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2014年4月8日火曜日

オーストラリアとEPA大筋合意、クルマの関税が0%?

安倍晋三首相とオーストラリアのアボット首相は7日夕、東京都内で会談し、両国が貿易や投資の自由化を進める経済連携協定(EPA)で大筋合意する見通し(中略)。豪州側も日本車の輸入関税(5%)を段階的にゼロにする方針。
http://mainichi.jp/select/news/20140407k0000e020135000c.html
まだ完全に決まった訳ではないようですが、日本からオーストラリアへクルマを輸出するときにかかってる関税が、5%から0%に下がる模様。結構大きいニュースですが、一体何がポイントなのか見てみたいと思う。

輸出先が、アメリカに次いで二位のオーストラリア

それはオーストラリアという市場が、日本メーカーにとって旨味があるから。日本メーカーはアメリカに次いで、二番目に多くオーストラリアへクルマを輸出してる。日本車は円安に進んでも輸出総数は伸びてないんですが、むしろだからこそ意味がある。

例えば、どれぐらいオーストラリア市場で、日本メーカーの存在感があるか。それは新車販売台数のトップ10を見てみたら分かる。

http://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_australia_2013
アルファベットだから分かりづらいかも知れないですが、トップ10の内、6車種が日本メーカー。

トヨタのカローラが、アッチで言うところの「ド定番」。とりあえず買っとけみたいな感じなんだろうか。日本でもまだ売れ続けてるますから、カローラってスゴい。

2位は、マツダのアクセラ(Mazda3)。やっぱりマツダは海外で強いイメージがありますが、それを裏打ちするようなデータ。三菱も地味に売れてる。ちなみにHoldenという聞き慣れないメーカーは、多分オーストラリア現地のメーカー。

何故急いでいたかと言えば、既にオーストラリアは韓国とFTAを結んでいて、韓国車の関税は来年にも0%なるから。ただ韓国車と言っても、ヒュンダイ(現代)のみ。上位ランキングでも一車種しか入ってないので、そこまで脅威に感じるほどでもない印象ですが。

EPAとは何か?

そもそもEPAってなんだろう。

簡単に言うと、FTAの大きい版。そのFTAは、TPPの小さい版。TPPは色んな地域や国と貿易の自由度を高めていこうってのに対して、FTAは二カ国同士で経済を活性化させようってもの。

EPAは「経済連携協定」とは言いつつも、それ以外の分野の安全保障(軍事)面などでも協力して、お互い仲良くしていこう的な話し合い。だから「台頭する中国軍がどうのこうの…」って話も出てくるわけです。

牛肉の関税が下がって、日本の消費者はウマウマ?

日本からの輸入するクルマの関税をゼロにしたオーストラリアですが、じゃあ代わりに日本はどんな条件を呑んだのか。それが「牛肉に関する関税」を下げる。元々その関税が40%近くあったので、それがゼロにはならないので「下げる」という表現。

冷凍牛肉の場合、およそ半分の19.5%に下げるそう。これは220円のオージービーフが10円ほど下がる計算。消費税がアップしましたが、それが相殺されるレベル。

思わず「よっしゃー!」って感じですが、ただ注意したいの徐々に『牛肉の関税は下げていく』ということ。日本の畜産農家さんに影響が少ないように、急に下げない。

じゃあ完全に19.5%にまで下がるのは、いつか?それが「18年後」。今二歳のよちよち歩きの子供が、やっと成人するぐらいの時期。相当先。

だから残念ながら、オージービーフが「今すぐ安くなることはない」はず。

オージー=ミライース、国産牛=レクサス

日本の畜産農家に配慮すると聞こえはいいが、単なる『利権政治』丸出し。日本の牛肉に影響があると言われてますが、流通量はほぼ一定。やっぱり購買層が違うので、影響はほとんどない気がする。

自動車で例えると、オージービーフは軽自動車のイースやアルト。そして、国産牛はレクサスといった高級車種。だから軽自動車の価格がいくら下がろうと、レクサスのような車種の販売にほとんど影響は出ない。アメリカ牛のようなコンパクトカーが影響受けるかも?程度。

だから、グッといきなり牛肉の関税は下げるべきだった。それがアメリカとのTPP交渉でも、強い武器として作用もしたはず。小麦にしてもグッと下げてくれなければ、日本の消費者の負担は重いまま。

そういえばクジラ裁判にオーストラリアに負けた日本ですが、そんな国と仲良くなるって話ですが、ネット上で安倍政権のことを「売国政党!」「売国政権!」という声が聞かれない不思議(゜_゜)

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