2018年2月25日日曜日

トヨタ新型ミライがフルモデルチェンジを急ぐ理由とは?【最新情報】

トヨタの燃料電池車といえば「ミライ(MIRAI)」。水素燃料で走る初めての量産車。

話題性もあってか、数年前に発売された当初はミライは爆売れ。納期もかなり長期化しており、その当時に「トヨタ新型ミライの納期は未来?」というしょうもない記事も書いたのは懐かしい思い出。

一応、ホンダも燃料電池車・クラリティを発売しておりますが、確か未だに個人向けはリース販売に留まっていた気がします。かつて「ミライ vs クラリティの比較記事」も書きましたが、基本的にミライを脅かすほどのライバル車とまでは言えない。燃料電池車の分野ではトヨタ・MIRAIは安泰と言えば安泰。

ただ新型MIRAIはそろそろフルモデルチェンジを予定している模様。現行MIRAIの発売からわずか4年あまり。燃料電池車ということも考えたら、モデル周期としては超絶的に短いレベル。

そこ今回は何故トヨタ次期ミライはフルモデルチェンジを急ぐのか?という理由について簡単に考察したいと思います。



フルモデルチェンジを急ぐ理由は販売台数の減少


フルモデルチェンジを急ぐ理由はシンプル。それがトヨタ・ミライの販売台数が減ってるから。



冒頭ではミライの納期がかなり長期化してるとお伝えしたばかりでが、実は最近のミライの販売台数は急減傾向にあります。例えば2017年12月のミライの販売台数はわずか71台。もちろん販売台数を稼げる車種ではないものの、前年同月比でマイナス40%以上ってんだから深刻。

これも理由はシンプル。MIRAIの発売から2年後ぐらいに、トヨタ新型プリウスPHVが発売されたから。もちろんミライとプリウスPHVが競合する車種とは決して思いませんが、言ってもプラグインハイブリッド車はまだまだ環境性能が高い。

価格が700万円以上もするミライよりも、300万400万円程度で購入できるプリウスPHVの方がお買い得な上に買いやすい。わざわざ納期が長いミライを待つのを嫌った層が、予約をキャンセルしてそちらに流れた。

○MIRAIはプリウスPHVに食われた


要するにミライの需要がプリウスPHVに食われちゃったのがフルモデルチェンジを急ぐ背景として大きい。



実際プリウスPHVの売れ行きは好調そのもの。具体的にプリウスPHVの販売台数を見ておくと2017年12月だと1670台。前述のMIRAIの約23倍程度。ヴィッツハイブリッドの販売台数が1860台だったことを考えると、まさにミライを尻目にプリウスPHVは絶好調と言えます。

確かに水素ステーションも普及してるとは言い難く、MIRAIよりもプリウスPHVの方が現実的な選択肢なんだろうと思います。

特にプリウスPHVは試乗の評価も高く、環境性能ばかりがクローズアップされるPHVにおいて稀有な存在。そこで真似する訳でもないんでしょうが、次期ミライも走りに特化したテコ入れが行われる予定。

具体的にネタバレしておくと、トヨタ次期MIRAIはFR車にどうやら進化する模様。

更なる詳細はおすすめ新車ブログ「カーギーク」【フルモデルチェンジ】トヨタ次期MIRAI 最新情報まとめを読んでみて下さい。新型ミライはプラットフォーム含めて、かなり大掛かりな変身を遂げる模様。新しいフルモデルチェンジ情報が出た場合、今後はそちらで追記していきます。

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