2016年9月26日月曜日

【国土交通省】オートライト義務化の方針は正しいか?反対の立場で考えてみた

国土交通省は、暗くなると車のヘッドライトが自動で点灯する「オートライト」の搭載を、2020年4月以降に売り出される新型車からメーカーに義務づけることを決めた。日没前後の「薄暮」の時間帯に多発する高齢の歩行者らの事故を減らす狙い。10月に、道路運送車両法に基づく車の保安基準を改正する方針だ。
朝日新聞9月22日
自動車のオートライトシステムはその名の通り、センサーで周囲の明るさを検知して一定の明るさがなかったら「自動的にヘッドライトが点灯する仕組み」のこと。最近の自動車に設定されていることも多く、2014年時点でオートライトを搭載した自動車は3割にも上る(JAF)らしい。このオートライトシステムが導入されている自転車も販売されています。

そのオートライトシステムが朝日新聞によると2020年から義務化されるらしい。義務化とは言っても既に販売されている自動車は対象外で、あくまで「2020年から販売される新車のみ」に適用されます。だからエアバッグなどのようにオートライトが当たり前の時代になるには、もう少し先になりそう。ただ既に2011年からヨーロッパでは義務化されているので、日本の義務化はかなり遅いと批判されても仕方ないか。

でも果たして「オートライトの義務化が正しいのか?」を敢えて反対の立場で考えてみた。あくまで「敢えて」なので積極的に日本政府に逆らってやろうという、政治的な意図はないので軽くテキトーにスルーしてください。




オートライト義務化される意味や背景

まずオートライトが義務化される背景を簡単に説明しておくと、やはりヘッドライトを点灯させないドライバーさんが多いから。

さすがに夜間に点灯させない人は皆無に等しいと思いますが、特に薄暮時(はくぼじ)と呼ばれる時間帯。いわゆる夕方ぐらいの暗くなり始める時間帯。小学生だったらお母さんに「早く帰ってきなさい」と言われる時間帯。

自動車学校で習いましたが、この夕方・薄暮時は暗いのか明るいのか本当に微妙。とはいえ分からなかったらヘッドライトを点灯しておくに越したことはないですが、チキンレースやってんのかってぐらい頑なに点灯させないドライバーもいます。

具体的に国土交通省の方針を見てみると、「1千ルクス未満」の明るさになれば自動的にヘッドライトが点灯するようにするらしい。これは日没の15分前ほどの明るさ・暗さとのことなので、まさに薄暮時を意識した基準だと思われます。センサーで暗さを検知したら2秒以内に点灯することが義務付けられる模様。


昼間のオートライトは対向車を煽るだけにならないか?

でも薄暮時とは言っても、オートライトが作動する基準が割りと低い。2秒以内に点灯することが義務付けらえっるので、きっと自動車メーカーは安全性を考慮してそれより早く「1秒前後」でオートライトが作動するような仕組みを取るはず。

だから例えば並木道を自動車で走行していたら、きっと木陰に反応してオートライトは作動してしまう。ムードがある場面でヘッドライトがチカチカ点灯したらムードが台無し。都会でもビル街や陸橋の下など影の下に入ることはザラにあるはずなので、そういった場面で対向車がいたらコチラが煽ってるように見える危険性はないのか。

夜間走行中は問答無用で自動点灯するらしいんですが、一応記事によると昼間や停車中は手動でオートライトを切ることができるそう。だったらオートライトに時間設定(夕方4時から朝6時程度まで)を設けろよという話。余程の天変地異(日食)でも起きない限り、まず昼間が真っ暗闇になることは有り得ないんだから。

しかも1000~7000ルクスの明るさで点灯するかはメーカー判断。例えば法律で義務化されているトンネル内ですが、そもそもトンネルが照明が点灯してるので果たしてオートライトシステムが作動するかは微妙なところでしょう。


オートを名乗るなら自動的に消灯もすべき

つまり、あくまで「停車中は手動でヘッドライトを消灯させられる」というだけ。自動的に強制的に点灯はするけども消灯までしてくれない。これはこれで不便。せめて「オート」と名乗るのであれば、赤信号で停車したら自動的にヘッドライトは消灯すべきでしょう。停車中のハイビームは迷惑千万。

またその「ハイビーム」ですが、少し前にどっかの警察が「夜間はハイビームで走行しましょう」とアピールしてました。どうやらロービームだと歩行者や対向車に気付かないことが多く、死亡事故が多発しやすいんだそう。交通事故が増えたら警察官僚の出世にも響きます。

じゃあオートライトが状況を判断して自動的にハイビームやロービームまでやってくれるかというと、まず有り得ない。だからオートライトシステムはそこまで賢くない。国際的にも定められてる7000ルクスを超えた状態がしばらく続けば「5分以内に消灯」してくれるようですが、それも時間が長すぎるよ(笑)

それを逆に考えると一度オートライトシステムが作動したら昼間でもずっとヘッドライトが点けっぱなしになるわけですが、車のバッテリーの消耗度も気になる所です。確かにオートライトは交通事故防止に一役を買うのでしょうが、現状のレベルだといくら義務化してもあまり意味がない気がします。

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3 件のコメント:

  1. Hi/Low自動切り替えがあり得ない?
    もっと調べてから書きましょうよ。
    オートライト付きでHi/Low自動切り替えなんて普通に増えて来てますけど?
    出始めてるではなく、増え始めてるです。
    この違いわかりますか?
    あり得ないどころか、とっくにできてます。
    赤信号で消灯のほうが世界的に見てもあり得ませんね。
    日本で古い人たちはやる人いますが、海外からしたら歩行者のために明るくしておくべきという考え方です。
    日本は明るいからとか言う人がいますが、日本のようにSTOP&GOの多い環境下ではバルブの短命化に繋がるためよくないですね。
    常時点灯によるバッテリー負荷を危惧されていますが、そんなんでバッテリーの寿命に影響あるレベルなら最初からヘッドライトに代わるものができているでしょう。
    バッテリーの性能も上がっているため無駄な杞憂ですね。

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  2. いつも新しい情報を楽しみに拝見しています。
    私個人的にはオートライトは2輪車同様に昼夜問わずエンジン始動と共に常時点灯にすればいいのではと感じています。2輪車も始めはいろいろ言われていましたが今では何も違和感ない上、点灯していないほうが違和感あります。
    仕事がら日中のヘッドライト点灯を義務づけされていますが毎日走行していてもバッテリートラブル等は起きていません。
    ヘッドライトのハイビームを警察官が言われていたとありますが点検整備記録簿を見て下さい
    ハイビーム→走行用前照灯
    ロービーム→すれ違い用前照灯
    ですよ。

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  3. オートライトなんて昔購入した平成元年のマーク2にもついてたな。この記事の筆者に言いたい。消灯するのが面倒臭いなら最初から車に乗るな!

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