http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20160108_738276.html |
ちなみに人気おすすめ軽自動車ランキングなども参照。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20160108_738276.html |
昨年にフルモデルチェンジしたタント(157,756台)より約3万台も引き離しています。前年比でもNBOXは前年比100%以上を維持してるのに対して、タントは前年比67%前後。数字からもエヌボの絶対的安定感が読み取れます。
NBOXは2017年にフルモデルチェンジするというウワサですが、ここまで順調だとやはりキープコンセプトは間違いないでしょう。
日本自動車販売協会連合会 |
アクアは個人需要だけではなく、レンタカーといった法人需要も幅広く取り込めてるのが大きいんだと考えられます。ただし新型プリウスの投入もありますので、2016年も引き続きここまで圧倒的に売れるかは不透明。
一方、アクア以外の普通車に関して言えば、10万台を超えてるのはプリウス、カローラ、ホンダ・フィットのみ。軽自動車は10万台を突破したのが6車種あるので、なんだかんだ全体的には軽自動車の方が好調といえます。
2015年も新車が売れなかった
それにしても「新車が売れない」ことが改めてランキングからも分かります。例えば普通車の場合、前年比を超えた車種はマツダ・デミオ(149.8%)とトヨタ・シエンタ(360.1%)のみ。デミオは素直に好調といえますが、シエンタの驚異的な数値は先代モデルが売れなかったことも大きいので何とも言えません。
でも更にヒドいのが、実は軽自動車。前年比100%を超えた新車は前述のN-BOXのみ。それ以外は軒並みマイナス。ダイハツ・タントやミラ、スズキ・ワゴンRやスペーシアに至っては軒並み前年比60%台。消費税増税から全然立ち直れてないですやん。
そんな中、そこそこ健闘したのがスズキ・ハスラー(91.7%)とアルト(98.9%)。ハスラーは、2015年夏頃にダイハツ・キャストが登場したことを考えると御の字かも。
アルトもタントと同様に2014年にフルモデルチェンジしましたが、2015年に立て続けに投入した新型アルトラパンとアルトターボRSが効いてるだけなんだと思います。もしアルトが法人需要を取り込めるデザインだったら、間違いなく前年比100%は越えてたか。
ちなみに最新車ブログ「カーギーク」の新型タント最新フルモデルチェンジ情報や新型ハスラー最新フルモデルチェンジ情報などもご参照。
2016年の新車販売はどうなる?
とりあえず2015年も新車が売れませんでした。自動車業界も含めて日本は絶賛不景気。一方、海の向こうを見渡してみると、アメリカは15年ぶりに過去最高の新車販売台数を更新。1747万台を売り上げました。月に換算すると毎月145万台以上。日本との人口差を考えても驚異的。2015年はフォルクスワーゲンの問題もあったので、それがなかったらアメリカの新車販売は更に激増していたでしょう。
もちろんアメリカでは、トヨタ自動車やホンダ自動車といった日本車も好調。中でもSUBARUは前年比13.4%増で58万台超え。Audiやポルシェといった高級車の販売もアメリカでは絶好調でしたので、どこぞの無能な総理大臣にも聞かせてあげたいニュースです。
そこでなんとなく2016年の日本の新車販売がどうなるか?を少し考えてみました。
2015年は沈黙を貫いた感もありますが、2016年は日産自動車のモデルチェンジが多くなりそうな年。他のメーカーもそれなりに新型車を投入する予定。でも2015年も新型車の投入が多かったですが前述の通り「このザマ」でしたので、それを考えると新車販売全体を底上げできるかは微妙。
ただ2017年4月に消費増税を行うと安倍政権が決定したので、2016年の中盤以降には「駆け込み需要」が喚起される可能性は高いです。だからその駆け込み需要の影響もあって、2016年はここまで酷かった2015年の新車販売を下回る(前年比マイナス)車種が増えるとも考えにくい。
じゃあ2016年の新車販売がグーンと伸びるかというと、やはり安倍政権の経済政策がお粗末。これが毎年のように足を引っ張ってるので、2016年の新車販売は「現状維持」というのが関の山でしょう。早く経済が好転することを望むばかりです。
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