「e燃費」という各車種の実燃費が分かる有名なサイト。ユーザーさんが勝手連的に報告してくれてるので、そこそこ信頼していい数値と考えることも可能。
そこで2013年度ナンバーワンに輝いた車種が公開された。妥当な順位と言えば、妥当な順位。ある意味、「カタログ燃費にウソがない車種」とも言い換えられるので、新車購入の参考にしてみるといいかも。
ハイブリッド車の実燃費1位は、アクア
「やはり」と言うべきか、ハイブリッド車の燃費ではトヨタ・アクアが一位。ホンダ・フィットハイブリッドも2位と貢献してるものの、ハイブリッド車でリッター1キロの差は大きい?他にも高級車レクサスやプリウスなど上位を占めるなど、トヨタ勢が強し。
リッター30キロを高らかに謳っていたホンダ・アコードハイブリッドは、6位。リッターにすると19.5キロ。排気量2000ccなどを考慮すると、全く悪いとは言えない数値だが、やはり物足りなさは若干残るか。
軽自動車の実燃費1位は、アルトエコ
軽自動車における燃費1位は、スズキのアルトエコ。リッター22.6キロ。ただし、カタログ燃費35キロの前のモデルだから、現在では更にその数値を伸ばしてる可能性が高い。そういえばスキャンダラスな写真が流出した、香里奈はアルトエコのCMを降板させられるんだろうか(´・ω・`)KAT-TUNを起用してる懐の深いスズキですが、はてさて。
二位は、ダイハツのミライース。ここでも一位(アルトエコ)との差は、リッター1キロ。「燃費をウリ」にしてる車種なので、この差は何気に大きいと言える。ただし、ミライースもリッター33キロに上がる前のモデル。もしかすると、最新モデルだとアルトエコと少しは差が縮まってる可能性も。
他を見ると、やはり全体的にスズキ勢が強い。10位中5車種がランクイン。ダイハツは3車種。実燃費の面でも、スズキの地位の高さが伺えた。何気にホンダ・N-ONEも貢献。
スペーシア、実燃費でタントに完勝
そこで同じく昨年に発売された、タントの実燃費も気になるところ。軽自動車のランキングでは、残念ながら記載されてなかった。発売されたのが遅かったので時期的な問題かと思いきや、ちゃんと新型車の部門にランクイン。
ただそれを見ると、タントの実燃費はリッター15.0キロ。
思った以上に、タントの燃費が見劣りする。やはりN-BOX並に重量があって、その割にエンジンが弱々しいのが影響してるんだと思う。
普通e燃費というサイトでは、発売されたばかりの新型車は「低燃費」になりがち。何故なら、報告数が少ないから。例えばスペーシアの場合、発売当初はリッター20キロ台前半だった。
タントの発売は一番遅いはずなので、それでも実燃費がリッター15キロしかないということは、相当燃費が悪いことが伺える。
ガソリン車燃費1位は、デミオスカイアクティブ
ガソリン普通車では、マツダのデミオスカイアクティブがリッター17.5キロで一位。3位はスズキ・スイフト。ただデュアルジェットエンジンを積む前のモデル。それでもホンダの新型フィットには、微勝利。
e燃費を利用するときの注意
そこで別に批判するつもりもないですが、e燃費というサイトを利用するときの注意。細かいモデルチェンジをしてるのに、古いバージョンの燃費が報告されることも多い。例えばガソリン車で2位にランクインしてる、トヨタのiQ。「誰買ってねん?」と言いたくなるほどの、マイナー車種も多い。他にもスバルのトレジアや、ハイブリッド車ではつい先程生産が中止されたホンダ・インサイトなどもランクインしてる。
前述のとおり、報告数が少なければ、実燃費が良くなりがち。それを前提でe燃費で報告が上がってる実燃費を、賢い消費者なら読み解きたいところ。
だからこそ、逆にしっかり売れてる(それだけ報告数も多い)アクアやデミオ・アルトエコなどの実燃費一位の『信頼性が高い』とも言える。
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