ちなみに画像はカラーアクセントパッケージなるオプションで、価格は10万円ちょっとでガーニッシュとかを装飾できます。
運転席など前席は広い?
イグニスはコンパクトカー(Aセグメント)の部類ですので、やはり室内空間が気になる所。イグニスはソリオと同じ新型プラットフォームを採用してますが果たして?私は身長185センチ、(中略)イグニスのシートに実際に着座して確認しましたが、前席のシートは問題なかった(拳1つ分くらいの余裕)のですが、後席のシートは天井に頭が付いてしまう寸前のような状態でした。前席に関しては、身長185cmの大柄体型の方が乗車しても特に狭さは感じなかった模様。頭上空間(ヘッドクリアランス)もコブシ一個分とのことですので、一般的な男性であればイグニスに狭さは感じないはず。むしろ女性が運転席・助手席に乗れば広いぐらいに感じるかも。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000848262/SortID=19522132/#tab
後席に着席した際の足下のスペースに関しても全席のシートを一番後ろまで下げてしまった状態で私みたいな人が乗るケースが頻繁にある場合は窮屈かなと思います。長距離での移動は厳しいかなと考えましたが・・・。ただ一方で、この試乗をされた方はイグニスの後席スペースに対する不満も述べられています。そこで続いてはイグニスの後席スペースについて見ていきたいと思います。
後席スペースは広い?
今回新発売された新型イグニス(Ignis)はカタログにも5人乗りと記載がありましたが、実際は5人乗りを想定していないような作り・デザインは少し残念でした。基本的に普通車は後席スペースに3人が乗れるよう設計されてますが、イグニスの場合だと少し辛い模様。
http://car-sokuhou.com/ignis-seat
◆大人で後席3人は横幅がキツイと思います。こういった試乗の感想を見ても、イグニスは物理的に全幅が狭いので致し方ない面があります。ハスラーやダイハツ・キャストなど最近の軽自動車の全幅は1475mm。一方イグニスの全幅は1660mmと+20cmもないですからね。
◆大人4人が限界でしょうね。後席の中央のヘッドレストはシートアレンジの関係でありませんし。夫婦+子供1~2人っていうのが想定されるところでしょうか?
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そもそもスズキのAセグメント用のプラットフォームだと、ここまで求めるのも酷ってヤツでしょうか。実際ソリオのCM動画を見ても、真ん中のTOKIO・国分太一が窮屈そうにしてますからねw
このクラスのクルマでこれ程広い足元空間を実現するとは・・・っとかなりビックリ!ただあくまで後席に3人乗るのが辛いだけであって、イグニスに普通に乗りこむ分には足元空間(ニークリアランス)は広々としてるので問題なさそう。
トヨタのアクア(AQUA)の後部座席よりも圧倒的に快適でした。
http://car-sokuhou.com/ignis-seat
この試乗をされたブログの管理人さんは決して身長は175cmと決して低い方ではないので、イグニスの後席スペース自体はむしろ広いと言えそう。イグニス後席の頭上空間(ヘッドクリアランス)もコブシ一個分と必要十分。
少なくともイグニスより後席スペースが狭いコンパクトカーを探せば、トヨタ・アクアなど他にたくさんありそうです。
シートアレンジとスライド幅
イグニスの後席シートは5対5に分割できます。ちなみに廉価グレードの「MG」はシートは分割できないので注意。しかも、この後席シートのスライド幅は165mmとかなり大きめで、荷室空間を広げたい場合はすごいメリットがあります。ただ一方でデメリットもありまして、シートを最大限前に動かしてしまうと、普通の成人男性だとヒザが前席にくっついてしまいます。
ベストカー3月26日号 清水草一 |
だからあくまでシートを最大限前に動かす場合は「後席に人が乗ってないとき」に限られそう。でも荷室側からスライド操作できるメリットは大きいです。ここはソリオの使い勝手の良さを踏襲してるんだと思います。
イグニスの後席シートアレンジをトータルすると、使い勝手が悪いとまでは言えないですが、決して良いとも言えないレベルでしょうか。多人数を乗せる場合はやや辛そう。また後席中央にはヘッドレストがないなど、そもそもイグニスでは5人乗りの状況をあまり想定されていないのかも知れません。
イグニスの視界性や見晴らしは?
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イグニスはSUV感を演出するために、最低地上高は180mm。一方、ソリオは140mm。一見するとイグニスの方が乗り降りしづらいかと思いきや、ヒップポイントが高めですのでそこまで乗降性には不利に働かなさそう。
乗り心地や足回り系の評価
結論から書くと、イグニスの乗り心地はやや固め。自動車評論家・清水草一曰く、「欧州を含めた、世界戦略車としては当然とのこと」。ここらへんの好みは本当に千差万別だと思うので、気になる方は是非イグニスを試乗してから購入しましょう。ベストカー3月26日号 |
FFの方は真っ直ぐ走ろうとするものの、ハンドルを切り込んでいくと、さらに切れ込もうとするクセを持つ。新設計のシャシなので、味付けが出来ていないんだと思う。一方、自動車評論家・国沢光宏曰く、「新設計シャシの味付けはこれから」と辛口評価。さすが国沢さんはVWからお金をもらってるだけあります…って冗談ですよ(笑)でも基本的に気にするレベルではないという評価も。
http://autoc-one.jp/suzuki/ignis/report-2576421/0002.html
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ちなみにイグニスはソリオと同じプラットフォームを採用してると言いましたが、ホイールベースが45mmほど短くなってます。ダイハツ・キャストのホイールベースが2455mmに対して、イグニスのホイールベースは2435mm。軽自動車より短い。
でも、そのおかげでソリオ(4.8m)より下回ってイグニスの最小回転半径は4.7mになってるので、イグニスの取り回しはかなり良い部類に入るはず。トータルするとイグニスは「運転のしやすさ」で比較的優れていると言えそうか。
加速性能や走行性能は?
最後はイグニスの加速性能や走行性能。まずエンジンの始動音は全車マイルドハイブリッドを採用してることもあって、基本的には無音に近いです。若干モーター音も聞こえる?という試乗感想もあります。ただ結論から書くと、イグニスの加速性能はやや微妙。イグニスの0-100km/h加速は12秒ぐらい。4WDだと13秒ぐらい。900kgを割り込んだ軽量ボディーの割に、数字は至って平凡に思えます。
2分と少し前から40km/hからの再加速してる場面があるんですが、どうしてもディレイ(遅れ)が見られます。「スペーシアのターボより遅いかもしれません」とのこと。
まあこんな極端な急加速を強いられるシーンも少ないとは思いますが、これはエンジンの性能というより「CVTの特性」がモロに出てしまってる印象。ATとは違って、CVTはまず回転数をグググッと先に上げてから、後からチンタラチンタラと速度が追いついてくるのが特徴。最近はダイレクト感があるCVTも発売されてたりしますが、イグニスのCVTは少なくともそういうのではないです。
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