ビー・エム・ダブリューは2月26日、新型プレミアムコンパクト「2シリーズクーペ」を発売した。価格は444万円~598万円。BMWが2月26日から新型コンパクトカー「2シリーズ」を発売。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140227_637175.html
奇数シリーズが「セダン」、偶数シリーズを「クーペ・ガブリオレ」にするというネーミングの法則を打ち出してるので、今回の2シリーズは『1シリーズ』のクーペモデルという位置づけになるってこと。
先代モデル(1シリーズクーペの120i)よりも、ボディーサイズが拡大。全長+70mm、全幅+25mm、全高+35mmと全てにおいてサイズアップした模様。
またホイールベースも30mm延長され、左右のタイヤとタイヤの距離(トレッド)が、フロントは30mm、リアは20mm拡大。コーナリングや小回りの性能が格段にアップし、まさに『プレミアムクーペ』の名に恥じない改善。
2種類のターボエンジン
ラインナップには二種類のターボエンジンが用意されてるらしい。最高出力184ps/5,000rpm、最大トルク27.5kgm/1,250-4,500rpmを発生する直列4気筒DOHC 2.0リッターツインパワーターボ。グレードは「220iクーペ Sport」「220iクーペ M Sport」。
最高出力326ps/5,800rpm、最大トルク45.9kgm/1,300-4,500rpmを発生する直列6気筒DOHC 3.0リッターツインパワーターボ。グレードは「M235i クーペ」。MTも用意されてるので、MT厨も思わず歓喜?
最高出力はやや控えめですが、最大トルクは大きい。スバルのBRZ(トヨタ86)の最大トルクが約21kgm、スーパーGTという自動車レースで優勝したそのレーシング仕様の「BRZ GT300」が45kgmだったので、十分すぎる以上に十分すぎるパワフルエンジンって感じでしょうか。
何気に優れたシートアレンジ
オプションで用意される「スルーローディング・システム」を選択すると、標準で60:40分割可倒式(後席)のところ40:20:40の3分割で倒すことが可能になり、用途に合わせてアレンジする幅が広がる。動力性能・加速性能だけかと思いきや、実はシートアレンジに優れてる。標準装備ってことではないようですが、シートを4:2:4の三分割で倒すことが出来るそう。
日本車でも、あまり見かけないかも。実用性が高い軽自動車(タントやスペーシア)の超ハイト系ワゴンでもない感じ?
サイドターンランプ付きドアミラーもこういった高級車から派生して、今現在では軽自動車でも当たり前の装備になってる。もしかしたら、こういう装備も?
売れ筋は奇数シリーズのセダン
ただBMWで売れてる車種は、奇数のセダンタイプが多い。2013年輸入車全体でも2位を確保したのが「3シリーズ」で18,739台。すごく良いクルマだけど、やっぱり価格も考慮すると台数的にはほどほどになりそう。特にクリーンディーゼルが好調で、3シリーズで46%、5シリーズで42%、そして2013年10月にフルモデルチェンジしたX5に至っては90%の販売比率ちなみにBMWはクリーンディーゼルが好調なようで、日本で二番目に売れてるセダンタイプの3シリーズなどはほぼ半分だそう。クリーンディーゼルはとにかくパワーがあるので、カタログ燃費が良ければ売れるという時代ではないんだろうなーと。
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