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ウェイクの特徴はやはり全高1835mmという高さ。ホンダ・N-BOXですら1780mm。これは芸能人で例えると平井堅や東幹久、伊集院光レベル。ただ恰幅の良い伊集院光の安定感とは異なり、軽自動車としてのバランスを考えると「転倒する不安」はぬぐえません。
結局ダイハツ・ウェイクは転倒しやすいのか？横転しにくいのか？
【ウェイク】エブリイなど商用バンと比較してみると？
結論から書くと、ダイハツ・ウェイクは転倒しやすいことはない。常識的に考えてそんな軽自動車をメーカーさんが発売するわけもない。実はウェイクよりエブリイやアトレーといった軽商用車の方が全高が高い。
エブリイワゴン（ハイルーフ仕様）だと最大で全高1910mm。ウェイクより75mmほど背が高い。もしウェイクが転倒しやすいとしたら、とっくに街中のアチコチで通販の商品を配達してくれてる商用車ドライバーさんがコテンコテンと倒れてないとおかしい（笑）
しかもウェイクはエブリイワゴンやアトレーよりも車重が重い。ウェイクが1トンを超えてるのに対して、商用バンはギリギリ1トンを超えない。物理的に重い物体の方が転倒しづらい。
またウェイクのドアの薄さが少し話題になりましたが、屋根のパネルを薄くしたり樹脂パーツを多く採用するなどして、実は現行タントと重心は10mmほどしか変わらない。
ウェイクの全高1835mmに対してタントの全高は1750mm。全体では85mmの差があるにも関わらず、安定感で言えばタントと同じと言っても良いぐらい。
要するにウェイクの車体上部が軽い。
例えば、2個の段ボール箱を想像したら分かりやすいですが、重い荷物を下にして運ぶ場合は、持ってる側からすると「重く」感じるわけですが、それだけ重心が安定してる。逆に、重い荷物を上にして運んだ方が「軽く」感じるものの、逆に重心はそれだけ不安定になる。
しかもウェイクは横滑り防止装置（ESC）は全車標準装備。軽自動車の場合は2018年2月以降にESCが義務化されるので、まだ横滑り防止装置が装着されてない車種も多い。だからアトレーワゴンなどよりは、むしろウェイクが転倒する危険性は低そうと言えます。
ダイハツ・ウェイクは横風には弱い？
要するに、ウェイクを普通に運転してる限りは「まず簡単に転倒することはない」と言えます。ただ気になるのは横風の存在。ここまで車体が大きいとタントやN-BOX、スペーシア、ルークスを含めて「面が走ってる」のと変わらない。でもウェイクの試乗動画を見る限りは、そこまで横風は気にならない雰囲気（時間は4分辺り）。ステアリングフィール（ハンドル操作）が軽快で風に取られることは少ないそう。「転倒」という不安は運転してる限りはほとんどなさそう。
むしろ足回りが引き締まってて、ハイトール軽とは思えないぐらい楽しいドライビングを提供してくれる。さすがにターボエンジン車じゃないと辛いっぽいですが。ウェイクの前評判・下馬評の悪さも手伝ってか、他にも試乗動画がたくさんありますが走行性能という点では比較的上々な試乗レポートが多かった印象。
でもあくまで「最近の軽自動車」として考えた場合。動画の中の人の言葉遣いは悪いですが、同乗者さんが「横風が怖い」と連呼されてます。動画主さんのブログによると、日産セレナといったミニバン車よりも不安定感はあるそう。
○ウェイクは転倒こそしないが高速走行には弱い
この同乗者さんは全高が低いセダン車が愛車だったことも影響してそうですが、「ウェイクは完全に横風の影響がない」とまで言い切ってしまうと、さすがにそれはウソになるのかなと。
日本は台風が到来することが多い国でもありますので、転倒の不安はやはりゼロではない。特に風が強く吹きやすい橋の上といった場所での運転やや急ハンドルには注意が必要になりそう。
ウェイクの発売から大分経つので今更転倒する心配をしてる人も少ないと思いますが、何となく記事化してみました。確かにウェイクの登場に「うわっ！」と驚きましたが、比較的好調な販売っぷりを見る限り、これからN-BOXやスペーシアも今後は更に巨大化していく方向性に進んでいきそう。
でも個人的にはウェイクはスズキ・ソリオやトヨタ・シエンタといった普通車プチバンのジャンルで発売した方が面白かったと思う。タントやN-BOX、スペーシア、ルークスのように競合する強力ライバルが少なく、全幅の制限やエンジンの馬力も幅が広がるので、ウェイクは更に楽しいクルマになった気はする。
ちなみに【比較】エブリイワゴン vs ウェイクや【ダイハツ】ウェイクの驚異の実燃費まとめなどもご覧ください。
他にも自動車総合ブログ「カーギーク」では【おすすめ】ダイハツ軽自動車人気ランキングまとめや 【おすすめ】スズキ軽自動車人気ランキングまとめなども執筆済み。
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