調査期間は今年2015年4月から6月までのものですが、日本の販売台数は7750台。世界では5位と意外に低かった。なんと日本はノルウェーにも負けてます。
日本での売れ筋は日産リーフ
日本での売れ筋モデルは日産・リーフ。2015年4月の販売台数を見てみると282台。おそらくライバルである三菱・アウトランダーPHEVは188台。この数字だけを見ると日本では本当に毎月2000台以上売れてるのかはやや疑問が残りますが、日産リーフの価格は補助金などもあって価格は200万円台半ば。トヨタ・プリウスとあまり変わらないので、リーフが人気な理由も頷けます。ただ電気自動車とはいえ、ここまで価格が安かったらもっと売れて欲しいのが日産の本音なんでしょうが。
ちなみに日本より電気自動車の販売台数が多いイギリスでは、三菱アウトランダーPHEVが一番人気。イギリスでも小型車が多く走ってるイメージですが、意外にも大型のSUVタイプのPHEVが人気だったのは意外。もしかすると意識高い系のお金持ちが多く購入してるのか。だから三菱自動車が自信を持って日本でアウトランダーアピールしてるのも頷けます。
アメリカではテスラが人気
そして電気自動車を一番販売してるのは、やはりアメリカ。世界で二番目に大きい新車市場だから当然っちゃ当然ですが、3ヶ月間でおよそ1.5万台が売れてる。日産リーフも人気なんですが、「テスラモデルS」が人気。セダンタイプのスポーツカーで、価格は1000万円を軽く超えてます。いかにもアメリカらしい。今では世界一の新車販売を誇る中国が、EV・PHEVの販売でも上位に食い込みます。アメリカには負けてしまいますが、3ヶ月間で12555台を販売して世界第二位。そして意外にも日本車でもなくドイツ車でもなく、自国のBYDというメーカーの「Qin」というPHEVが一番人気。背景にあるのが深刻な大気汚染ということで、中国政府もきっとゴリ押ししてるんだと思われます。きっとアメリカ市場をすぐさま追い越すでしょう。
ヨーロッパでは圧倒的なゴルフ人気
最後はヨーロッパ。冒頭でも触れましたが、何故かノルウェーで売れまくり。日本との人口差を考えると、3ヶ月間で8112台という数字は圧倒的な販売台数。日本の販売台数は辛くもオランダやドイツに勝利しているものの、そういったヨーロッパではVW・ゴルフが圧倒的に人気。最近日本でもゴルフGTE(PHEV)を発売しましたが、EV走行だけで50km以上走行可能。しかもスポーツ性能にも優れていて、なんtの0-100km/h加速が7.6秒!
価格は約500万円と三菱アウトランダーPHEVよりかなり高価なものの、フォルクスワーゲンの公式サイトでは「PHEVの新しい価値を提供」と自画自賛。確かにプラグインハイブリッド車の可能性が垣間見れた気がします。
だからアウトランダーPHEV然り、アメリカでのテスラ人気然り、日本でも「燃費だけじゃない」のが支持されて、次第に電気自動車やPHEVが普及していくんだと考えられます。エコよりもスポーティーさをウリにした方がプラグインハイブリッド車も売れそう。
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