多人数乗車や荷物の積載など、明確な目的があるユーザーしか購入しなくなったからだ。元気を失いつつあるミニバンだが、久々に大ヒットしそうな新型車が登場した。オートックワンで渡辺陽一郎プロがインプレッション。トヨタのノア(NOAH)とヴォクシー(VOXY)がハイブリッド化されたってことで、比較記事をアップ。それを読むと、案外良い勝負をしてるよう。居住性や室内の質感に大差はなさそう。
http://autoc-one.jp/toyota/voxy/whichone-1647518/
ただもちろん違いもあった。
燃費なら、ノア・ヴォクシー
やっぱり燃費なら、ノアとヴォクシー。カタログ燃費はセレナSハイブリッドが16km/Lに対して、ノア・ヴォクシーのハイブリッドは23.8km/L。もちろん分かりきった事実だが、車重が実はセレナの方が80kgも重いそう。小太りのオッサン一人分である。本格的な電気駆動モーターを積んでるからノアヴォクの方が重ってたので、ちょっと驚き。セレナの方がトルクはあるようだが、その重量差を埋めるほどではない。また実用回転域ではノアヴォクの方が低く、燃費性能だけではなく走行性能でもセレナの方が見劣りすることには違いない。
ちなみに渡辺プロは価格が30万円ほど高価格のためガソリン車をオススメしてるが、アベノミクスによる円安傾向でガソリン代はこれからも高くなる上、リセールバリューを考えるとハイブリッドがやはり無難だと思う。
使い勝手の良さなら、セレナ?
セレナが80kg分も重いのには理由があって、シートアレンジが多彩だからそう。家族や友達などとたくさん利用することを考えると、使い勝手の良さであればセレナか。安全性能なら、セレナ
設計が新しい分だけ新型 ヴォクシー &新型 ノア が優勢だが、最も大きな欠点として衝突回避の支援機能が非設定になっている。ノア(NOAH)とヴォクシー(VOXY)には自動ブレーキなどのオプションは非設定だそう。ノアヴォクに限らず、案外トヨタ車はこういう機能が付いてないことが多い気がする。
セレナはエマージェンシーブレーキが搭載。カメラ方式だから遠距離には向いてないものの、前後左右の飛び出しなどには対応。車線逸脱警報の機能も装着されていて、帰省などで高速道路を利用するドライバーさんには重要。
セレナはミニバン首位を守れるか?
セレナの先月の販売台数は、9,910台とミニバンでは一位。ノアは2,281台でヴォクシーは3,685台。トヨタの中で一番売れてるミニバンはヴェルファイアのようですが、この差を考えるとセレナの首位はそこまで脅かされないのかなーと。ま、今月分を見てみないことにはまだ分からない部分もありますが。【スポンサーリンク】