日産自動車は7月14日、コンパクトSUV「ジューク」をマイナーチェンジして発売した。日産のコンパクトSUV「ジューク」が、初めてのマイナーチェンジ。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140714_657810.html
どこがどう変わったのか見ていきたいと思う。
フロントマスクが若干変化
上の画像を見てもらったら分かるように、見た目の変化は乏しい。それだけ完成されたデザインだったとも言える。ただ少しだけ変化もあって、例えばフロントグリル。先代モデルと比較してみると、V字のグリルが若干太く仕上がってる。同じSUVのエクストレイルに近づけた格好。ヘッドライトもトゲっぽい部分を増やしたり、ややノート風に近づけた格好。
ま、いわゆるキープコンセプトというヤツ。しかも究極的な。
ジュークの日本の販売台数の現状を見たら、もっと大胆に変えた方が良いんじゃないの?と思ってしまいますが、実はヨーロッパではジュークはめちゃめちゃ売れてる。だから、日産的には大きな冒険に出れないんだろうなと。
ターボモデルの燃費が若干アップ
日産ジュークには、もともと1500ccと1600ccのエンジンが用意されてた。1500ccのエンジンでは変化はないが、1600ccのエンジンでは若干の進歩。「ロープレッシャークールドEGR」を採用したらしく、燃費が少し改善。要するにエンジンを冷やす機能で、ダイハツの軽自動車やトヨタのコンパクトカーなどで多く採用されてたと思う。
ガソリンターボエンジンでは世界初採用だそうで、1600ccのグレードの燃費はリッター14.2km、4WDだとリッター13.4km。これは排気量2000ccのスバル・フォレスターやメルセデスベンツ・GLAと同じぐらい。最大トルクの発生回転域を引き下げたらしく、加速性能も2000cc並?
ちなみに1500ccのグレードでは、リッター18.0kmのまま。具体的な減税幅を見てみると、自動車取得税が60%と自動車重量税が50%の減税。
全9色のカラーバリエーション
新型ジュークでは、全9色のカラーバリエーションが用意されてる。SUVというジャンルでは珍しい?何故だがゴールデンが推されてる気がしますが、やはり赤色のグレードが一番しっくり来る印象。
少し前に、日産キューブなどで80周年仕様車が発売された。
この新型ジュークでも、その特別仕様車がしっかり用意されている。正直似合ってるかは微妙かも。ただブロンズ製のタイヤ・ホイールはカッチョイイ。
インテリアと組み合わせると90通りにまで増える?
しかもインテリアと組み合わせると、それが90通りにまで増えるそう。日産では「パーソナライズパッケージ」というサービスが用意されてた気がしますが、新型ジュークでは更に進化させて、自分好みの完全オリジナルを生産できる「パーソナライゼーション」というグレードも設定されてるそう。
エンジン部分や車体デザインで力を入れてない分、こういう部分での訴求力を高めていこうという「日産の戦略」が垣間見える。
アラウンドビューモニターはメーカーオプション
日産といえば、他にもエマージェンシーブレーキやアラウンドビューモニターといった魅力的な設定も多い。現在、日産ノートを購入するとエマージェンシーブレーキが無料だったりもする。ただ、新型ジュークではエマージェンシーブレーキが搭載できない模様。これは残念。せっかく素晴らしい商品があるんだから、ユーザーの安全面も考慮すると是非搭載して欲しかった。
でもアラウンドビューモニターも標準装備ではないものの、メーカーオプションで設定可能。
ジュークNISMOは新グレード追加へ
他にも、ジュークNISMOも新しく進化。「16GT FOUR」のグレードをベースとした、新グレード「NISMO RS」が登場するそう。ただし、それは秋以降のお話。エンジン出力や最大トルクだけではなく、、車体剛性なども大幅にアップさせてくるそうなので、走行性能重視のドライバーさんには今から待ち遠しい?
最近は低燃費競争からの脱却の兆しも見えてるので、値段次第では売れそうな気配。
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