2017年1月16日月曜日

【2019】CX-5 vs CX-3 徹底比較まとめ!結局どっちを買えばいいのか?

CX-5とCX-3の比較画像
月刊自家用車2月号
2017年2月2日にマツダ新型CX-5がフルモデルチェンジを果たしました。

そこで今回は最近年次改良も行われたCX-3とCX-5を比較してみたいと思います。まさに似て非なる両雄に、どこか違いあるんでしょうか?どっちが結局お買い得なSUVなんでしょうか?

かなり久しぶりに購入した月刊自家用車さんのCX-5とCX-3の比較記事を参考に考察してみました。記事を隅々まで確認しましたが、写真の撮影者は分かりませんでした。編集者さんが撮影したのかも。




CX5とCX3の見た目は意外と違いが多いらしい


まずはCX5とCX3の「見た目」の違いから比較したいと思います。

左:CX-5、右:CX-3
改めて両者の画像を貼っておくと、実はCX-5とCX-3の違いが多い。

例えば、フロントグリル。

新型CX-5はメッシュ状なのに対して、CX-3は横長のスリット状。バンパーやエアインテークの形状にも違いが見られて、特にフォグランプというかデイライトのデザインがCX-3の方がシュッとしててカッコイイかも知れない。

車体サイズはCX-5が4545×1840×1690mmCX-3が4275×1765×1550mm(全長×全幅×全高)。

言うまでもなくCX-5のサイズが大きいです。特に、両者の全高の違いは顕著。それだけCX-3はクーペ風のスタイルやキーンルックな出で立ちに仕上がっており、CX-5よりもデザイン性では有利か。

CX-5とCX-3 比較 サイド画像
月刊自家用車2月号
実際、サイドから画像を比較してみると、CX-3の方がよりクーペ感が強い。

他にもCピラーがブラックアウト化されてるなど、やはりCX-3の方がよりスタイリッシュに見えます。逆にCX-5の方がよりクロスオーバーテイストに仕上がっており、存在感がたっぷり。

デザイン性の違いは人それぞれの好みがあるため、敢えて甲乙は付けません。



内装インパネの質感や室内空間を比較


やはり月刊自家用車さんの比較記事を参考に、続いては「室内の広さや内装の質感」について比較してみたいと思います。

CX5 CX3 内装 室内 比較画像
月刊自家用車2月号
左がCX-5、右がCX-3。一見するとどっちも質感が高め。

ただCX-3は特別仕様車ということもあってシートがノーブルブランでこじゃれてるため、ややチート感があります。そのため比較記事ではトータルで考えると、「価格面でもお高いCX-5がやはり質感が上」と評価されてます。

何故なら、内装の質感はシートの素材や触り心地だけじゃない。やはりCX-5は車格が大きい分だけ、室内空間が広くゆとりがある。

例えばCX-5のセンターコンソールの位置が高くしたことで、シフトレバーの操作性を向上させるなど細かい配慮が行き届いてる。どうしてもCX-3はコックピット感が強く比較すると手狭感もあるため、全体的にはCX-5の方がよりストレスフリー。

また新型CX-5の試乗記事でも触れましたが、ダンパーの改良や剛性感を高めたことによる、全席における乗り心地や快適度の向上。これら全てを勘案した上でCX-3よりも質感で勝ってるという評価が下されるのもうなずけます。



荷室の広さや使い勝手の良さではやはりCX-5


続いて荷室空間やラゲッジスペースの比較。

CX5 CX3 荷室の広さ 比較画像
月刊自家用車2月号
左が新型CX-5、右がCX-3。パット見の写真からも分かるように、新型CX-5の方が圧倒的に広い。明らかに奥行き感が違います。

CX-3は右の画像にもあるように、一般的なキャリーバッグとカバンを2個積み込むのが関の山。当然ゴルフバッグを搭載することはできません(後席を動かさない状態)。CX-3はBセグメントSUVの中でも特に荷室が狭め。Aセグメントのスズキ・ソリオの荷室よりも劣る。

