3月21日、1,000万台目の米国製「 アコード 」のラインオフを迎えた。また、米国内にある4つのホンダ四輪車工場は、米国での四輪車生産累計2,000万台を達成した。
http://autoc-one.jp/news/1698329/
ホンダがアメリカ国内での自動車生産台数が2000万台を突破したらしい。
半分近くがアコード
何がスゴいのかって、この大半が『アコード』という一車種で占められてる事実。リッター30キロ超えのセダン。価格が300万円台半ばから後半程度の高級車。ほぼ30年間で1000万台だから、毎年33万台の生産。同時に、そんな高級セダンがそれだけ売れ続けてるってことだから、単純にスゴい。
メアリズビル工場という場所で、一手に引き受けてるそうですが、かなりの生産能力。ホンダは過去3年間で、16億ドル以上の設備投資を図ってたそう。日本のメーカーが好調なのは嬉しい事ですが、そこから悲しい事実も見えてくる。
円安≠輸出増
アメリカでの生産が増えてるということは、逆にそれだけ「日本からの輸出が増える余地がなくなる」という裏返しでもある。2000万台を突破した事実は、『現地生産現地販売』が完全に定着してるということ。だから為替で円安が進もうとも、結局、日本からの輸出は増えようがない。実際、2013年のホンダの輸出台数は、12万5478台。前年比では、マイナス41.5%。スズキですら、約16万台。いかにホンダの輸出台数が少ないかが見て取れる。
結局ホンダの輸出台数が顕著に落ち込んでる事実には、アメリカ国内での好調なアコードの影があるんじゃないかと思った。
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