軽自動車の新モデルだが、昨年の東京モーターショーで公開したスポーツカーとは別の車種となる。新モデルのイメージを聞かれた入江氏は、「非日常的な遊び車。それにチャレンジした車と考えていただきたい」と話した。おそらくダイハツ(DAIHATSU)版ハスラーが2014年中に発売されるかも?というニュース(NEWS)
http://response.jp/article/2014/01/30/216126.html
記事中ではスズキ・ハスラーの名前を出してませんが、明らかにそれを意識したダイハツのお偉いさんの発言。さっそくライバルメーカーに影響を与え出したハスラー。着せ替えオープンカー・コペンとは別だと言ってるので、ほぼ間違いないはず。
また同時にダイハツがコペンを捨てる可能性も高くなった。ま、今更オープンカーってのもね…。期待していたユーザーにはやや残念なニュースか。
二番煎じは辛い
ただ間違いなく『二番煎じ』になることは間違いなく、ダイハツ(DAIHATSU)としてはやや辛いところ。タントが発売された直後に登場したスズキ・パレットはまー売れなかった。新型タントのように、ホンダ・エヌボックスやスズキ・スペーシアの外見をまるまるパクってくるのか。そういう潔いインスパイアが見られるのかどうか興味がある。
ベースはおそらくムーヴ
ハスラーが発売されたのは今年初め。大人気だと分かったのは、更につい最近。なおかつ今年中に発売とも言ってるので、ダイハツ(DAIHATSU)に準備期間が多くは残されてない。だから少なくとも、ベースはムーヴになるはず。ハスラーもベースはワゴンRなので、そこである程度開発期間は短縮せざるを得ない。さすがにタントがベースになることはないはず(笑)
ダイハツに残された選択肢
そしてダイハツ版ハスラーが成功するか否かのカギは、結局ハスラーにはない「新しい武器」を用意できるのかどうかにかかってる。でも、それは至難の業。何故ならハスラーはデザインがポップ以前に、かなりお買い得でコスパが高い。ダイハツにどんな選択肢が残されてるのか。タントやイースなどを想像する限り、そんなに多くはないはず。
例えば自動ブレーキなどの安全装備。既にそれの『標準装備化』は、ハスラー(もっと前にはホンダ・エヌワゴン)に先んじられてる。むしろ安全装備の先駆者のムーヴこそ、さっさと標準装備化しろや…とすら思うほど。
そう考えると、ダイハツ版ハスラーがどんな風に仕上がってくるのか、期待半分不安半分といったところ。
活路は男性向け?
ちなみに、スズキのハスラーさんは女性に圧倒的にウケてるそう。やっぱりデザインが圧倒的に可愛くポップ。微妙にブサなのがクセになるエクステリア。だからシンプルに考えるなら、まずダイハツとしては「男性向け」のデザインを狙えばいい。それであれば二番煎じ感を回避して、ハスラーとの住み分けも可能。
それを目論むのであれば、重厚感溢れるエクステリアしかないのかなーと思う。コペンの外観自体は悪くないので、日産のエクストレイル風に仕上がったりとか?
また『非日常的な遊び車』とお偉いさんは表現してるのも、やや気にかかる。要するにSUVという表現は使ってない。もしかするとハスラーとはジャンル自体が異なる可能性も…というのはさすがに無いか。
高価格帯の軽自動車を売れ!
あと今年の軽自動車の販売台数は、消費税増税によって10%近く販売台数が落ち込む予想。要するに安い軽自動車が売れなくなる。かなりメーカーさんにとっては、耳の痛いニュース。でもハスラーの売れ筋グレードが最上級グレードのXであることを考えると、いかにそういうクルマをラインナップに揃えて販売していかなければいけないかということ。普通車からのダウンサイジング組をいかに取り込めるか。また満足させられるかが向かうべき方向性。
「安かろう悪かろう」の発想では、メーカーはジリ貧に陥りそう。
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