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2016年1月28日木曜日

トヨタとスズキが提携の衝撃! ダイハツの今後はどうなる?

トヨタ自動車が軽自動車大手のスズキとの提携を検討していることがわかった。
http://www.asahi.com/articles/ASJ1W331GJ1WOIPE003.html
スズキ自動車がトヨタ自動車と将来的に提携するかも知れないらしい。どこまで技術的に提携するかは不明なものの、スズキはフォルクスワーゲンと仲違いしたことで技術的な空白をどう埋めるのかと思ってましたが、どうやら無難にトヨタのハイブリッドシステムに落ち着く模様。



ちなみに2015年の世界新車販売でナンバーワンだったトヨタ。ただインドに限っては、シェア率が4%止まり。スズキのシェア率40%のちょうど10分の1。トヨタ的にはそのインド市場を筆頭に、新興国市場での拡販を目論んでる模様。VW的には泣きっ面に蜂。

軽自動車の規格が550ccに拡大された1976年。その年にデビューしたスズキの新型車「フロンテ7-S」の一部には、ダイハツがフェロー用に生産していたAB型エンジンを購入して、載せるということがありました。(山本晋也)
http://carview.yahoo.co.jp/news/newmodel/20160127-10238293-carview/
クリックカーさんによれば、トヨタとスズキが技術的に提携(?)するのは今回が初めてではなく、40年ほど前にも一度スズキはトヨタからエンジンの提供を受けたことがあったらしい。考えてみるとトヨタとスズキがバチバチとぶつかり合うことも歴史的に少なかったので、今回の提携は意外と自然な流れなのかも。


スズキとトヨタが提携する可能性は?

トヨタもスズキも今回の提携の件では「ノーコメント」を貫いてるようですが、そもそも両社が提携する可能性は高いのか低いのかを考えてみた。

スズキが享受できる技術的なメリットを考えると、どうしてもプリウスやアクアの「ストロングハイブリッド(THSⅡ)」に目が行きがちですが、新聞にはあまり書かれてませんが、実はトヨタ自動車はここ数年『マイルドハイブリッドシステム』に関する特許を増やしてるそう。既にTHSⅡという強力な武器があるにも関わらず。

既にスズキはインドなどでもマイルドハイブリッドを展開してるように、お手頃価格で燃費を伸ばせるメリットがある。やはりプリウスはアクアの価格は新興国では高い。つまりトヨタが新興国市場を強烈に意識してることが伺えます。トヨタの現状としては、このマイルドハイブリッドの使いどころがなくて困ってるみたいなところか。

ダイハツが何故マイルドハイブリッド車を投入してこないのか不思議でしたが、もしかするとトヨタの意向も働いていたのかも知れません。提携が進めばトヨタのマイルドハイブリッドシステムを、そのままスズキの軽自動車に応用していくことは余裕で考えられます。

また今年後半に投入されるトヨタの新型コンパクトワゴンは「ソリオ対抗車種」ともっぱらのウワサでしたが、何故か流行りのスライドドアタイプではありませんでした。何故トヨタがスズキに配慮したのか腑に落ちませんでしたが、これもトヨタとスズキが提携する一種の布石だったと考えることもできます。

そもそも国内の普通車市場でスズキがトヨタ車とバッティングする可能性が低い。仮にスイフトやソリオ、イグニスにトヨタのストロングハイブリッドシステム(THSⅡ)を搭載した所でアクアやプリウスと大きく競合する可能性は低い。

つまりスズキ的には技術開発におけるメリットがあり、なおかつトヨタがVWのように干渉してくる可能性は少ない。トヨタ的には国内市場の販売台数が大きく減らすことなく、インドという巨大市場でシェアを伸ばす余地が得られるメリットがある。

一方、それはスズキ的には最大のインド市場でライバルを増やすデメリットに繋がりますが、この技術提携で商品力を高めることになるので結果的にスズキのインド市場でのシェアを伸ばす可能性も高い。

それだけスズキにもトヨタにもお互いにとって相乗効果がある提携であり、意外にマツダやスバル(富士重工業)以上に親和性が高い提携になるかも知れません。つまり可能性は決して低くないと思います。


ダイハツ完全子会社化でシェア低下?

でも、そこで気になるのが、ダイハツの動向。

ダイハツは1967年にトヨタと業務提携して今日に至りますが、スズキとダイハツは永遠のライバル関係にある間柄。この両社がどちらもトヨタの傘下に入れば、軽自動車のシェアはなんと60%超。独占禁止法的には「私的独占」とかいうのに抵触するっぽい。だから個人的に「スズキはトヨタと提携しないだろう」と昨年夏頃に予想した気がします。

ただ現在はトヨタがダイハツへの出資比率は51.5%ですが、これを100%まで引き上げていわゆる「完全子会社化」することも考えてるそう。そうすることで「一つの法人(トヨタ+ダイハツ)」としてスズキと提携してる、と解釈される。ただ、それで何故法的にクリアーになるのかは不明なのでツッコミ不要。ちなみに完全子会社化されるとダイハツ株は上場廃止されるので、株式投資やってる人は注意が必要かも。

それでも軽自動車市場におけるダイハツのシェア率を、やはり半強制的にでも下げないといけないはず。だからトヨタとスズキが提携する運びになれば、軽自動車市場におけるスズキの独壇場が約束されたも同然。トヨタとしては間接的にN-BOXといったNシリーズが好調な、ホンダ自動車などを潰しにかかってるのかも。

それだけトヨタ全体で国内市場での販売台数を減らしてでも、インド市場といった新興国市場は魅力的ということでしょうか。

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