2017年4月25日火曜日

【2017】C-HR vs エクストレイル 徹底比較まとめ【ハイブリッドSUVはどっちが買い?】

絶賛爆売れ中の人気SUVと言えば、トヨタ・C-HR。新車が売れがちな2017年3月だと16816台を売り上げました。まさかのシエンタ超え、ほぼアクア並。きっと誰もがおすすめSUVランキングに思わず推したくなるに違いないか。

C-HR vs エクストレイル 比較違いまとめ
そこで今回はC-HRと日産・エクストレイルを比較してみたいと思います。どちらも同じ人気のハイブリッドSUV。果たしてどこに違いがあるのか等、いろいろと考察してみた。もし購入を考えてる方は是非比較してください。



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外観や車体スペックの違い


まずは外観を含めた車体スペックの違いを見たいと思います。

上:C-HR、下:エクストレイル
外観エクステリアに関しては、既に比較画像を貼りましたが改めて確認。車体カラーが同じホワイトなので少し似てるような印象も受けますが、だからこそ違いや共通点が際立ちます。

全体的なフォルムはC-HRもエクストレイルも似ている印象ですが、フロントマスクの顔つきは似てるようで全く違います。エクストレイルは硬派ですが、C-HRはいかにも近未来的。黒いガーニッシュが彩られてる分だけ、C-HRの方がよりSUVチックか。特に背後リアからだとより違いは顕著だったりします。

車体スペックはややエクストレイルのサイズが大きめ。

C-HRが4360×1795×1550mm(全長×全幅×全高)に対して、エクストレイルは4640×1820×1715mm(全長×全幅×全高)。全高が16cmほどC-HRより高い。思った以上に違いがある印象を受けます。

その分だけエクストレイルの車重が重い。C-HRが1400kg台に対して、エクストレイルは1600kgちょい。100kg以上の車重差がある。ちなみにホイールベースはC-HRが2640mmに対して、エクストレイルは2705mmとあまり大差はありません。

果たしてこの違いが実燃費などにどういった影響をもたらすのか?それは後述。

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内装はC-HRの方がおすすめ


続いて内装の違い。

トヨタ C-HR vs 日産 エクストレイル 内装の違い 比較
上:C-HR、下:エクストレイル
結論から描くと、C-HRの方が内装の質感は高い印象。車格こそエクストレイルが勝るものの、風格に関してはセンターコンソールあたりの高級感などはC-HRに軍配を上げたくなります。

ベストカー3月10日号
例えばベストカーさんの比較記事でも「エクストレイルはもう少しインテリアに刺激が欲しい」と評価されています。エクストレイルは発売年が2013年とういこともあって、プラットフォームを含めてC-HRより古さは否めない。

またC-HRハイブリッドの上級グレード「G」が290万円に対して、エクストレイルハイブリッドのミドルグレード「20S」が287万円と価格的に双方に開きは少ない。むしろエクストレイルがやや割高。それも考慮すると、もう少しエクストレイルの内装に質感が欲しいのが本音か。

ただ室内に関してはエクストレイルの方が広め。特にC-HRは後席シートが最悪。シートの乗り心地は悪くないものの、かなり窮屈。サイドウィンドウも小さすぎるなど、圧迫感はエクストレイルより強いはず。エクストレイルには三列シートモデルが用意されてるぐらいなので、複数人で乗るならC-HRは不利になるはず。

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走りや加速性能の比較


続いて走りや加速動力性能の違いを比較したいと思います。その前にまず簡単な両者のエンジンスペックのおさらい。

まずエクストレイルハイブリッド。ガソリンエンジンは2000cc直4NA。最高出力は147PS/6000rpm。最大トルクは21.1kgm/4400rpm。モーターは41PS/16.3kgm。合計システム出力が188PS。

一方、C-HRハイブリッド。ガソリンエンジンは1800cc直4NA。最高出力は98PS/5200rpm。最大トルクは14.5kgm/4400rpm。モーターは72PS/16.6kgm。合計システム出力が122PS。C-HRハイブリッドは基本プリウスから流用してると思ってください。

ベストカー3月10日号
永田恵一さんという自動車ライターの寸評では、どっちの走りもやや厳しめの評価。

C-HRは剛性感の高いTNGAプラットフォームが売りですが、「静かなクルマと感じた以外は普通」とのこと。一方、エクストレイルの走りに関しては「飛び抜けたところがない」「乗り心地も悪い」と散々。

でもこの意見だけだとアレなので、詳しくはC-HRの試乗インプレッション記事を読んでみてください。

それぞれの特徴を書いておくと、視界性の良さはエクストレイルが相対的におすすめ。おおよそSUVは車高が高いので見晴らしが良いもののプリウス譲り…いやプリウス以上に後方視界性がC-HRは悪い。

逆に最小回転半径はC-HRが5.2mに対して、エクストレイルは5.6m。車体の大きさも含めて、乗り回しのしやすさはC-HRがおすすめ。街乗りメインであれば、まだC-HRの方が扱いやすいかも知れない。

ただ静粛性も高いなどプラットフォームが新しい分だけ、少なくともC-HRがエクストレイルよりは全体的に走りは上回るはず。C-HRハイブリッドの走りはスムーズ。逆にエクストレイルは加速感はあるものの、高速域での突き上げ感などはやや強めか。

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実燃費や維持費はやっぱりC-HRがおすすめ


走りを比較したので、続いては実燃費や維持費を比較したいと思います。

ベストカー3月10日号
結論から書きますと、やはりC-HRの実燃費が圧倒してます。C-HRハイブリッドの実燃費が平均して20km/L前後に落ち着いてるのに対して、エクストレイルハイブリッドの実燃費は15km/L前後をフラフラ。

エクストレイルハイブリッドはカタログ燃費こそ23km/Lとまあまあ優秀ですが、結果だけ比較するとC-HRのターボモデルと大差はない。むしろ状況によってはC-HRターボの後塵を拝する場面の方が多いぐらい。

前述のカタログスペック比較でも言及しましたが、やはり100kg以上の体重差が影響しているものと推察されます。それでもC-HRとの比較どうこう以前に、エクストレイルの実燃費は物足りないっちゃ物足りない感はあります。


コストパフォーマンスと自動ブレーキの違い


ラストは自動ブレーキ。

C-HRはプリウスと同様にミリ波レーダー+単眼カメラ方式の「セーフティーセンスP」を標準搭載。一方、エクストレイルは単眼カメラのみの「エマージェンシーブレーキ」を標準搭載。

だから性能的にはC-HRがやや有利。残念ながらエクストレイルにはACC(追従クルーズコントロール)が設定されてない。「ぶつからない」という点ではあまり性能差はないものの、運転支援システムだとエクストレイルがやや見劣りします。

先程価格について言及しましたが、C-HRは割高とは言われつつもエクストレイルと比較した場合、むしろコストパフォーマンスはそれなりに高いと言えそうです。

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エクストレイルとCHRの総合評価・口コミまとめ


以上、トヨタ・CHRと日産・エクスレイルの比較でした。

エクストレイルがややもすると一回りぐらい大きいので、どちらかと言えば多人数向け。オフロード仕様のデザインなど含めて、アウトドア好きの方におすすめといった所か。

C-HRはちょっと贅沢な刺激的な買い物をしたい方にはおすすめ。一見すると奇抜ではあるものの、実燃費や乗り心地の良さなど含めて一人で乗る分には実用性も意外と高い。あくまでベースがプリウスということからも大きな失敗はしないでしょう。

車格的にあまり比較対象にならない両者かも知れませんが、是非購入する時の参考にしてください。

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