2014年11月5日水曜日

トヨタ 新型 プリウス フルモデルチェンジ時期 消費税10%に間に合うか?

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昨日の続き、トヨタの新型プリウスが2015年8月にフルモデルチェンジされるそう。ホンマかどうかは知りませんが、ヤフーニュースで取り上げられてた。

これが事実だと仮定して、気になるのが来年10月にもアップするというウワサの消費税増税。フルモデルチェンジがほぼ重なってて、果たして新型4代目プリウスは消費税8%で購入できるのか?を考察。


新型プリウスが2ヶ月で納車されるか?

その答えとしては、消費増税に間に合わないプリウスユーザーが圧倒的に多いと思う。

消費増税が10月、新型プリウスのフルモデルチェンジ時期が8月。普通に間に合うやん?と思ってしまいがちですが、実は自動車は「納車された時点」の消費税率がかかる。だから消費税率8%のまま新型プリウスを購入したい場合、10月までに新型プリウスが納車される必要がある。

要するに、注文から「二ヶ月」で新型プリウスが納車されるのか?ということ。

でもプリウスほど人気車種になれば、注文が殺到するはず。ましてや増税直前ということで、トヨタに限らず、相当な駆け込み需要が発生するはず。この二つが重なったら、納期が1ヶ月2ヶ月で済むはずがない。

だから本当に運さえ良けりゃ、消費税8%で新型プリウスを買えますが、ほとんどのオーナーさんは消費税率が10%が適用されちゃうはず。

消費増税は一年ぐらい先送りにされる?

ただ最近巷で言われてるのが、「消費増税は先送り」されるかもということ。安部総理の経済ブレーン・浜田ナントカ内閣官房参与などは一年半後と主張してますが、最低でも一年以上は消費増税を遅らせるという案。

何故なら、新車販売、中古車販売の落ち込みが激しい。先月の2014年10月の新車販売台数は、普通車で前年比9%近い落ち込み。他にも発表される色んな経済指標が芳しくない。来年春には統一地方選挙もあるので、自民党としては消費増税を先送りしたい声が高まってるそう。

でも、たった一年。例えば、2013年12月に発売されたトヨタ・ハリアーも大人気で、納期が下手すると1年かかると言われたりもした。新型プリウスはその比ではないと思う。注文をしても、納車までに余裕で半年以上はかかる可能性が高い。

だから消費増税が一年伸びたところで、よほど早めに新型プリウスを注文しないと安心はできない。

2016年には大きな選挙が連続する

そもそも個人的に疑問なのが、自民党は果たして消費税増税を先送りにするのか?ということ。

何故なら一年間だけ増税を先送りにしても、2016年10月前後には大きな選挙が行われる可能性が高い。

例えば、最近の衆議院選挙は2012年12月に行われた。民主党政権の野田さんが敗れて、今の安倍さんが勝利した選挙。ということは、その4年後の2016年12月には確実に衆議院選挙があるってこと。

一方、参議院選挙は衆議院と違って、3年に1回は定期的に必ず選挙が行われる。参議院議員は一度で全員選挙はせずに、国政に空白期間を作らない目的で議席の半分ずつ選挙をする。そこで最近いつ参議院選挙が行われたのかを見ると、昨年2013年と2010年(7月11日)にあった。ってことは、つまり2016年夏に参議院選挙も行われる。

もし自民党が消費税増税を一年遅らせた場合、ちょうど参議院選挙と衆議院選挙の間ぐらいに増税を行う計算。じゃあ自民党の立場になって考えると、消費税増税を先送りしても選挙には不利になる。

だから仮に消費増税を先送りにするにしても、じゃあいつまで伸ばすのか、このタイミングが難しい。

アベノミクスは外国人投資家によって支えられてる

最近日経平均株価が1万7千円台を何年かぶりに更新。決してサラリーマンの給料等が上がってるわけではないものの、株価だけは相変わらず絶好調。

じゃあ何故株価だけが鰻登りなのかと言えば、主にその株を購入してるのは外国人投資家。消費税が上がることで日本の財政が健全化される。国家が破綻する可能性は低くなる。だから外国人投資家は安心して、日本の株式市場にお金が流れてくるってこと。

じゃあ、消費税増税を遅らせるということは、その外国人投資家に喧嘩をふっかけるに等しい。つまり消費税がアップしないと、これまでのように株が上がらなくなる。むしろ株が下がる可能性は高い。アベノミクスの成果は株高である以上、それはイコールアベノミクスの失敗に繋がる。

一年半後の2017年4月まで消費税を先送りにする案もあるけど、それだけ日本の株式市場から外国人投資家を遠ざけてしまう結果になる。アベノミクス唯一の成果を捨てるに等しい。これはこれで、自民党側からすればリスクが高い。

まとめ

まとめると、新型プリウスのフルモデルチェンジ時期が2015年8月という情報が事実なら、消費税8%の段階で新型プリウスを購入するのは困難だと思う。消費税が先送りにされる可能性は個人的に低いと思うし、仮に先送りされても期間が長くはならないはず。

だから来年フルモデルチェンジする新型プリウスが欲しい人は、無理せず現行プリウスやアクアを手堅く購入するとか、新車にこだわらず、ハイブリッド中古車を購入する選択も全然アリ。

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