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2014年9月9日火曜日

若者のクルマ離れ その理由と背景とは?

最近ここ10年20年ぐらい「若者のクルマ離れ」が叫ばれて久しい。

これが事実かどうかは真偽不明ですが、一応それが事実だと仮定して、何故若者がクルマ離れしているのかを考察してみたいと思う。
 

若者の高学歴化

その背景には、若者の『高学歴化』が挙げられる。要するに、大学に通う若者が増えた。最近では大学の進学率が50%前半を突破したそう。この数字は今後もおそらく増える。

ただその大学の多くは東京にある。例えば有名大学を軽く思い浮かべてみただけでも、その東京に立地してることが分かる。もちろん大阪や名古屋、神奈川にもたくさん大学があが、それでも『都会』と呼ばれる自治体に大学が多く存在してる。

でも、その都会はバスや電車など公共インフラが充実。田舎だったら電車は一時間に一本あればいい方だが、東京だったら数分に一本は電車が来ることもザラ。

つまり、都会に済む若者は自動車を保有する『必要性』に乏しい。駐車場の確保や、最低限の生活費でも田舎よりも都会の方が支出大。なかなか無理して新車を買おうとは心理的にもならない。

都会ほど自動車保有率が下がる

そこで東京に住んでる人たちが、どれだけ自動車が保有しているか見て行きたい。それが愛知県に次いで、3,853,148台(2012年現在)。かなり多いことが分かる。

http://todo-ran.com/t/kiji/10786
ただ人口100人あたりの自動車保有率で見ると、30.92台しかない。全国最下位。大阪府や神奈川県も、やっぱり自動車保有率が低い。

これは営業車両も含めた数字なので、いかに都会では自動車を保有しないかが分かる。また2人以上の世帯に限った数字でも、やはり東京都は最下位。他の都会でも同じく自動車保有率が低い。


つまり充実した公共インフラが整ってる地域では、若者だけではなく全世代的にクルマを持ちたがらない。一種の利便さに伴う「弊害」と言える。そう考えると「人口の一極集中」といったもっと大きな問題として捉える必要があるんだと思う。

若者の非正規化は関係ない

また非正規労働で働く若者が増加したから…という論理もよく聞く。ただこれも間違ってると思う。

何故なら、自動車のような高い買い物は一括で購入するわけじゃない。非正規労働で働いていても、コツコツ毎月支払ってさえいれば購入できる金額。自分の周りでも非正規でも一軒家を購入したヤツがいるので、自動車だったら尚更問題ないはず。

でも、もし非正規労働者だから自動車が購入できないとすれば、それはどちらかと言えば、「ローンを審査する側」の問題。ローン審査に合格できないから購入できない。この可能性だったら十二分にある。

だから若者を論じても意味はない。

若者はいつまでも若者ではない

それに若者だって、いつまでも若者でいられるわけではない。20年以上前にクルマ離れと叫ばれていた若者は、現在は既に中高年。じゃあ、現在の中高年がクルマを買ってないかと言えば、きっとそんなことはない。
 
現在は若者だったとしても当然歳を重ねるほど、結婚して子供を産む可能性が高まる。当然、その子供が大きくなればクルマを購入する必要性も生じやすい。

だから若者のクルマ離れが起きてるとしたら、年齢の問題より、単なるタイミングや地理的な問題。若者という漠然としたイメージで論じても、あまり意味はないんだろうと思う。

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