2015年4月6日月曜日

【自動ブレーキ】ACCとクルーズコントロールの違いとは?【追従クルコン】

自動車の安全装備に関して、最近聞かれる言葉が「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」

日本語では「追従クルーズコントロール」と呼ばれるACCは、主に高速道路上で速度を一定に保ってくれるという機能がウリ。

でも、確か「クルーズコントロール(いわゆるクルコン)」も車の速度を一定に保ってくる機能だったはず。正式名称もほぼ似たような名前の二つ。じゃあ、これらの違いはどこだろう?

そこで今回は「ACC(追従クルーズコントロール)」と「クルーズコントロール」の違いを解説してみました。



「車間距離を保ってくれる」かどうかの違い

まず一つ目の違いが「前方車両との車間距離」を自動的に保ってくれるか否かということ。

例えば、普通のクルーズコントロールの機能は「車両の速度を一定に保ってくれる」だけ。あくまで自分の車を一定の速度(時速60km/hなど)で走行させられるだけ。

一方、ACC(追従クルーズコントロール)はミリ波レーダーなど電波を利用して、「前方車両と一定の距離を保ちながら一定の速度を保つ」という機能。だから、車両の速度を自動的に調整してくれる。

「速度制御が伴っているか」どうかの違い

つまり、二点目の違いは「自動的に速度制御」をしてくれるかしてくれないか。

ACCは前方車両との車間距離を調整するため、自動的に速度を速めたり遅めたりしてくれる。一方、普通のクルーズコントロールは60km/hなら60km/hの状態をずっと維持してくれるだけ。

例えば、最近ではACCが更に進化して、ハンドル操作を自動的に行ってくれたり、時速0km/hまで対応してくれるものも。後者は「渋滞時追従クルーズコントロール」などと呼ばれており、いわゆる「半自動運転機能」に属します。


普通のクルーズコントロールでは「交通事故」を防げない

だから、普通のクルーズコントロールとACCの大雑把な違いは「交通事故を防げる」かどうかと言えそう。

前者のただのクルーズコントロールはあくまで速度を保つだけなので、ドライバーの疲労軽減に繋がっても交通事故は防げない。

一方、ACCはミリ波レーダーなどを駆使して、前方車両との車間距離の維持やブレーキ制御も備わるため、それだけ大きな交通事故を予防してくれる可能性が高い。だから想像以上に追従クルコンと普通のクルコンとの差は大きいはず。

ちなみに自動車総合サイト【カーギーク】【最新情報】アイサイト4まとめ【最新情報】新型トヨタセーフティセンスまとめなども興味があればご参照ください。

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