2017年10月9日月曜日

【トヨタ】ノアとヴォクシーは何か違いってあるの?ついでにエスクァイアも比較してみた【2018・2019】

トヨタの人気ミニバン車のノアとヴォクシーがマイナーチェンジを2017年7月に行いました。何が話題になったのかというと、ノア・ヴォクシーの外観デザインが大幅に一新されたから。

やはり今はファミリーカーにSUVも選択肢に入る時代、そしてノア・ヴォクシーのライバルミニバンの存在も今回のマイナーチェンジに踏み切らせた大きな要因だったのかも知れません。

トヨタ ノア ヴォクシー エスクァイア 比較画像
(ベストカー8月10日号 講談社)
そこで今回はトヨタのノアとヴォクシーを徹底的に比較してみたいと思います。

ノアヴォクに何か大きな違いはあるのか。どっちの方がおすすめなのか。ついでにノア・ヴォクシーベースのエスクァイアも比べたいと思います。ミニバン車の購入に迷っている方が少しでも参考になれば幸いです。





ノアとヴォクシーの「見た目」の違いを比較してみる


まずは「外観デザイン」の違いを比較。

(ベストカー8月10日号 講談社)
冒頭の比較画像を改めて見ておくと、左からエスクァイア→ノア→ヴォクシーの順番になります。

マイナーチェンジ前のノア・ヴォクシーと比べると、両者の見た目はやや同じに近付いた印象をウケます。とりわけノアやエスクァイアのヘッドライトが鋭く細くなったことで、ヴォクシーの顔立ちに近付いたか。

○とりわけヴォクシーのフロントマスクは個性的か


(ベストカー8月10日号 講談社)
ただし、真正面のフロントマスクを比較(上からヴォクシー→ノア→エスクァイア)すると、ノアやヴォクシーの違いはより顕著に見て取れます。

例えば、フロントグリルとフォグランプやエアダクト周辺にデザインの違いが多い。

ノアやエスクァイアはメッキパーツがギラギラのグリルを採用し、シンプルに高級感が強く仕上がってる。さながらノアは誰にとっても買いやすい正統派デザイン。エスクァイアはそろそろフルモデルチェンジを予定しているセンチュリーも思わせる風格。

一方、ヴォクシーは巨大な左右のエアダクトを採用するなど、まさにインパクト大。新型ヴォクシーは二段式ヘッドライトがより強調されて、同じトヨタのミニバン車だとヴェルファイアのフロントマスクに近付いた。

どこかクセのあるデザインではあるものの、ヴォクシーは意外とギラギラ感が少ないため逆に悪目立ち感は薄い?トヨタも売りにしてますが、男的なデザインであるためパパさん向けのファミリーカーには最適か。

ただエスクァイアはノアとヴォクシーの上位モデルに位置付けられてるものの、実際に比較してみるとそこまで洗練度はないか。新型エスクァイアの立ち位置が若干程度下がってしまったマイチェンだったか。



【比較】初代ノアと初代ヴォクシーは実は今より違いがなかった


つまり、2017年のマイナーチェンジでノアとヴォクシー、更にはエスクァイアのデザインが「より共通化された」と言っていいかも知れません。

トヨタ的には「3車種の見た目を同じに近づけることで全体のブランド力そのものをパワーアップさせる」というイメージ戦略を取ったのかも。

(Wikipedia)
ただ実は初代ノアとヴォクシーのデザインを比較してみると、実は元々から見た目に違いは両者で少なかったらしい。

上がノアで下がヴォクシーなんですが、余程のクルマ好きでもない限りどっちがどっちなのか両者の見た目の区別が付かないでしょう。

実はノアとヴォクシーの外観デザインに違いが顕著に出たのは、2014年に現行ノアとヴォクシーがフルモデルチェンジから。そのため実は2代目ノア・ヴォクシーも見た目に違いは言うほどありませんでした。

そのため今回ノア・ヴォクシーを比較してわかったことは、ある意味、今回のマイナーチェンジは「原点回帰」や「軌道修正」と呼べる内容だったのかも知れません。

むしろノア・ヴォクシー・エスクァイアの違いをハッキリと残しつつ、全体の共通したデザインを打ち出せてる点でトヨタのデザイン力の高さも見て取れる気がします。トヨタ車に限らず、他の国産車のデザインも随分質感が高くなったもんです。



ノアとヴォクシーは見た目以外は同じ


だから少なくとも昔よりは確実に「ノアとヴォクシーのどっちを買えばいいかは迷う」という事態は起きてないはず。今現在のノアとヴォクシーの方がキャラクターがより差別化されてうわけですから。

じゃあ、ヴォクシーとノアに見た目以外の違いがどこかあるのか?

結論から書くと、ノアもヴォクシーもエスクァイアも見た目以外は全く同じと考えていいと思います。

例えば、室内空間や車体サイズなどのスペックも全く同じ。グレード構成に関しても、グレード名が異なるだけで同じ。同じエンジンを搭載してるため、エンジンスペックも同じ。

当然ノアもヴォクシーも価格的な違いはないため、やはり装備面の差も存在しません。「トヨタ・GRブランドとは何か?」という記事も書きましたが、カスタマイズモデルに関しても同じ装備があしらわれております。

(上:ノアの内装、下:ヴォクシーの内装)
例えば内装やインテリアのデザインに関してもノアもヴォクシーも全く同じ

比較画像を見ても分かるように、どっちがどっちなのかほとんど見分けがつきません。きっと名探偵コナンでも不可能。グレードによってシート素材なども変わってくるものの、同グレードで比較すればノアもヴォクシーも違いは出ません。

(エスクァイアの内装)
ただエスクァイアに関しては、シートの素材やステアリングなど細かい部分で結構質感が違います。

もちろんエクステリアほどの明確な違いはないものの、やはりノアとヴォクシーよりも価格が割高のため、エスクァイアの内装デザインは価格相応に豪華。



【違いまとめ】トヨタのノア・ヴォクシー・エスクァイアの比較総括


以上、トヨタの人気ミニバン車であるノア・ヴォクシー・エスクァイアの比較記事でした。

結論を改めてまとめると、ヴォクシーもノアも基本的に装備面やスペック面などは同じになります。あくまで両者で大きく違うの「デザイン」のみ。それ以外の中身はほぼ違いはないと言ってもいいです。

だから、ノアとヴォクシーのどっちの見た目の好き嫌いで、素直にクルマ選びをすればいいと思います。あとはノアとヴォクシーは購入できるお店が違うので、そこら辺で競合して値引きを煽るのも面白いでしょう。

ちなみに【比較】トヨタ・アルファードとヴェルファイアの違いまとめ【比較】ノア・ヴォクシー vs セレナ【2000cc以下】国産ミニバンおすすめランキングまとめもご参照。

また総合自動車サイト・カーギーク【トヨタ】新型ノア・ヴォクシー フルモデルチェンジ最新情報まとめ【トヨタ】新型エスティマ フルモデルチェンジ最新情報などもご覧ください。

もしかすると将来的にトヨタ・ノアが販売終了する噂もちらほらと。

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