スポンサーリンク

2015年5月19日火曜日

自動ブレーキ 軽自動車 デュアルカメラとスマアシ2を比較!どっちが優秀か!?

今月20日にスズキの軽自動車スペーシアがマイナーチェンジ。Sエネチャージシステムが進化して燃費がリッター32キロとかなり伸びた。

新型スペーシアのデュアルカメラブレーキサポート詳細
でも一番特筆すべきは、スズキの自動ブレーキ・レーダーブレーキサポートが進化したこと!なんと軽自動車にもかかわらずカメラを二個搭載!!

しかも、高性能な日立製のカメラ。先日登場したスバル・エクシーガクロスオーバー7に搭載してるアイサイト2と同じだそう。そして名前も「デュアルカメラブレーキサポート」に改名。思わず期待ばかりが膨らむ。

そこで先日同じく進化したダイハツの自動ブレーキ・スマートアシスト2と比較してみたYO!!二大軽自動車メーカーの自動ブレーキはどっちが優秀なのか!?


自動ブレーキの種類と違い

まず両者の自動ブレーキの違い・方式を知っておきたいと思います。

ダイハツ・スマートアシスト2は「赤外線レーザー+単眼カメラ(カメラ一個)」。スズキ・デュアルカメラブレーキサポートは「ステレオカメラ(カメラ二個)」。だからスズキは赤外線レーザーを捨てて、スバル・アイサイトの方式を取ってきたカタチ。ちなみに軽自動車では赤外線レーザーのみのタイプが一番多い。

一般的に自動ブレーキの性能差は、カメラ>ミリ波レーダー>赤外線レーザーの順番。もしカメラ=3点、ミリ波レーダー=2点、赤外線=1点と仮定すると、単純に数値化したら「スマアシ2は4点」で「デュアルカメラは6点」みたいな感じ。

先に答えを書いておくと、この『2点差』が如実に現れてる結果となってます。

自動ブレーキが発動する速度

真っ先に比較したいのが、自動ブレーキとして一番性能差が現れる部分。果たして時速何km/hで車が止まるのか?ということ。

ダイハツのスマートアシスト2を見てみると「時速50km/h未満」で作動する。ただし「時速差が30km/h以内」という条件もあるため、実質的にはあまり進化していないという指摘も。要するに「先行車との速度差」のことを意味してると思うんですが、逆に言うと、停止した障害物相手では結局時速30km/のままで変わらずということ。

タント スマートアシスト2の緊急ブレーキは時速差20km/h
しかも先行車と完全に衝突回避できるのは「20km/h未満」まで減少。自分はスマアシ2の記事では賞賛した気がしますが、確かに国沢光宏氏が指摘したようにスマアシ2の肩透かし感はやや否めない。だからスマートアシスト2が進化した点としては、「前方で走行する車両にも対応した」という表現にとどめるのが正確。

スズキ デュアルカメラブレーキサポート 時速差50km/h
一方、スズキの自動ブレーキ・デュアルカメラブレーキサポートは時速50km/h未満。要はスマアシ2のように、前方車両との速度差は無関係で緊急ブレーキが作動。

後述しますが、歩行者にもバッチリ緊急ブレーキが作動する点も大きい。またトヨタセーフティーセンスCでも時速差30km未満だったことを考えると、デュアルカメラブレーキサポートは正直軽自動車のレベルを超えてる。

ちなみにアイサイト2は自車の速度は関係なく、速度差が30km/h未満であれば自動ブレーキが発動する模様。最新ではなくても、このレベル。やはりくさってもアイサイト。

前方車両に対する警報

続いての比較は、走行中に前方車両に衝突しそうになると警告してくれる機能。要するに「どれだけ危険性を認識・把握できているか?」という部分。ここの性能差が緊急ブレーキの作動時速に直結してると言えそう。

スマートアシスト2の作動条件を見てみると、「時速4~100km/h未満」、「前方車両との距離が80メートル以内」「前方車両との速度差が時速60km/h以内」と条件がやや多い。時速100km/hで走行してても、相手車両が時速20km/hだと反応しないということ。

ただスズキのデュアルカメラでは、「時速5~100km以内で走行中」という条件のみ。つまり、前方車両との速度差や距離は関係ない。デュアルカメラの方が軽自動車の自動ブレーキとしては一歩二歩先を進んでる。

歩行者への対応

スマートアシスト2では軽自動車初の機能として話題になりましたが、お次は「歩行者への対応」の比較。自分はスマアシ2の記事では賞賛した気がしますが、ただスマアシ2は警告どまりだった。

