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もちろん車種によって人気カラーは違います。
例えば、スズキ・アルトだとシルバー(銀色)、ツートンカラーが売れ筋の主流ではありますが、単色だとハスラーはカーキ(緑色に近い色)が意外に人気。マツダ・CX-3だとセラミックメタリック(銀色に近い?)、デミオだとレッド(赤色)。
意外にみんなバラバラ。
ただ世の中には色んな組織があるもので、日本流行色協会という一般社団法人さんが日本で「過去40年、日本においてどういう車体カラーが売れたのか?」ということを調べてくれています。
日本人は「ホワイト(白色)」のボディーカラーが好き
結論から書きますと、やっぱり日本人ドライバーは「ホワイト(白色)」の車体カラーが好きなんだそう。前述のデミオやアルトではシルバー(銀色)やレッド(赤色)といったボディーカラーが人気でしたが、もはや「圧倒的」と表現してもいいぐらいホワイト(白色)人気一択と言っていいほど。
実際、新車販売全体の占有率を見てみますと、1975年だと白色が32.51%、二位が銀色で22.48%、三位が茶色で14.5%。今ではほとんど見かけることはない茶色(ブラウン)が何故かそこそこ人気。
1980年だと白色がやはり一位で39.06%、二位も変わらず銀色で20.24%、三位も変わらず茶色で10.47%。茶色が相変わらずランクインしてますが、占有率は若干低下。
バブル時代に突入した、1987年だと白色が爆発。占有率が74.44%。新車のほとんどをホワイトが占める事態に。二位は変わらず銀色ですが占有率は13.32%。白色人気の煽りを受けて、グーンと低下。三位は意外にも赤色で5.91%。
○赤色人気はスポーツカー好きの多さを象徴?
トヨタのクーペ車「白いソアラ」の人気が出るなどスーパーホワイトブームなるものがあったらしい。ソアラの価格は当時でも500万円以上したらしいですが、5年で30万台以上も売れたほど。
それだけバブルだったということだと思いますが、そう考えると三位の赤色も妙に納得がいきます。何故なら、フェラーリやポルシェといった超高級車やスポーツカーには赤色が多いイメージ。そのため5.91%という数字の低さが却ってリアル。
ちなみに【値段】フェラーリの価格一覧まとめもご参照。
そして一気に2014年まで飛ぶと、一位がやはり白色で32.50%と依然高い水準を維持、二位は今までなかったのが不思議ですが黒色で20.14%、三位が銀色で14.18%。過去40年にも渡って、白色(ホワイト)がボディーカラーでは不動の人気。
理由は「中古車査定」に差が出るから
じゃあ何故、ここまでホワイトの車体カラーに人気が出るのか?答えは至ってシンプル。
みなさん新車購入時に「リセールバリュー(中古車の買い取り価格)」のことを考えているから。
昔「中古車査定額をアップさせる方法」という記事も書きましたが、人気色であればあるほど中古車査定額や買い取り価格もアップする。要するに、車体カラーが人気色ほどリセールバリューがそれだけで高くなる。
何故なら、中古車ディーラーさんの立場で考えると、不人気色の車種を高値で買い取ったとしても在庫で売れ残る可能性があるから、基本的には安値でしか買い取ってもらえない。
でも逆に、車体カラーに銀色(シルバー)の占有率が下がった理由としては、黒色の台頭+オバサン臭いイメージが若干浸透したからかも知れません。
ちなみに新車情報ブログ・カーギークの【人気色】日産新型セレナおすすめグレードまとめ、【人気色】スバル新型XVおすすめグレードまとめ、【人気色】マツダ新型CX-8おすすめグレードまとめ、【人気色】ホンダ新型N-BOXおすすめグレードまとめなども併せてご参照ください。
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