全幅も8cm以上も違うこともあってか、CX-5の後席シートは4:2:4分割可倒式なのに対して、CX-3は6:4分割可倒式。やはり荷室の利便性や積載性といった面でもCX-5に軍配が上がります。

だから内装や室内空間の比較も合わせて考えると、新型CX-5は「プレミアムワゴン」的な使い方が考えられます。

実際、月刊自家用車さんの比較記事でも「大人4名のレジャー向けならCX-5」とワゴンユーザーにもおすすめと評価されています。CX-5は車格以上の質感の高さがあり、もはや「アテンザワゴンがライバルになる」とすら評価されてるほど。

逆にCX-3はあくまでパーソナルユース目的での使用にとどまりそう。あくまで単身者か子育てを終えた中年層がターゲットのクルマと言えて、ファミリーカー要素など幅広い用途としての利用も比較するならCX-5に軍配が上がります。

良くも悪くも、両者の個性の違いは見た目や車格の違い以上にありそうです。



走りの違いは比較するまでもなく新型CX5がおすすめ


ラストはCX-5とCX-3の「走り」の比較。

まず確認しておくと、CX-3もCX-5もどっちもナチュラルサウンドスムーザーやGベクタリングコントロールを採用するなど装備や機能面では大きな違いはありません。ただ搭載エンジンが異なる。

例えば、CX-5に搭載されてるエンジンは「2.2直4Lディーゼルターボエンジン」。一方、排気量が拡大されたもののCX-3に搭載されてるエンジンは「1.8L直4ディーゼルターボエンジン」。

CX-5の2.2直4Lディーゼルターボの最高出力は140kW(190PS)、最大トルクは450Nm(45.9kgm)。一方、CX-3の1.8L直4ディーゼルターボは最高出力が77kW(105PS)、最大トルクは270Nm(27.5kgm)。

数値上で比較しても1.5倍以上の差があるため、敢えて細かく比較するまでもないでしょう

それだけCX-5はトルクが太く、それだけ余裕のある走りを体感できる。車重はCX-3と比較して300kg近い差があるものの、2017年の発売以降も新型CX-5は部品一つ一つが改良されて車体全体の剛性感や静粛性も大幅に高まってる。

やはりCX-3の走りの方が優れてるとする人は少ないのではなかろうか。

さらに興味がある方は 自動車サイト・カーギーク【感想】マツダ新型CX-3 試乗レビューまとめ【感想】マツダ新型CX-5 試乗レビューまとめなどもご参照ください。



新型CX5と新型CX3の違い比較まとめ(評価評判口コミ)


以上、新型CX5とCX3の比較でした。

結論をまとめると、やはりCX5があらゆる面でCX3を上回っていると言わざるを得ないでしょう。CX-5の車格の大きさは室内のゆとりと質感に繋がってる。また走りに関しても余裕感はCX-3を上回る。

当初クリーンディーゼルしか搭載してなかったCX-3は、筆者の予想通りに2017年だか2018年にガソリンモデルも設定して価格の割高感を抑えてきました。それでも価格差は30万40万円程度の違いしかない。

正直この程度の価格差だったら、自分なら素直に新型CX5を買いたい。さらに言えば、個人的にはCX3の価格はCX5からもう50万60万ぐらいは安くあって欲しいぐらい。

先代CX5の内装は正直イケてなかったから、質感の高い内装にCX-3に流れた人も多かったと思うんですが、新型CX5はフルモデルチェンジ以降でかなり質感が高められてしまったため、CX-3は数少ないお株を奪われたカタチ。

そのためCX-3を潰すのがホンダ・ヴェゼルでもなく、トヨタ・C-HRでもなく、スズキ・イグニスでもなく、まさに同じマツダのCX-5だったというオチでした。

ちなみにおすすめ車情報ブログ・カーギーク【比較】CX-3 vs C-HR【比較】新型CX-8 vs CX-5【比較】CX-3 vs デミオ【最新情報】マツダ新型CX-3 フルモデルチェンジまとめなども執筆済みなので、興味があれば併せてご覧ください。

【スポンサーリンク】