デュアルカメラブレーキサポート 歩行者にも自動ブレーキ
でもスズキのデュアルカメラは歩行者に対しても自動ブレーキが作動。実際にブレーキがかかるのと、警報止まりという差はかなり大きい。カメラ一個と二個で対応できる差は、想像以上に大きかったと言えます。

デュアルカメラブレーキサポート 歩行者にも自動ブレーキ2
停車位置を見てみると、ちゃんと距離があるので安心。ただし、自車の速度が50km/hではなく30km/hまで精度が落ちるようですが、スマートアシスト2が停止車両でも時速差30km/hということを考えると全然問題はない。

ブレーキアシスト機能

続いての比較は、ブレーキアシスト機能。前方車両に衝突事故を起こしそうになったと判断された場合、緊急ブレーキが作動して完全にストップすることはないけど、ブレーキそのものの制動力を高めてくれる機能。衝突事故予防は0か100かという極端な話ではないので、こういうアプローチもすごく重要。

スズキのデュアルカメラの作動条件は「時速10~100km以内」で走行中、一方緊急ブレーキと同様にスマートアシスト2では「時速4~50km/h未満」で走行中。つまりほぼ倍近い差。

軽自動車でも高速を走行する人も多いはずですから、デュアルカメラの方が安心できる。しかもデュアルカメラでは事前に自動的に弱いブレーキもかけてくれるので、控えめに見てもスマートアシスト2はやや分が悪いか。

先行車発進お知らせ機能

例えば、信号待ちをしてる時に先行車が発進したことに気付かないこともある。そこで先行車が発進したことをお知らせしてくれる機能がある。それが「先行車発進お知らせ機能」。

スマートアシスト2の作動条件は「先行車との距離は10メートル以内、そして先行車が3メートル以上離れた」場合。一方、デュアルカメラの作動条件は「先行車が4メートル以上離れた」場合という条件のみ。条件としてはデュアルカメラがシンプルに作動。

ただどれだけ先行車と距離が離れていたかはあまり重要な部分とも思えないので、こちらはどちらも甲乙付けがたい。

車線逸脱防止支援システム

軽自動車 自動ブレーキ 車線逸脱警報
お次の比較は、車線からのはみ出しを防止する機能。デュアルカメラもスマアシ2も同じく搭載。作動条件はどちらも「時速60km/h以上」と変わらず。ここではどちらも性能差がないと言えます。

ただし注意したいのはハンドルを自動的に制御することはなく、どちらも警報してくれるだけ。最終的には自分でハンドル操作はしなきゃいけない。

ちなみにアイサイト2の作動条件は時速40km/h以上からで、しかもハンドル制御してくれるのでやはり優秀。それでも軽自動車の自動ブレーキもここまで進化したかと感慨深いものもあります。

ふらつき警報機能

続いての比較は、ふらつき警報機能。

デュアルカメラ 軽自動車の自動ブレーキ初 ふらつき警報
何かしらの体調変化や初心者ドライバーさんなど、ふらふらと蛇行して運転しちゃうケース。こういう危ない運転を知らず知らずのうちにしてると、警報音が鳴ってドライバーに注意を促す機能。

スズキ・デュアルカメラだと「時速60~100km以内」で作動する。要するに高速道路上でのケースを想定してる機能。でもダイハツのスマートアシスト2にはない。トヨタセーフティーセンスCにもなかったはず。

つまりデュアルカメラブレーキサポートが軽自動車として初めて搭載した機能。前述の車線はみ出し防止機能も含めて、カメラを一個増やすだけでスマートアシスト2とここまで差が生まれるものかと驚き。

誤発進抑制システム

現状のスズキ・レーダーブレーキサポートにも搭載されている機能が、誤発進抑制システム。赤外線レーザーを起用してる軽自動車の自動ブレーキの大半で採用されている機能ですが、要するに「前方に障害物があるとアクセルを踏み込んでも進まない」というやつ。

ダイハツ・スマートアシスト2の作動条件は「障害物との距離は4メートル以内+時速10km/h以内の徐行中」。スズキのデュアルカメラはレーダーブレーキサポートと同等レベルということなので、作動条件はスマアシ2と同じ。つまり性能差はない。

ただし、スマートアシスト2には後方へも対応してる。リヤバンパーあたりにソナー(赤外線レーザー?)を設置してて、バックでも急発進を予防してくれる。ここはスマートアシスト2に軍配が上がる。でもカメラタイプではないので、歩行者や人間までは認識できない。欲を言うとそこまで対応していると、実は知らずに自分の子供をひいちゃった的な悲しい事故も防げたはず。

追従クルーズコントロール機能

スマートアシスト2の記事では「アイサイトに追いついた!」とか書いちゃいましたが、どちらかと言えば、むしろスズキの・デュアルカメラブレーキサポートの性能の方がよりアイサイトには近い。というか、冒頭でも書いたようにほぼほぼアイサイト2の機能をそっくり搭載してるらしい。

