1709台と着実に差を縮めてる。アウディも然り、2020年までにBMWを追い抜くことを目標としてるそうですが、これらの縮小幅を見る限りは達成可能な現実的な目標ではありそう。やはり鍵となるのが中国市場。特にアウディが人気っぽいのでBMWもウカウカしてると…。
個人的にはメルセデスベンツが一番好きなので、是非今年2015年も頑張って欲しいところ(・∀・)
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