2016年6月22日水曜日

おすすめ チャイルドシート 人気一覧まとめ!一番安全なのはどれか?【口コミ】

自動車事故対策機構(NASVA)による、自動車の安全性能をチェックするアセスメントは一般的にも有名だと思います。

ただチャイルドシート製品にも安全基準を定めた「チャイルドシートアセスメント」というものも既にやってるらしい。2001年度から実施されてて意外に歴史が長い。自分が独身だから知らなかっただけ?

そこで最近2015年度版のチャイルドシートアセスメントが発表されました。出荷台数の多かった売れ筋6モデルをチェックしたということなので、自分なりの考察を含めてまとめてみました。



チャイルドシートの装着は義務

ちなみに当たり前ですが、チャイルドシートの着用は法律で義務化されています。2000年ぐらいに法律が制定されたので、意外とずいぶん昔。そう考えるとほぼ同時期にチャイルドシートアセスメントが始まった理由も分かります。さすにが今更不要と主張する人も少ないと思いますが、小さいお子さんの命を守るために必要性は高いです。

じゃあ、いつまで・いくつまで・何歳までチャイルドシートを着用しなければいけないかというと年齢が6歳未満の幼児まで。つまり、おおよそ「小学校に上がるまで」ということ。

何歳から・いつから装着しなければいけないのかですが、こちらは当然産まれた瞬間から。要は「首がすわっていない0歳児」からということになります。以上、簡単なチャイルドシートのおさらいでした。


幼児専用チャイルドシート

まずは幼児専用のチャイルドシートを見ていきます。幼児専用とはいえ、年齢は1歳ぐらいから使えるらしい。

左から「レカロスタートJ1(レカロチャイルドセーフティ)」「ハイバックブースターECⅡAir(日本育児)」「エアグルーヴ(アップリカ・チルドレンズプロダクツ)」。価格は左から2.5万円、1.7万円、2万円前後。

こちらが前面衝突試験の結果。「頭部に受ける力」と「胸部に受ける力」はどれも◎。ただ唯一違うのが「破損の状況」と「頭部の移動量」。

「ハイバックブースターECⅡAir」は他よりランクは下がって、頭部の移動量に関しては「×」。頭部が動いてってことなので「首や頚椎」へのダメージを指してるのかと思いきや、そうではなくて衝突時に頭部の移動量が多いと前席に衝突する危険性を示しています。

だからNASVAではそこを重く見たのか総合評価では「推奨せず」。

続いて今回のアセスメントから加わった「使用性評価」の結果がコチラ。要するに「使い勝手は良いのか」という項目。チャイルドシートの取り付け方が難しくてググってる親御さんも多いのでありがたいと感じてる人が多そう。

ここは「エアグルーヴ」が少し抜きん出て良い結果。他のチャイルドシートと比較して、取り扱い説明書が詳細に書かれてるということらしい。他にも本体表示の項目で評価されていて、分かりやすさに務めた商品らしい。


乳児幼児兼用チャイルドシート

続いて、0歳時の乳児から幼児まで幅広い年齢に対応したチャイルドシート。

左から「ネディアップ(リーマン)」「クルリラ(アップリカ チルドレンズプロダクツ)」「クルット3i(カーメイト)」。ネディアップの価格は2万円ちょい、クルリラの価格は6万円。クルット3iの価格は6万円半ば。

真ん中の「クルリラ」は同一商品でややこしいですが、ベルト固定でもISO-FIX固定でも両方オッケーというタイプ。だから価格はやや高め。

ちなみにISO-FIXの読み方は「アイソフィックス」や「イソフィックス」。座席にチャイルドシートを固定する方式の国際標準規格。ざっくり言えば、この方式で固定する方が確実で安全ということ。ただ古い自動車だと対応してないことがあります。

まずは前面衝突試験の結果。乳児向けの評価を見てみると、「ネディアップ」が抜きん出て高評価。総合評価でも唯一の「優」。特に「胸部に受ける力」が他よりも優れています。要するに心臓などを守ってくれる。

幼児向けの評価を見てみると、「ネディアップ」は高評価。「頭部に受ける力」こそ◯止まりですが、他は◎。「クルリラ」も「クルットi3」も各々不得意な部分はあれど、総合評価では「良」と評判はGood。

ただ「クルリラ」のベルトで固定タイプした場合、総合評価が「普通」に下がります。この理由は破損の状況が◯止まりだったこと。ISO-FIX形式でないと軽微な亀裂ができるらしい。もちろん拘束力そのものは落ちません。また頭部に関する評価もそこそこの◯止まりだったことも大きいです。

最後は使用性評価。こちらは「クルットi3」が抜きん出て高評価。どの項目も良いんですが、「車への装着性」や「着座のさせやすさ」が注目。この項目は専門家がダミー人形を使って1分未満で適切に着座させられるか、子供が簡単にバックルやロックを解除できないか、といった項目らしい。

他のカー用品や安全装置と違って、チャイルドシートは親が自分で取り付けなきゃいけない。この点を考えると使用性評価の高さは意外と重要なポイントかも知れません。いくら前面衝突試験の結果が良かったとしても、しっかり取り付けてなかったら意味がないですから。


総合評価

以上、チャイルドシートの安全基準アセスメントを見てきたワケですが、意外と乳幼児兼用チャイルドシートの方が安全性は高め。

最初は0歳児のときはクルマに乗るのを我慢して、お安い幼児専用タイプのチャイルドシートを購入した方が経済的…と書こうとしたんですが、兼用チャイルドシートは乳児を対象にしてるだけあってか説明も丁寧らしい。

親御さんが自分たちだけで装着することを考えたら、そこの説明が不親切なのは致命的かも。特にISO-FIX対応の方が設置させやすいそう。もししっかり取り付けされなかったら、チャイルドシートの意味がまさにない。


だから「クルリラ」や、


「クルット3i」を個人的にはおすすめしてみます。また「ネディアップ 」も価格は安い上に、これらに負けないほど安全性は高め。むしろコスパ的には非常に高いので一番おすすめなのかも。

ただ兼用とはいえ「4歳まで」など条件もあるので、そこはしっかり確認しておきたいところです。既にお使いのチャイルドシートの安全性に個別に知りたい方はNASVAの公式ページをチェックしてみてください。ものすごく細かく載っています。

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