ただしアイサイト2ではある機能でも、スズキのデュアルカメラにはない機能もある。それが追従クルーズコントロール機能。要するに、先行車と自動的に車間距離を保ってくれる機能。ACC(追従クルーズコントロール)とクルーズコントロールの違いを参照。

でも残念ながら、デュアルカメラブレーキサポートにACC(追従クルーズコントロール)はなし。もちろんスマアシ2にもないですが、このレベルまで軽自動車が到達すると「時代はいよいよ」という感じがしますが。

ちなみに「何故デュアルカメラがアイサイトより性能が落ちるのか?」という考察記事は後日アップします。

価格

ラストは価格の比較。スマートアシスト2の価格は6.5万円デュアルカメラブレーキサポートは7万円。デュアルカメラの価格は5万円台半ばというウワサもありましたが、さすがにカメラ1個のスマアシ2を下回ることはなかった。

一概にどちらが上か判断するのは難しいですが、性能差を考えると5千円の価格差は少ないと言えます。またアイサイト2の価格が10万円前後であることを考えると、性能がやや落ちた分だけ安くなったと思えば、デュアルカメラブレーキサポートの価格はむしろ安い

デュアルカメラの性能を考えると、正直スズキ車全車に標準搭載してもいいぐらい。ラインナップ全体が多少割高になったとしても、SUZUKIというメーカーのブランド力がアップしそう。軽自動車の価格もどんどんアップしてますから問題はないはず。

総合評価

まとめると、スズキ・デュアルカメラブレーキサポートが軽自動車の自動ブレーキとしては特別優秀。細かく比較したら尚更その良さに気付きましたが、おそらくドライバーの多くは「コレ!」を待っていた感じではないでしょうか。今後のJNCAPの安全評価でもスズキ車が上位を占めそうな気配。

スマートアシスト2の記事では「スズキ大丈夫か?」とか書いちゃいましたが、むしろスズキはスマートアシスト2の詳細を知ってたとしか思えない。今回のスペーシアのマイナーチェンジでは、それぐらい軽自動車としてはありえないぐらい、デュアルカメラの性能差をイヤミったらしいほど見せつけてくれた。満を持してスマートアシストを改良させたダイハツとしては辛いところ。

強いてデュアルカメラブレーキサポートのダメな部分を指摘するなら、名前。どう略していいのか分からない。アイサイトと同じカメラやソフトウェアを使ってるなら、普通に「デュアルアイ(ブレーキ)」とかで良かった気がする。イメージ戦略という点でスズキはまだまだか。

でもスズキのデュアルカメラブレーキサポートを超えるには、進化したEyeSight3並の自動ブレーキを軽自動車でも搭載する以外に方法論はなさそう。ただホンダ自動車にはホンダセンシングがある。ミリ波レーダー+カメラで自動ブレーキとしては高性能。いずれNシリーズにも搭載してくると思うので、デュアルカメラのライバルが現れるとしたらきっとホンダセンシングになりそう。

新車販売台数ランキングでは他社に後塵を拝してるスペーシアですが、是非タントやN-BOX、日産デイズルークスを追い詰めてほしいと思います。それぐらい今回のマイナーチェンジでは見た目の変化も含めて、スペーシアは相当な進化を遂げてきた印象。

ちなみに情報が間違ってたらコメントしてください。

【スポンサーリンク】
 


【スポンサーリンク】
 

3 件のコメント:

  1. 通りすがりですが、少し気になったので失礼します。
    ダイハツは「レーダー+単眼カメラ」
    スズキは「ステレオカメラ(1個)」
    となります。
    ステレオカメラとは、単眼が2つ合わさったものを言います。
    ステレオカメラの定義が違っていたので、書き込みをさせていただきました。
    (人の目のように、2点で1つのものをとらえる)
    ステレオカメラ

    返信削除
    返信
    1. ご指摘どうもです!
      単眼カメラ=カメラ一個
      ステレオカメラ=カメラ2個
      おおむねこんな感じですかね
      遅ればせながら修正させてもらいました(`・ω・´)ゞ

      削除
  2. 新型ハスラーで実際にスバル展示場でステレオカメラを3回テストしました。速度は30キロです。全く問題なく停止しました。又、ふらつき警報も60キロ以上でテストしました。白線を踏んでから警報が出る感じに思えましたが、実際は意識しての操作であり警報は60キロ以上でも問題はありませんでした。
    公道でも前方の車にしっかり反応あり、新型トヨタのセーフティーセンスPよりも性能は上と感じました。それは、スバルに乗っており軽自動車でこの性能には脱帽です。

    返信削除