2015年6月8日月曜日

スズキ ワゴンR 一部改良で燃費35キロに迫る?【15年8月】

マガジンXさんによると今年8月にスズキ・ワゴンRが一部改良するらしい。当然進化したSエネチャージを搭載してくるはずなので、新型ワゴンRでは燃費がリッター何キロになるか?などを予想してみた。


進化Sエネチャージ+改良R06A型エンジンの効果

まずワゴンRの最近の歴史を軽く振り返ってみますと、2012年のフルモデルチェンジ時にエネチャージが搭載。初のリッター30キロへ。ただし減速エネルギーを電力としてバッテリーに保存するだけでモーターの類いはなし。

そして昨年2014年5月のマイナーチェンジで初めて「S-エネチャージ」を搭載。そこで2馬力ほどのも簡易モーターを搭載。フロントマスクも昔のトヨタ・ノアっぽく変化。カタログ燃費ではリッター32.4キロまで伸ばしてきた(2WDの場合)。

また先日エネチャージだったハスラーやスペーシアが一部改良。それぞれにSエネチャージが新たに搭載。ハスラー(2WD)はリッター29.2キロから32.0キロに。スペーシア(2WD)はリッター29.0キロからリッター32.0キロに。

ハスラーは+2.8キロ、スペーシアは+3.0キロほど向上してる計算ですが、燃費の伸び幅が燃費+2.4キロだったワゴンRよりも大きかった理由はSエネチャージシステムを改良させてきたから。その改良Sエネチャを新型ワゴンRにも今夏搭載してくるということ。

またスペーシアなどは新型アルトの改良R06A型エンジンを積んできた。最大トルクこそ変化はないものの、最高出力が38kW(52PS)/6500rpmに。旧型R06A型エンジンでは6000rpmだったのでやや高回転型に進化。低中速の動力性能もアップしたらしく走行性能も若干改善。

エンジンサイズは665×512×568mmから642×476×489mm(高さ×幅×全長)とかなり小型化してることが分かります。重量も45.5kgから44.2kgに約1kgほど軽量化。そして圧縮比が11.0から11.5まで伸びた。ダイハツ・ムーヴの圧縮比が11.3なのでそれを超える形。

でもR06A型エンジンは頻繁に改良されていて、現行ワゴンRのR06A型は圧縮比は11.2と旧型スペーシアより優秀だった。とはいえそこからでも圧縮比11.5は結構な進化。ちなみにホンダのNシリーズは圧縮比11.8と更に優秀。

だから先月一部改良したスペーシアなどを単純に参考にすると新型ワゴンRの燃費は「リッター33.0キロ」になると予想できますが、他にも排気ガスを再び吸気として使うEGRシステムが採用されるなど、現行ワゴンRのエンジンよりも進化してる以上もっと伸びる気もする。

タイトルでは「燃費35キロに迫る?」と煽ってはみましたが、さすがにそこまで行かないにしても燃費34.0キロぐらいには迫る可能性も。スズキの燃費に対する執念はすさまじく、R06A型エンジンを更に改良したり、バッテリー容量を増やしてくることも。リッター33キロだとややインパクトに欠ける気もするので。

Sエネチャージターボの発売が遅れるワケ

ちなみに余談ですが、Sエネチャージを搭載したスペーシアターボが発売されるのも同じ8月。おそらくワゴンRにも「ターボ+Sエネチャージ」モデルが登場すると思いますが、何故ターボ車だけ遅れて発売されるのか?という疑問がありました。

その理由はソリオのフルモデルチェンジの記事でも言及しましたが、きっと「工場移転の問題」が絡んでると思われます。スズキは今夏から軽自動車の製造は軽自動車専用の工場、普通車は普通専用の…と分けるらしい。

この工場移転をキッカケにソリオがFMCするというウワサがあるんですが、どちらかと言えばワゴンRやスペーシアに比重が大きく置かれてる。だからもし8月にスズキに大きな動きがあるとしても「軽自動車(ワゴンR)」ということは容易に想像できるので、ソリオのFMCの可能性が少ない根拠の一つとして改めてここで補完しておきたいと思います。

ということで、新車購入に迷ってる方は8月のボーナス商戦まで待ってみるのも一つの手かも。きっとワゴンRにも今夏の一部改良で自動ブレーキ・デュアルカメラブレーキサポートも搭載してくるはずですから、スマートアシスト2で予防安全の面で先んじられてるダイハツ・ムーヴも追い越す形。ただダイハツからはムーヴベースのハスラーチックな新型車が投入されるという噂もあるので今年も熱い夏が待っているかも(*´Д`)

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