J.D.パワーアジア・パシフィックは9月25日、国内の自動車商品魅力度調査を実施し、その結果を発表した。調査は、新車購入後2~9か月経過したユーザーを対象に5月に実施。(中略)1万5684人から回答を得た。新車を購入したオーナーたちからアンケートを取って、その中で満足度をランキングしたものが発表されたらしい。
http://e-nenpi.com/article/detail/233336
コンパクトカーや軽自動車などあるものの、気になったのがミニバンのジャンル。今年のフルモデルチェンジでハイブリッド化され、かなり燃費も良くなったヴォクシーが意外にも二位。じゃあ一位はノアでもなく、実はあの車種。
それがホンダ・オデッセイ。去年フルモデルチェンジしたばかりですが、15馬力ほどエンジンがパワーアップしたオデッセイ。排気量が違うので一概に比較はできませんが、ミニバンユーザーは燃費よりも走行性能が求められてるのかも。他にもオデッセイには自動ブレーキなども付いてるので、その影響もあるか。
販売台数が少ないほどランキング上位に?
ただこういう「満足度」に限ったランキングは、やはり販売台数が少ない車種ほど上位に上がりがち。実際にブランド別に見てみると、上位は高級輸入車メーカーがほぼ独占。もちろんクルマの質が良いのは言うまでもないので、異論を挟むつもりもありませんが。
軽自動車の1位も見てみると、ホンダ・N-ONE。もちろん良いクルマだから1位でも不自然ではないですが、販売台数を見てみるとあまり振るってない。新車販売台数が少ないほど、ネガティブな意見も反映されづらいからミニバン1位のオデッセイも、ややそういう部分で助けられてる側面もあるのかも。
でも軽自動車では2位がハスラー、3位がN-WGN。こちらは市場に出回ってる数が多いにも関わらず…ってことなので、コチラはなかなか説得力がありそう。
コンパクトカーでは1位がトヨタ・アクア、2位がホンダ・フィット。新車販売台数でも1位2位を独占してる車種ですから、実際のオーナー満足度でも上位を占めてるんだから「スゴい」としか言いようがない。ブランド力だけで売れてない証拠。本当、この二つを超えるクルマはしばらく登場しなさそう。
ちなみにコンパクトカーの3位はスズキ・スイフト。今年上期の販売台数を見ると、ミニバン上位のヴェルファイアとオデッセイのちょうど間。台数にすると21,858台で、ほどほどの数字。ネットではかなり人気のコンパクトカーですが、実際の購入者の意見でも変わらない模様。
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