2016年1月24日日曜日

マイルドハイブリッドとストロングHVの違いとは?

ハイブリッドエンジンとは、ガソリンエンジン以外に電気モーターを組み合わせて走行するシステムのこと。
ちなみにハイブリッド(Hybrid)を直訳すると「雑種」や「混合」といった意味。




マイルドハイブリッド システムとは?

マイルドハイブリッドシステムとは、その電気モーターのパワーを使って、ガソリンエンジンによる走行を一時的にサポートすることを目的としたシステム。「簡易型ハイブリッドシステム」ともいわれる。

ただ電気モーターの出力は数馬力程度と極めて弱くバッテリー容量も小さいため、マイルドハイブリッド車はモーター単体で走行することができない。また自力で電気を発電できないなど、基本的にはガソリンエンジン車の延長といえる。

そのためマイルドハイブリッドは実燃費面での貢献は限られるものの、システム自体は簡素でありモーターも安価なもので済むので、コスト面では有利に働く。スズキ車が代表されるように、近年では軽自動車にも搭載されるハイブリッドシステムである。

ストロングハイブリッド システムとは?

一方、ストロングハイブリッドシステムは、電気モーターの出力が強く、またバッテリー容量も多いため、ガソリンエンジンを使わずにモーター単体で走行することが可能。走行条件が限られることも多いが、ガソリンを全く消費しないのがメリット。

他にもストロングハイブリッドは電気モーターが自力で発電でき、バッテリーに回生エネルギーを溜めやすいなど、実燃費面での貢献度は高い。しかしながらコスト面では不利に働き、マイルドハイブリッド車よりも車体価格は俄然高くなる。

またストロングハイブリッドも性能面では「プラグインハイブリッド車(PHV)」には劣り、アメリカ国内でストロングハイブリッド車はエコカーの定義から外されるなど、将来的にPHVに取って代わられる可能性が高い。

つまり、マイルドハイブリッドとストロングハイブリッドの大きな違いは、「電気モーターで自力走行できるか否か」と結論付けることができます。

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