2015年6月10日水曜日

軽自動車に2気筒エンジンの時代がついに到来?

スズキ株式会社は、軽量・コンパクトな2気筒0.8Lの小型車向け「E08A型ディーゼルエンジン」を開発した。
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/0603/index.html
スズキが二気筒ディーゼルエンジンを開発したらしい(ただし排気量は800ccで主にインド向け市場に対しての話)。

一般的には4気筒より3気筒、3気筒より2気筒の方が燃費が向上する。現在の軽自動車は三気筒エンジンが主流だから「いずれ二気筒エンジンを!」と求める声は昔からある。だからもしかすると、とうとう軽自動車に二気筒エンジンが導入される日も近い?


排気量1.3L超並みのトルク!

とりあえずスズキが開発した0.8Lの2気筒ディーゼル・E08A型のスペックを見てみると、最高出力が35kW(48PS)/3500rpm、最大トルクが125Nm(12.75kgm)/2000rpm。出力に関しては残念ながら軽自動車並ですが、最大トルクに至っては1.3Lのガソリンエンジン並。

具体的な車種を見てますと、トヨタ・ヴィッツ(4気筒の1.5L)が13.9kgm。日産・ノート(3気筒の1.2Lスーパーチャージャー)が14.5kgm。スズキ・スイフト(4気筒の1.2L)が12.0kgm。トヨタ・パッソ(3気筒の1.0L)が9.4kgm。だから1.5Lのヴィッツの下、1.2Lのスイフトのちょい上あたりのトルク。

そして圧縮比が15.1で、燃費がリッター27.62キロ(ただしJC08モードではないそう)。マツダ・デミオのクリーンディーゼルエンジンの圧縮比が14.0ですから、スズキの2気筒ディーゼルも相当優秀っぽい。

800ccのディーゼルエンジンとは言え、660ccガソリンエンジンでも期待を持たせてくれそうなスペック。軽自動車の自主規制にトルクは無関係ですから、加速感たっぷりのトルクフルにするアプローチもアリなのかも。

グローバルな展開

ただ現状において国内向けの軽自動車にそこまでの投資を振り向けられないのかなーと思います。今回のE08A型エンジンだって、インド市場が大きいからこそスズキは開発できたはず。

例えば2015年3月のインド国内の新車販売台数を見てみると、アルトが2万4961台、スイフトが1万6722台、スイフト版セダン(ディザイア)が1万7971台、ワゴンRも発売されてて1万5198台。日本でいうトヨタ・アクア並みの車種がスズキだけで4台近くある。

もちろん他にもメーカーは存在してるので、いかにインドの新車市場が大きいか分かります。またスイフトも3気筒エンジンにダウンサイジングするなど、小型のターボエンジンやディーゼルエンジンは世界的に需要がある。

でも日本で660ccの2気筒エンジンを作ったところで国内でしか販売できない。それだと開発資金の回収も時間がかかる。そこでもし軽自動車のエンジン規格を800ccにすれば、国内で製造したモノをそのまま世界へ売り出せる。軽自動車の排気量が550ccから現在の排気量660ccに変わったのが、ちょうど25年前の1990年。相当古い話。安倍政権が軽自動車税も増税した今、いい加減ルールを変えたって良い。

マツダが燃費40キロ超えのディーゼルハイブリッドを開発してますが、例えばSエネチャージとコラボすれば低価格の低燃費車だって開発可能。当然色んな反発も起きるとは思いますが、日本政府はもっと車のルールを柔軟に変えてもいいのかも知れない。

考えてみるとスズキはバイクも生産してる。バイクのエンジンは基本的に二気筒だから、スズキは元々2気筒エンジンのノウハウを持ってるメーカー。今回のE08A型ディーゼルエンジンが日本に導入される可能性こそ低そうですが、国内メーカーが二気筒エンジンを開発したというニュース自体は今後の軽自動車の未来に期待を持たせてくれる?

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