ホンダは10日、変速機の制御プログラムに不具合があるとして、販売が好調に推移している「フィット」「ヴェゼル」の最新ハイブリッド車(HV)計8万1353台のリコールを国土交通省に届け出た。あまり普段各メーカーのリコール情報はいちいち取り上げないんですが、さすがに今回のホンダ(HONDA)のリコールがヒドいので記事化。さすがに『出荷停止』の措置まで行われると、簡単にスルー出来ない。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD100SC_Q4A210C1TJ0000/?dg=1
新型フィットが7万台。新型ヴェゼルが1万台。合計8万台。だから発売されて以来のが、ほとんど全部。フィットに至っては、これで3回目のリコール。まだ一年経ってないですよーって話。
自動変速機に欠陥
詳しくは不明ですが、ハイブリッドエンジンのギア(DCT型自動変速機)に問題があるよう。加速したり減速したりした時に、自分が思ったより加速しなかったり減速しなかったりする。要するに、ドライバーに「変じゃね?」みたいな感覚を与える。でも深刻な場合、坂道で加速せずズリズリずり下がったりすることも。
消費増税に納車が間に合う?
やっぱり気になるのは『出荷停止』という措置。しかも数日という短期間ではなく、今月21日までだから『10日間以上』のそこそこ長期間。消費増税が4月に差し迫ってる中、この『10日間』は相当デカい。ハッキリ断言するなら、多分間に合わないユーザーさんが続出するに違いない。
先月のフィットの販売台数は、26000台。単純に、この3分の1の納車がされない。数にすると、おおまかに7000~8000台。
それだけの方が消費増税に本来間に合ってたはずなのに、間に合わなくなる可能性が高くなる。ホンダ(HONDA)は数万円の金銭的補償をしてもいいぐらい。ユーザーに何の落ち度もない訳ですから。
ヴェゼルはせっかく人気が出てきたジャンルだったので、すごく水を差すようなニュースでした。
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