トヨタ自動車は、16日に開幕するニューヨーク国際自動車ショーで中型セダン「カムリ」の大幅改良モデルを公開する。(中略)「カムリ」と競合する「ソナタ」をフルモデルチェンジする韓国の現代自動車に対抗するためだ。トヨタ・カムリが来年にもフルモデルチェンジ(ビッグマイナーチェンジ?)する模様。カムリの周期は、およそ5年か6年でフルモデルチェンジ。2011年秋ごろにしたカムリですが、それが4年が経つか経たないか程度で…ということ。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140416/bsa1404160500002-n1.htm
そして、その理由が、日本ではあまり聞き慣れない現代(ヒュンダイ)というメーカーが来年「ソナタ」という中型セダン車をフルモデルチェンジするからだそう。
世界ではそこそこ売れてる現代ソナタ
韓国メーカーは、主にヒュンダイとキアの二社。日本には一時期進出したものの、販売が奮わず4・5年ほど前に撤退。ただアメリカなど世界では、そこそこ売れてる。2013年12月の販売台数は、ヒュンダイは6万3千台(http://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_usa_2013)。同時期の日産の販売台数が11万台ぐらいですから、もちろん見劣りする数字ではありますが、スバルとマツダをちょうど足したぐらいだから、かなり健闘。
ソナタは、そのヒュンダイの主力車種。今年度の世界全体での販売目標台数が22万8千台。ソナタをフルモデルチェンジする2015年度の目標台数が、33万8千台。
なかなか高いハードルを掲げてますが、しっかりそれだけ販売できるという裏打ちされた自信や根拠があるんだと思う。
ソナタは中型セダン市場の牽引役
米自動車業界コンサルティング会社、カー・ラブのエリック・ノーブル社長は「10年に外観を変更した際に業界に与えた衝撃は大きかった」と(中略)語る。現行ソナタのスタイリング・エクステリアは、曲線的で画期的だったんだそう。正直どこがあれなのか分かりませんが、こういう車種はたまにあって、新たな価値観を与えてくれるという意味では重要。最近の日本で言えば、ホンダ・ヴェゼルとかあんなあたりを言うのかなーと。
そんな車種がフルモデルチェンジしてくるということで、12年近く王者として君臨するカムリとしてもウカウカしてらんないってことなんでしょう。
新型カムリの内装
http://www.caranddriver.com/news/2015-toyota-camry-photos-and-info-newsちなみにニューヨーク国際自動車ショーで公開された、新型カムリの内装はこんな感じになるっぽい。正直ソナタに負ける要素は見当たらないと思いますが、それでも王者でこそ挑戦する精神を持っていなければいけないんだろうと思う。
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