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ホンダが2013年11月に発売した新型オデッセイのハイブリッド車を開発中だ。ハイブリッドモデルの発売時期はガソリンモデルの1年後の2014年11月と当初言われていたが、約2年後の2015年9月に伸びている様子だ。先月一部改良してホンダセンシングという自動ブレーキを搭載した、ホンダの高級ミニバン車・オデッセイが今年の秋ごろにもハイブリッド化するらしい。
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アコードハイブリッドと同じハイブリッドシステム
ホンダ・オデッセイに搭載されるハイブリッドシステムは、ホンダの高級セダン車・アコードハイブリッドと同じだそう。エンジンはLFA型。排気量2000ccの直列4気筒DOHC「i-VTECエンジン」。そこに2個の発電用モーターとクラッチを一体パッケージ。燃費の良さだけではなく、加速感を現すトルクは3リッターのガソリンエンジンに匹敵。「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」とホンダでは呼んでるそうですが、アコードハイブリッドとプラットフォームで共通部分が多いオデッセイでは、おそらくこのハイブリッドシステムが搭載されるだろうとのこと。
オデッセイハイブリッドは燃費20キロちょい?
気になる燃費ですが、前述の記事では「オデッセハイブリッドはJC08モード燃費は25.0~28km/Lとなる予定」とあった。ただソース元が明らかにされてないのでつっこみづらいんですが、個人的にはかなり厳しいと思う。何故なら、既に現行オデッセイはアコードハイブリッドよりも車重がかなり重い。現行オデッセイの車重が最低でも1700kgに対して、アコードハイブリッドの車重が1600kgちょい。オデッセイがハイブリッド化されたら、更に車重差が200kg以上に広がるはず。ましてやミニバン車の空気抵抗は相当。
例えば、トヨタのハイブリッドミニバンであるノアの燃費はリッター23.8キロ。5ナンバーのミニバン車だから、車重が1600kg前後程度で収まってる。現行オデッセイのガソリン車より下手したら軽い。ましてやエンジンの排気量が1800cc。
また現在オデッセイと一番近いライバル車種が、最近フルモデルチェンジしたトヨタ・ヴェルファイア(アルファード)。同じ3ナンバーの車格で、車重も1900~2200kg程度と相当重め。この燃費が一番参考になるはず。
そこで見てみると、アルヴェルハイブリッドの燃費がリッター18.4キロ。おそらくオデッセイハイブリッドの燃費は、この燃費値から少し上積みする範囲で収まるんじゃないのかなーと。
またアルヴェルのガソリン車の燃費がリッター12.4キロに対して、現行オデッセイのガソリン車の燃費がリッター14キロとほぼ変わらない。それも考慮するとハイブリッド化したからといって、このクラスの自動車の燃費がいきなり倍化することはありえない。
だからオデッセイハイブリッドの燃費はリッター19~23キロの間になると思う。排気量1500ccの新型ジェイドハイブリッドの燃費ですら24.2km/Lだから、それを超えることはまずない。トヨタ・ノアやヴォクシーの燃費にすら遠く及ばない可能性は高い。
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